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WEB問題集

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第134回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part23”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

高齢者の医薬品使用に関する記述について、正しいものを選びなさい。

  1. 高齢者は人生経験も長く、自分の身体と医薬品の関係もよく理解できているので情報提供に特段の配慮は必要ない。
  2. 高齢者は喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている場合があり、内服薬を使用する際にのどに詰まらせやすいので注意が必要である。
  3. 高齢者は基礎疾患を抱えていることが多く、病院に受診している場合には一般用医薬品を使用してはならない。
  4. 高齢者の生理機能の衰えには個人差が大きいため、一般用医薬品の定められた用量はリスクを増やすことになりかねない。
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答え
2
<解説> 1.高齢者は人生経験も長く、自分の身体と医薬品の関係もよく理解できているとは限らない。高齢者に限らず情報提供に特段からの配慮は必要である。
3.病院に受診している場合には一般用医薬品を使用してはならないわけではないが処方を出している医師や処方箋を応需している薬剤師を相談してから使用すべきである。
4.一般用医薬品の用法用量は使用する人の生理機能を含めて、ある程度の個人差は折り込んで設定されているため、一般用医薬品では高齢者であっても基本的には定められた用量の範囲内で使用されることが望ましい。

妊婦、妊娠していると思われる女性および授乳婦の医薬品使用に関する記述について、誤っているものを選びなさい。

  1. 一般用医薬品では使用上の注意で妊婦の使用については「相談すること」とされている場合が多い。
  2. 胎盤には胎児の血液と母胎の血液とが混ざらない仕組みがあるので、一般薬品の使用は問題ない。
  3. ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性がある。
  4. 医薬品の種類によっては身体に吸収された医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られており、乳幼児に好ましくない影響が及ばないよう配慮が必要である。
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答え
2
<解説> 母体が医薬品を使用した場合、胎盤関門によってどの程度医薬品の成分の胎児への以降が防御されるかは未解明のことが少なくない。一般医薬品による対処が適切かどうか慎重に考慮されるべきである。

医薬品の品質に関する記述について正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品に配合されている成分(有効成分および添加物成分)には、温度による品質の劣化はあるが、光による品質の劣化は起こらない。
  • (b)医薬品は適切な保管・陳列がなされていれば、品質の劣化はありえない。
  • (c)医薬品は高い水準で均一な品質が保証されているが、保管する温度にも留意する必要がある。
  • (d)医薬品に表示されている「使用期限」は未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限である。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (c,d)
  4. (a,c)
  5. (b,d)
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答え
3
<解説> (a) 医薬品は温度による品質の劣化も光による品質の劣化も避けられない。
(b) 医薬品は適切な保管・陳列がなされていれば、品質の劣化も避けられない。

一般用医薬品の販売等に従事する登録販売者が購入者から確認しておきたい基本的なポイントの正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品を使用するのは購入者なのか、又はその家族等なのか。
  • (b)医薬品を使用する人が、過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか。
  • (c)医薬品を使用する人が、未婚者であるか既婚者であるか。
  • (d)医薬品を使用する人が医療機関で薬をもらっているかどうか。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
4
<解説> 医薬品を使用する人が小児や高齢者、妊婦等が想定されるかが確認ポイントである。

一般用医薬品承認審査合理化等検討会中間報告書「セルフメディケーションにおける一般用医薬品のあり方について」の中で一般用医薬品の役割として誤っているものはどれか。

  1. 健康の維持・増進
  2. 生活習慣病の予防・診断・治療
  3. 生活の質の改善・向上
  4. 健康状態の自己検査
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答え
2
<解説> 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防は一般用医薬品での対処可能な範囲である。

プラセボ効果に関する記述について、正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)主観的な変化だけであり、客観的に測定可能な変化としては現れることはない。
  • (b)プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には不都合なものはない。
  • (c)医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待であり、条件付けによる生体反応等が関与して生じると考えられている。
  • (d)プラセボ効果は不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。

  1. (a,c)
  2. (a,d)
  3. (c,d)
  4. (b,c)
  5. (b,d)
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答え
3
<解説> (a) 客観的に測定可能な変化としては現れることもある。
(b) プラセボ効果には客観的に測定可能な変化として現れることもある。

サリドマイドに関する記述の正誤について正しいものはどれか。

  • (a)サリドマイド製剤の副作用は製造時の光学異性体を分けることで避けることができた。
  • (b)サリドマイド訴訟は、妊娠している女性が整腸剤としてサリドマイド製剤を服用したことにより、副作用が生じた。
  • (c)サリドマイドは副作用として血管新生を妨げる作用があった。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)正
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答え
2
<解説> 光学異性体のうちS体のみが血管新生を妨げるが、R体とS対は体内で相互に転換されるため、R体のサリドマイドを分離して製剤化しても催奇形性は避けられない。 又、サリドマイドは催眠鎮静剤として販売されていた。

スモンに関する記述について、正しいものはどれか。

  1. キノホルム製剤は催眠鎮静剤として販売されていた。
  2. 亜急性脊髄脳神経症の頭文字をとってスモンと呼ばれる。
  3. 米国では販売時よりアメーバ赤痢に使用が制限されていた。
  4. 初期症状は腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難が現れる。麻痺は上半身にも広がる場合があり、ときに視覚障害から失明に至ることもある。
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答え
4
<解説> キノホルム製剤は整腸剤として販売されていた。亜急性脊髄視神経症の頭文字をとってスモンと呼ばれる。米国では1960年にアメーバ赤痢に使用が制限された。

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)に関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)CJDは蛋白質の一種であるプリオンが原因とされている。
  • (b)CJDは認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
  • (c)脳外科手術等でプリオンに汚染されていたヒト乾燥硬膜を移植された患者にCJDが発生した。

  1. (a)正, (b)誤, (c)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
3
<解説> プリオンは細菌でもウイルスでもない蛋白質の一種である。プリオン不活化のための十分な科学的処理が行われないまま、製品として流通し、CJDが発生した。

C型肝炎訴訟に関する記述について(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。

C型肝炎訴訟とは出産や大量出血などの際に特定の( a )や、( b )の投与を受けたことにより( c )に感染したことに対する損害賠償訴訟である。

  1. (a)フィブリン製剤, (b)血液凝固第Ⅸ因子製剤, (c)C型血液凝固第Ⅸ因子製剤
  2. (a)フィブリン製剤, (b)血漿, (c)血液凝固因子
  3. (a)血液凝固因子, (b)血漿, (c)C型肝炎ウイルス
  4. (a)人免疫不全ウイルス, (b)血液凝固第Ⅸ因子製剤, (c)ウイルス性肝炎
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答え
1
<解説> 国では法律に基づき給付金の仕組みに沿って和解を進めている。

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