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WEB問題集

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第48回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part10”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品の本質に関する記述のうち誤っているものはどれか。

  1. 医薬品は人体にとって有益な効果のみをもたらすとは限らない。
  2. 医薬品は、有益な効果をもたらすのみならず、好ましくない反応を生じる場合もある。
  3. 人体に直接使用しない殺虫剤などは医薬品ではなく、単なる薬物である。
  4. 医薬品は効能効果、用法用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達され、購入者が適切に使用することにより、その役割を十分に発揮できる。
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答え
3
<解説> 殺虫剤の中にも医薬品と医薬部外品がある。

一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a) 一般用医薬品の販売に従事する専門家は、安全性、有効性等の新しい情報の把握に努めなければならない。
  • (b) 一般用医薬品の製品に添付されている文書や製品表示には、専門家が一般の生活者に関与できる様に、専門用語を用いて詳細に記載されている。
  • (c) 医薬品販売の専門家は購入者が知りたい情報を十分に得ることができるように相談に対応することが不可欠である。
  • (d) 一般用医薬品に配合される成分の人体に及ぼす作用はすべて解明済みである。
  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> 一般用医薬品の添付文書には専門用語をわかりやすい表現で伝えるなど、一般の生活者にも理解しやすい表現がなされている。

WHO(世界保健機関)による医薬品の副作用の定義に関する記述である。(  )に当てはまる字句の正しい組み合わせはどれか。

疾病の( a )のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常に用いられる量で発現する医薬品の( b )反応。

  1. (a)予防、診断、治療, (b)有害かつ意図しない
  2. (a)診断、治療、予後, (b)有害かつ意図しない
  3. (a)予防、診察、治療, (b)有害かつ無益な
  4. (a)診断、治療、予後, (b)有害かつ無益な
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答え
1
<解説> 我が国では「許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合において、その許可医薬品により、人に発現する有害な反応」を医薬品の副作用として定義している。

医薬品によるアレルギーに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 病気等に対する抵抗力が低下している状態などでは、医薬品がアレルゲンになりやすい。
  2. 基本的に薬理作用がない添加物ではアレルギーは引き起こさない。
  3. アレルギーの症状には、結膜炎症状、鼻炎症状、皮膚症状や血管性浮腫のようなやや広い範囲にわたる腫れ等が生じることが多い。
  4. アレルギーは過剰に組織に刺激を与えることが多く、引き起こされた炎症が過度に苦痛を与えることになる。
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答え
2
<解説> アレルゲンとなりえる添加物としては、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩等が知られている。

医薬品の添加物に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a) カプセルなどの原料となるゼラチンは、アレルギーを引き起こす原因物質となりえない。
  • (b) 有効成分を医薬品として製剤化する際、その安定性、安全性又は均質性を保持する等のために配合されているものを添加物という。
  • (c) タートラジンは黄色3号と呼ばれる着色剤である。
  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤
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答え
2
<解説> カプセルなどの原料となるゼラチンは動物から取った蛋白質であり、アレルギー反応を起こすことが知られている。タートラジンは黄色4号である。

次の一般用医薬品に関する記述で、(  )に当てはまる正しい字句の組み合わせはどれか。

一般用医薬品は、( a )な疾病に伴う症状の改善等を図るためのものであり、一般の生活者が自らの判断で使用するものであることに鑑みて、通常はその使用を( b )することによる( c )よりも、重大な( d )を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとされており、必要に応じて、医師、薬剤師などに相談がなされるべきである。

  1. (a)慢性的, (b)継続, (c)利益, (d)副作用
  2. (a)一時的, (b)中断, (c)不利益, (d)後遺症
  3. (a)軽度, (b)中断, (c)不利益, (d)副作用
  4. (a)軽度, (b)継続, (c)利益, (d)後遺症
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答え
3
<解説> 医療用医薬品の場合は、一般の生活者が自己判断で使用を中止すると副作用による不都合よりも重大な治療上の問題を生じることがあるため、診断を行った医師、又は歯科医師、調剤した薬剤師に確認される必要がある。

以下の医薬品と他の薬品との関係に関する記述で(  )に当てはまる字句はどれか。

複数の医薬品を併用した場合、又は特定の食品と一緒に摂取した場合に、医薬品の作用が増強したり、減弱したりすることを(  )という。

  1. 相互作用
  2. 相互効果
  3. プラセボ効果
  4. 相乗作用
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答え
1
<解説> プラセボ効果は偽薬効果ともいう。

一般用医薬品のかぜ薬に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a) かぜ薬と解熱鎮痛薬は成分や作用が重複するため、併用は避ける方がよい。
  • (b) 緩和を図りたい症状が明確である場合には、なるべくその症状に合った成分のみが配合された医薬品が選択される事が望ましい。
  • (c) 酒類は主として肝臓で代謝されるため、アルコールをよく摂取する人では、その代謝機能が高まっていることが多く、アセトアミノフェンなどでは通常より、代謝されやすくなり、作用が強く出過ぎることがある。
  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
2
<解説> 肝臓の代謝機能が高まっている場合、アセトアミノフェンは代謝されやすくなり、体内から医薬品が早く消失して十分な効果が得られなくなることがある。
代謝によって産生する物質(代謝産物)に薬効があるものの場合は、作用が強く出過ぎたり、副作用を生じたりすることもある。

小児が医薬品を使用する場合に関する記述で誤っているものはどれか。

  1. 小児は循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすいため中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。
  2. 小児は大人と比べ身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い。
  3. 医薬品によっては、小児への安全性等が確立されていないため小児に対して使用しないよう注意を促している場合がある。
  4. 小児向けの用法用量が設定されている医薬品であっても、小児は医薬品の影響を受けやすく、また状態が急変しやすく、一般用医薬品の使用による対処は最小限にとどめるのが望ましい。
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答え
4
<解説> 4は乳児についての記載である。

高齢者が医薬品を使用する場合の注意事項に関する記述のうち正しいものはどれか。

  1. 高齢者は基礎体力や生理機能の衰えの度合いは年齢に相応している。
  2. 一般用医薬品については生理機能が衰えている高齢者では少ない用量から様子を見ながら使用するのが望ましい。
  3. 高齢者は持病を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によって基礎疾患が悪化したりすることはない。
  4. 高齢者は喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている場合があり、内服薬を喉に詰まらせやすい。
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答え
4
<解説> 一般用医薬品については高齢者といえども、定められた用量の範囲内で、使用される事が望ましく、それ以下に量を減らしても十分な効果が得られなくなるだけで、必ずしもリスクの軽減にはつながらない。

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