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WEB問題集

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第46回:
“主な医薬品とその作用 Part15”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述は痔疾患用薬の配合成分と効能効果に関するものである。正しい組み合わせはどれか。

  1. クロタミトン --- 局所刺激成分
  2. テトラヒドロゾリン塩酸塩 --- 収斂保護成分
  3. 酸化亜鉛 --- 血管収縮作用
  4. リゾチーム塩酸塩 --- 組織修復成分
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答え
1
<解説> テトラヒドロゾリン塩酸塩は血管収縮作用による止血成分、酸化亜鉛は粘膜保護・止血を目的とし、リゾチーム塩酸塩は抗炎症作用を示す。

次の泌尿器用薬の成分のうち、利尿作用を期待して用いられていない成分はどれか。

  1. キササゲ
  2. モクツウ
  3. ブクリョウ
  4. ウワウルシ
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答え
4
<解説> ウワウルシは経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路消毒成分として用いられる。

婦人薬の適用対象となる体質・症状に関する次の記述について、正しいものはどれか。

  1. 血の道症とは臓器・組織の形態的異常があり、抑うつや寝つきが悪くなる、神経質、集中力低下等の精神神経症状が現れる病態を指す。
  2. 月経の約2週間前から、月経終了とともに消失する腹部膨満感や頭痛などの身体症状や抑うつなどの精神症状を主体とするものを月経前症候群という。
  3. 妊娠可能な期間が終了する閉経の前後には更年期があり、その時期は体内の女性ホルモンの量は一定である。
  4. 月経不順は、卵巣機能不全による場合の他、過度のストレスや、不適切なダイエット等による栄養摂取の偏りによって起こることがある。
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答え
4
<解説> 血の道とは異常生理によって起こる症状で、症状の範囲や年齢的にも更年期障害より広く現れます。このうち、月経開始の約10~3日前に現れ、月経開始とともに消失する心身の症状を月経前症候群といいます。

女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方製剤に関する次の記述について、最も適切なものはどれか。

虚弱体質で肩がこり、疲れやすく、精神不安等の精神神経症状、ときに便秘傾向のある女性における冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症に適すとされるが、胃腸の弱い人では悪心(吐き気)、嘔吐、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

  1. 五積散
  2. 加味逍遥散
  3. 桃核承気湯
  4. 当帰飲子
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答え
2
<解説> 五積散は体力中程度又は虚弱で冷えがある人の胃腸炎、腰痛、関節痛、月経痛等
桃核承気湯は体力中程度以上で、のぼせで便秘しがちな人の月経不順、月経困難症などに用いられる。
当帰飲子は冷え症の人における分泌物が少ない慢性湿疹、痒みの症状に適する漢方薬である。

次の鼻炎薬に配合される成分のうち、交感神経系を刺激して血管を収縮させることで鼻粘膜の充血や腫れを和らげる目的の成分でないものはどれか。

  1. メチルエフェドリン塩酸塩
  2. フェニレフリン塩酸塩
  3. ジフェニルピラリン塩酸塩
  4. プソイドエフェドリン塩酸塩
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答え
3
<解説> ジフェニルピラリン塩酸塩は肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す抗ヒスタミン成分である。

次の記述のうち、抗ヒスタミン成分であるジフェンヒドラミンを含むアレルギー用薬を使用する際に、注意すべきこととして、間違っているものはどれか。

  1. ヒスタミンの働きを抑える作用以外に、抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘の副作用があらわれることがある。
  2. 緑内障の人には症状を悪化させることがある。
  3. ヒスタミンの働きが抑えられて、眠気が促される事がある。
  4. 乳汁中に移行することがないため、母乳を与える女性も使用できる。
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答え
4
<解説> 吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁中に移行して、乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。

点眼薬について、誤っているものはどれか。

  1. 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、結膜嚢内に行き渡らせる。
  2. 一滴の薬液の量より、結膜嚢の容積の方が小さい。
  3. 目尻を軽く抑えると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ効果的である。
  4. 容器が開封されてから、長期間を経過した製品は使用期限内であっても、使用を避けることが望ましい。
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答え
3
<解説> 目頭を軽く押えて点眼することで薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができる。

点眼薬に使用されるネオスチグミンメチル硫酸塩の作用について、誤っているものはどれか。

  1. コリンエステラーゼの働きを抑える。
  2. 毛様体におけるアセチルコリンの働きを助ける。
  3. 目の調節機能を改善する。
  4. 炎症組織を修復する。
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答え
4
<解説> ネオスチグミンメチル硫酸塩は目の調節機能を改善する成分=コリンエステラーゼ阻害成分である。

外皮用薬としての殺菌消毒薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ベンザルコニウム塩化物は石鹸との混合によって、殺菌消毒効果が増す。
  2. ヨードチンキは皮膚刺激性が強く、粘膜や目の周りへの使用は避ける必要がある。
  3. オキシドールは一般細菌類の一部に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。
  4. レゾルシンは細菌や真菌類の蛋白質を変性させることにより殺菌消毒作用を示す。
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答え
1
<解説> ベンザルコニウム塩化物は石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下する。

外皮用剤に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a) サリチル酸は角質成分を溶解することにより、角質軟化作用を示す。
  • (b) イオウは皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。併せて抗菌、抗真菌作用も期待され、ニキビ用薬等に配合されている場合もある。
  • (c) オリーブ油は角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として、用いられる。
  • (d) 頭皮の落屑(ふけ)を抑える効果を期待して、グリセリンが配合されていることがある。
  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> 落屑を抑える効果を期待されるのはサリチル酸である。

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