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WEB問題集

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第47回:
“主な医薬品とその作用 Part16”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

水虫とその治療薬に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

  1. 水虫、たむし等は発生する部位によって、呼び名が変わる。
  2. 爪白癬は、爪内部に薬剤が浸透しにくいため難治性である。
  3. ぜにたむしは体部白癬で輪状の小さな丸い病巣が、胴や四肢に発生し、発赤と鱗屑、痒みを伴う。
  4. イミダゾール系抗真菌成分は菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。
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答え
4
<解説> イミダゾール系抗真菌成分は皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させたりすることにより、その増殖を抑える。

頭皮・毛根に作用する成分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. エストラジオール安息香酸塩は男性ホルモンの一種である。
  2. カルプロニウム塩化物は末梢組織において、アセチルコリンに類似した作用を示し、頭皮の欠陥を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
  3. ヒノキチオールは頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
  4. チクセツニンジンは副作用として、局所又は全身の発汗、それに伴う寒気、震え、吐き気が現れることがある。
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答え
2
<解説> エストラジオール安息香酸塩は女性ホルモン成分の一種である。
ヒノキチオールはヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、血行促進、抗炎症作用などを期待して用いられる。チクセツニンジンは血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。

外用薬としての歯痛薬又は歯槽膿漏薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a) グルコン酸クロルヘキシジンが口腔内に適用される場合、まれに重篤な副作用としてショックを生じることがある。
  • (b) グリチルリチン酸は歯周組織の炎症を和らげることを目的として用いられる。
  • (c) カルバゾクロムは炎症を起こした歯周組織の修復作用を期待して配合される事がある。
  • (d) 抗炎症、局所麻酔作用をもつオイゲノールを含む精油成分として、チョウジ油が用いられる。
  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
4
<解説> カルバゾクロムは炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して用いられる。

咀嚼剤である禁煙補助剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 喫煙を完全に止めた上で使用することとされており、特に使用中又は使用直後の喫煙は血中ニコチン濃度が急激に高まるので避ける必要がある。
  2. ニコチンは副交感神経系を興奮させる作用を示す。
  3. 口腔内が酸性に傾くとニコチンの吸収が上昇するので、炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後、しばらく使用を避けることとされている。
  4. 主な副作用には口内炎、喉の痛み、消化器症状があるが、鼻炎用薬や痔疾用薬との併用による相互作用はない。
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答え
1
<解説> ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を示す。口腔内が酸性に傾くとニコチンの吸収が低下する。鼻炎用薬や痔疾用薬でアドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させる恐れがある。

次の記述は、あるビタミンの作用である。(  )の中に入れるべき字句についても、最も適するものはどれか。

(  )は炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。また、腸管運動を促進する働きもある。

  1. ビタミンB1
  2. ビタミンB2
  3. ビタミンB6
  4. ビタミンB12
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答え
1
<解説> ビタミンB1主薬製剤は神経痛、筋肉痛・関節痛、手足のしびれ、便秘、眼精疲労、脚気の症状の緩和等に用いられる。

次の記述のうち、漢方処方製剤「十全大補湯」に関する最も適切なものはどれか。

  1. 腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人における、高血圧の随伴症状、肥満症、むくみ、便秘の症状に適すとされる。
  2. 病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血に適するとされるが、胃腸の弱い人では、胃部不快感の副作用が現れやすい。
  3. 色白で疲れやすく、汗をかきやすい傾向にある人における肥満症、関節痛、むくみの症状に適すとされる。
  4. がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘がちな人における、胃炎、常習便秘、高血圧に伴う肩こり、頭痛、肩こり、肥胖症の症状に適すとされる。
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答え
2
<解説> (1)は防風通聖散、(3)は防已黄耆湯、(4)は大柴胡湯である。

生薬成分に関する次の記述について、(   )の中に入る正しいものはどれか。

(   )は、サルノコシカケ科のマツホドの菌核を用いた生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。

  1. サンザシ
  2. レンギョウ
  3. ブクリョウ
  4. ブシ
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答え
3
<解説> サンザシはバラ科で健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。レンギョウはモクセイ科で果実を用いた生薬で、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる。ブシはキンポウゲ科のハナトリカブトの塊根であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。

衛生害虫や防除に関する次の記述について、間違っているものはどれか。

  1. 蚊は吸血によって皮膚の発疹や痒みを引き起こすほか、赤痢菌、チフス菌、コレラ菌等を媒介する。
  2. ハエはO-157大腸菌等の病原菌や皮膚疾患、赤痢アメーバ、寄生虫卵、ポリオウイルスの伝播など様々な病原体を媒介する。
  3. シラミの防除は物理的方法としては散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理などがある。医薬品による方法では殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。
  4. ノミの防除には、犬や猫などに寄生しているノミに対して、ノミとりシャンプーや忌避剤等が用いられる。
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答え
1
<解説> 蚊は日本脳炎、マラリア、黄熱、テング熱等の重篤な病気を媒介する。

公衆衛生用の殺菌消毒薬に関する次の記述に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。薬局方に収載されているものを水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、直接皮膚に付着しないようにする必要がある。

  1. 次亜塩素酸ナトリウム
  2. エタノール
  3. クレゾール石鹸
  4. クロルヘキシジングルコン酸塩
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答え
3
<解説> クレゾール石鹸が皮膚に付着した場合には直ちに石鹸水と水で洗い流し、炎症等を生じたときには医師の診察を受けることが望ましい。

一般用検査薬に関する次の記述のうち正しいものはどれか。

  1. 尿糖を測定の際、尿を採取するのは食前である。
  2. 尿蛋白の場合、原則として食直後の尿を検体とする。
  3. 妊娠検査薬は尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモンの有無を調べるものである。
  4. 妊娠しているにも関わらず、検査結果が陰性となることはない。
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答え
3
<解説> 尿糖は原則として、食後1~2時間の尿を検体とする。尿蛋白の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とする。尿糖・尿蛋白同時検査の場合、早朝尿の尿を検体とするが、尿糖が検出された場合には食後1~2時間の尿について再検査して、判断する必要がある。

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