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WEB問題集

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第36回:
“人体の働きと医薬品 Part7”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

鼻腔に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 鼻腔上部の粘膜には特殊な嗅細胞がある。
  2. 鼻腔は薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られている。
  3. 鼻中隔の前部は毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
  4. においに対する感覚は非常に鋭敏であり、順応を起こしにくい。
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答え
4
<解説> においに対する感覚は非常に鋭敏であるが順応を起こしやすく、長時間同じにおいを嗅いでいると次第にそのにおいを感じなくなる。

外皮系に関する次の記述のうち、間違っているものどれか。

  1. 皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなる。
  2. 人の皮膚の表面には常に一定の微生物が付着している。
  3. 表皮は角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。
  4. 角質層はセラミドでできた板状の角質細胞とケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成され、皮膚のバリア機能を担っている。
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答え
4
<解説> 角質層は細胞膜が丈夫な繊維性の蛋白質(ケラチン)でできた板状の角質細胞とセラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されており、皮膚のバリア機能を担っている。

毛と汗腺に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 毛根を鞘状に包んでいる毛包には立毛筋と皮脂線が繋がっている。
  2. 皮脂線は腺細胞が集まってできており、脂分を蓄えて死んだ腺細胞自身が分泌物となって毛穴から排出される。
  3. 立毛筋は気温や感情の変化などの刺激により収縮し、毛穴が隆起する立毛反射が生じる。
  4. 皮脂の分泌が低下すると皮膚が潤う。
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答え
4
<解説> 皮脂は皮膚をうるおいのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。皮脂の分泌が低下すると皮膚が乾燥し、皮膚炎や湿疹を起こすことがある。

中枢神経系に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

  1. 脊椎は脊髄の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝える。末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊椎反射と呼ぶ。
  2. 延髄には心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
  3. 脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高い。
  4. 脳の重さは体重の約5%にすぎないがブドウ糖消費量は全身の25%を占める。
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答え
1
<解説> 脊髄は脊椎の中にある。末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。

自律神経系の働きに関する次の記述のうち正しいものはどれか。

  1. 目に対して副交感神経系は瞳孔を散大させる。
  2. 腸に対して副交感神経系は血管を収縮させる。
  3. 肝臓に対して交感神経系はグリコーゲンを合成する。
  4. 膀胱に対して交感神経系は排尿を抑制する。
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答え
4
<解説> 膀胱に対して交感神経系は排尿筋を弛緩し排尿を抑制し、副交感神経系は排尿筋を収縮させ排尿を促進する。

内服薬が消化管で吸収されることに関する次の記述について、正しいものはどれか。

  1. 内服薬には、錠剤、カプセル剤、腸溶性製剤等があるが、多くの場合、小腸で有効成分が溶出する。
  2. 全身作用を目的としない内服薬でも、医薬品の成分が循環血液中に移行するものがあり、副作用は起こりうる。
  3. 消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、薄い方から濃い方へ拡散していくことによって消化管にしみ込んでいく現象である。
  4. 全身作用を目的としない内服薬については、すべて糞便中に排泄される。
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答え
2
<解説> 医薬品の有効成分が溶出するのは胃である。消化管からの吸収は濃い方から薄い方に拡散していく。全身作用を目的としない内服薬の中には消化管を通過する間に結果的に吸収されてしまうものがある。その場合、循環血液中に移行した医薬品の成分によって副作用を生じることがある。

摂取した医薬品成分が循環血液中に移行するまでの代謝と、循環血液中に移行された医薬 品成分の排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 肝臓の機能が低下した人では、医薬品の成分が循環血液中に到達する量は、より多く到達することとなり効き目が強すぎたり、副作用を生じたりしやすくなる。
  2. 循環血液中に移行した医薬品の成分のほとんどは、未変化体又はその代謝物として尿中に排泄される。
  3. 乳汁中への医薬品の成分の移行は、体外に排出される経路の一つである。
  4. 腎臓機能が低下した状態にある人では、正常の人よりも医薬品の成分が循環血液中に存在する時間が遷延し、効き目が強すぎたり、副作用を生じたりしやすくなる。
  1. (1)正, (2)正, (3)正, (4)正
  2. (1)正, (2)正, (3)正, (4)誤
  3. (1)正, (2)正, (3)誤, (4)正
  4. (1)誤, (2)正, (3)正, (4)誤
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答え
1
<解説> 循環血液中に移行した医薬品の成分は未変化体又はその代謝物が腎臓で濾過され、大部分は尿中に排泄される。又成分によっては、未変化体又は代謝物が胆汁中に分泌され糞便中に混じって排泄されるものがある。

次の偽アルドステロン症に関する記述のうち,(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

体内に(1)と(2)が貯留し、体から(3)が失われたことに伴う症状であって、(4)からのアルドステロン分泌が増えていないにもかかわらず生じることから偽アルドステロン症と呼ばれる。

  1. (1)カリウム, (2)水, (3)ナトリウム, (4)副腎皮質
  2. (1)水, (2)塩分, (3)カリウム, (4)副腎髄質
  3. (1)塩分, (2)水, (3)カリウム, (4)副腎皮質
  4. (1)カリウム, (2)水, (3)塩分, (4)副腎髄質
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答え
3
<解説> 主な症状として尿量の減少、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ、喉の渇き、吐き気・嘔吐などが見られ、さらに進行すると筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じる。

次の記述は医薬品の副作用に関するものである。これらの症状を示す副作用の名称について、正しいものはどれか。

顔や上半身の紅潮、熱感、皮膚のかゆみ、蕁麻疹、口唇や舌・手足のしびれ感、むくみ、吐き気顔面蒼白、手足が冷たくなる、冷や汗、息苦しさ等の症状が突如現れ、急速に症状が進行する。

  1. 無菌性髄膜炎
  2. SJS症候群
  3. アナフィラキシー
  4. ライエル症候群
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答え
3
<解説> アナフィラキシー(ショック)は、医薬品の成分に対する即時型の過敏反応である。

目に現れる副作用に関する次の記述について,(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

眼球内の(1)と(2)の間を満たしている房水が排出されにくくなると、眼圧が(3)なって、視覚障害を生じる。(4)作用がある成分が配合された医薬品の使用によって、眼圧が(3)なり、眼痛、目の充血とともに急激な視力低下を起こすことがある。

  1. (1)角膜, (2)眼底, (3)低く, (4)コリン
  2. (1)網膜, (2)水晶体, (3)高く, (4)抗コリン
  3. (1)角膜, (2)網膜, (3)低く, (4)コリン
  4. (1)角膜, (2)水晶体, (3)高く, (4)抗コリン
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答え
4
<解説> 特に緑内障の患者には抗コリン薬と投与すると眼圧が上昇することがあるので禁忌である。

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