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WEB問題集

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第291回:
“人体の働きと医薬品 Part49”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述は、医薬品の剤形に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)錠剤のように固形状に固めず、粉末状にしたものを散剤、小さな粒状にしたものを顆粒剤という。
  • (b)チュアブル錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
  • (c)錠剤(内服)は、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することで薬効を発現するので、例外的な場合を除いて、口中で噛砕いて服用してはならない。
  • (d)カプセル剤は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b.口の中で舐めて、徐々に溶かして使用するのは、トローチ、ドロップであり、 チュアブル錠は舐めたりかみ砕いたりして服用する。水なしで服用できる。
d.水なしで服用できるのは、口腔内崩壊錠、チュアブル錠である。

次の記述は、血液に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)血液は、血漿と血球からなり、酸素や二酸化炭素を全身の組織に供給している。
  • (b)白血球の一種である単球は、白血球の約60%を占めている。
  • (c)生体には損傷した血管からの血液の流出を抑える仕組みが備わっており、血小板がその仕組みにおいて重要な役割を担っている。
  • (d)赤血球は骨髄で産生される。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
4
<解説> a. 血液は、血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給している。
b. 白血球の一種である好中球は、白血球の約60%を占めている。

全身的に現れる副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
  • (b)肝機能障害は、軽度の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検 査値の悪化)で判明することが多い。
  • (c)無菌性髄膜炎は髄膜炎のうち、髄液に細菌・真菌が検出されないものをいう。
  • (d)皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> a. ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。

次の記述は、精神神経系に現れる副作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)精神神経症状は 医薬品の大量服用や長期連用の場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
  • (b)無菌性髄膜炎の発症は、多くの場合、慢性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐き気・嘔吐、意識の混濁等の症状が現れる。
  • (c)心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい等が生じることがある。
  • (d)無菌性髄膜炎は医薬品の副作用の場合、全身性エリトマトーデスの基礎疾患がある人では発症リスクは低い。

  1. (a,c)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
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答え
1
<解説> b. 無菌性髄膜炎の発症は、多くの場合、急性であり、原因医薬品を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好である。
d. 無菌性髄膜炎は医薬品の副作用の場合、全身性エリトマトーデスの基礎疾患がある人では発症リスクは高い。

消化器系に現れる副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)イレウスとは腸内容物の通過が阻害された状態をいう。
  • (b)医薬品の副作用による消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。
  • (c)間質性肺炎は、一般的に医薬品の使用開始から1~2ヵ月程度で起こることが多い。
  • (d)消化性潰瘍は、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れることがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
1
<解説> c. 間質性肺炎は、一般的に医薬品の使用開始から1~2週間程度で起こることが多い。

次の記述は、呼吸器系に現れる副作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)喘息は、内服薬により生じることがあるが、坐薬で誘発されることはない。
  • (b)間質性肺炎を発症すると、体内は低酸素状態となる。
  • (c)喘息は、医薬品の使用後、短時間(1時間以内)で起こることはない。
  • (d)間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質) が炎症を起こしたものである。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
3
<解説> a. 喘息は、内服薬により生じることがあるが、坐薬や外用薬でも誘発されることがある。
c. 喘息は、医薬品の使用後、短時間(1時間以内)で起こることがある。

循環器系に現れる副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品の副作用として現れる不整脈では、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す。
  • (b)高齢者は、腎機能や肝機能の低下によって、医薬品による不整脈の発症リスクが高まることがあるので配慮が必要である。
  • (c)心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
  • (d)医薬品を適正に使用した場合であっても、動悸(心悸亢進)や一過性の血圧上昇、 顔のほてり等を生じることがある。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> a. 医薬品の副作用として現れる鬱血性心不全では、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す。

泌尿器系に現れる副作用に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 副交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、 膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししかでない、残尿感がある等の症状を生じることがある。
  2. 医薬品の副作用である排尿困難や尿閉は前立腺肥大によっておこるので女性には現れない。
  3. 医薬品の使用により腎障害が疑われる場合には、その医薬品の使用を中止し、速やかに医師の診察を受ける必要がある。
  4. 医薬品の副作用として現れる膀胱炎様症状には、尿の回数増加(頻尿)、排尿時の疼痛などがある。
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答え
2
<解説> 2. 排尿困難や尿閉は前立腺肥大等の基礎疾患がない人でも現れ、男性でも女性でも報告されている。

感覚器系に現れる副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出されにくくなると、眼圧が低下して視覚障害を生じることがある。
  • (b)抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇して、急激な視力低下を来すことがある。特に白内障ある人は厳重な注意が必要である。
  • (c)高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害に至る事がある。
  • (d)医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさ等の症状が現れることがある。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
1
<解説> a. 眼圧の上昇に伴って視覚障害を生じることがある。
b. 特に緑内障ある人は厳重な注意が必要である。

皮膚に現れる副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)接触性皮膚炎は、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいう。
  • (b)薬診は、いわゆる「肌にあわない」という状態である。
  • (c)医薬品の副作用として現れるかぶれ症状は、太陽光線(紫外線)に曝されて初めて起こることがある。
  • (d)アレルギー性皮膚炎の場合は、発症部位は医薬品の接触部位に限定されない。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
2
<解説> a. 薬診は、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいう。
b. 接触皮膚炎は、いわゆる「肌にあわない」という状態である。

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