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WEB問題集

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第133回:
“主な医薬品とその作用 Part46”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

止瀉成分に関する記述について正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)次硝酸ビスマスは収斂作用のほか、腸内で発生した有害物質を分解する作用を持つ。
  • (b)炭酸カルシウムは腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として配合されていることがある。
  • (c)ロペラミド塩酸塩は食あたりや水あたりによる下痢や、食べ過ぎ・飲み過ぎによる下痢に用いられる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)誤
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答え
5
<解説> (c) ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は食べ過ぎ・飲み過ぎによる下痢、寝冷えによる下痢に用いられるが、食あたりや水あたりによる下痢には適用対象ではない。
食あたりや水あたりなど細菌性の下痢にはベルベリン、アクリノール、木クレオソート等が用いられる。

瀉下成分とその目的とする作用の記述との関係について誤っているものはどれか。

  1. センナは小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
  2. ビサコジルは大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促す。
  3. 酸化マグネシウムは腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、又大腸を刺激して排便を促す。
  4. ダイオウは大腸を刺激して瀉下作用をもたらす。
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答え
1
<解説> ダイオウはセンナと同様、センノシドを含み、大腸刺激性瀉下成分として用いられている。

胃腸に作用する薬に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. パパベリン塩酸塩は消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示す。
  2. オキセサゼインは消化管の粘膜保護作用を示す。
  3. メチルベナクチジウム臭化物は副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げる。
  4. マグネシウムを含む成分は腎臓病の診断を受けた人では、高マグネシウム血症により、脱力感、低血圧、呼吸障害等を引き起こす可能性がある。
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答え
2
<解説> オキセサゼインは局所麻痺作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあり、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

浣腸薬の用法に関連した注意事項の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)注入するときはゆっくりと押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取る。
  • (b)薬液を注入した後、すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。
  • (c)半量等を使用する場合は、残量を再利用しないようにする。
  • (d)グリセリンが配合された浣腸薬では排便時に血圧上昇して、立ちくらみ等の症状が現れることがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> グリセリンが配合された浣腸薬では排便時に血圧低下を起こすことがある。

駆虫薬に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)カイニン酸は回虫の自発運動を抑える作用を示す。
  • (b)サントニンは回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、中体を排便とともに排出させることを目的としている。
  • (c)パモ酸ピルビニウムは蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す。
  • (d)ピペラジンリン酸塩はアセチルコリン伝達を妨げて回虫および蟯虫の運動筋を麻痺させる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> サントニンは回虫の自発運動を抑え、カイニン酸は回虫に痙攣を起こさせる作用を示す。

強心薬に配合される生薬成分とその由来に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. リュウノウはウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。
  2. ロクジョウはシカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進の作用があるとされる。
  3. センソはヒキガエル科のシナヒキガエル又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもので、微量の強い強心作用を示す。
  4. シンジュはウグイスガイ科のアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので鎮静作用等を期待して用いられる。
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答え
1
<解説> リュウノウはフタバガキ科のリュウノウジュの樹幹の空隙に析出する精油の結晶を用いた生薬で中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
ウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬は牛黄である。

次の医薬品成分のうち、高コレステロール改善成分として用いられないものはどれか。

  1. パンテチン
  2. ポリエンホスファチジルコリン
  3. リノール酸
  4. ソイステロール
  5. グリチルリチン酸
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答え
5
<解説> グリチルリチン酸は抗炎症作用を示すが、高コレステロール改善成分には用いない。

貧血用薬に配合される成分に関する次の記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)マンガンは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で硫酸マンガンが配合されている場合がある。
  • (b)コバルトは糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で硫酸コバルトが配合されている場合がある。
  • (c)銅は、ヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。
  • (d)ビタミンEは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として配合されている場合がある。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
3
<解説> (a) 赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であるのはコバルトで、骨髄での造血機能を高める目的で硫酸コバルトが配合されている場合がある。
(b) 糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質はマンガンあり、エネルギー合成を促進する目的で硫酸マンガンが配合されている場合がある。
(d) 消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として配合されている場合があるのはビタミンCである。

ユビデカレノンに関する記述について誤っているものを選びなさい。

  1. 肝臓や心臓などの臓器に多く存在しエネルギー産生の際に酵素の働きを助ける。
  2. 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液循環の改善効果を示す。
  3. 軽度な心疾患により起こる動悸、息切れ、むくみの症状に効く。
  4. 医薬品なので、食品(いわゆる健康食品)としては購入不可能である。
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答え
4
<解説> ユビデカレノンは健康食品として購入可能であり、医薬品と合わせて摂取した場合、過量投与になる。

外用痔疾用薬に配合される成分とその目的とする作用について、誤っているものの組み合わせはどれか。

  • (a)クロタミトン ― 収斂保護止血成分
  • (b)リゾチーム塩化物 ― 消炎酵素成分
  • (c)テトラヒドロゾリン塩酸塩 ― 殺菌消毒成分
  • (d)アルクロキサ ― 組織修復成分

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
3
<解説> クロタミトンは局所刺激成分、テトラヒドロゾリン塩酸塩は止血成分である。

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