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WEB問題集

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第292回:
“主な医薬品とその作用 Part99”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述は、外用痔疾用薬の配合成分に関するものである。正しいものの組み合わせは どれか。

  • (a)ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、痔による肛門部の炎症を抑えるために配合されている場合がある。
  • (b)クロルフェニラミンマレイン酸塩は、痔に伴う痒みを和らげることを目的として配合されている場合がある。
  • (c)クロタミトンは、裂肛の感染防止を目的に配合されている場合がある。
  • (d)リドカインは、血管収縮作用による止血効果を期待して配合されている場合がある。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
1
<解説> クロタミトンは、局所刺激成分
リドカインは、局所麻酔成分

次の記述は、婦人薬と月経等に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)妊娠中の女性ホルモンの摂取によって先天性異常の発生が報告されている。
  • (b)膣に適用する薬剤は、全て局所に用いられるため、成分が吸収されて循環血液中に移行することはない。
  • (c)エチニルエストラジオールは人工的に作られた女性ホルモンである。
  • (d)おりものは、女性生殖器の異常を示しているものなので、程度や色などに関係なく、少量でもみられた場合は医療機関の受診を勧める必要がある。

  1. (a,c)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
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答え
1
<解説> b 循環血液中に移行することが考えられる。
d おりものは、女性に現れる正常な症状である。

次の1~5で示される漢方処方製剤のうち、「女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和」に用いるものはどれか。

  1. 葛根湯
  2. 八味地黄丸
  3. 当帰芍薬散
  4. 乙字湯
  5. 猪苓湯
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答え
3
<解説> 葛根湯はかぜの初期、八味地黄丸は冷えのある排尿困難、乙字湯は痔、猪苓湯は膀胱炎などに用いられる。

鼻炎用内服薬に配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)抗コリン成分が配合された内服薬を服用した後は、眠気が現れる事があるので乗物又は機械類の運転操作を避けることとされている。
  • (b)アドレナリン作動成分のプソイドエフェドリン塩酸塩は、心臓病、高血圧、糖尿病又は 甲状腺機能障害の診断を受けた人では症状を悪化させるおそれがあり、これらの人には使 用を避ける必要がある。
  • (c)抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、 排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。
  • (d)アドレナリン作動成分のプソイドエフェドリン塩酸塩は、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的に配合されている。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
1
<解説> a乗物又は機械類の運転操作を避けることとされているのは抗ヒスタミン成分である。

鼻炎用点鼻薬に含まれる成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示しアレルギーでない鼻炎の症状も和らげる。
  • (b)グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の痛みや痒みを抑えることを目的として配合される場合がある。
  • (c)陽性界面活性成分は、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。
  • (d)アドレナリン作動成分は、鼻以外の器官や臓器に影響を及ぼすおそれがある。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> a クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギーでない鼻炎には無効である。
b グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の炎症を和らげる。

次の記述は、眼科用薬に含まれる成分に関するものである。正しいものの組み合わせは どれか。

  • (a)ネオスチグミンメチル硫酸塩は、目の調節機能を改善する効果を期待して用いられるコリンエステラーゼ阻害成分である。
  • (b)プラノプロフェンは、結膜や角膜の乾燥を防ぐ効果を期待して用いられる。
  • (c)アラントインは、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用がある。
  • (d)ナファゾリン塩酸塩は、非ステロイド性抗炎症成分である。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b プラノプロフェンは、目の炎症の緩和効果を期待して用いられる。
d ナファゾリン塩酸塩は、アドレナリン作動成分である。

外皮用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)外皮用薬は、適応部位が汚れていると、有効成分の浸透が低下するので、適応部位は清潔にすることが大切である。
  • (b)スプレー剤やエアゾール剤は、目の周囲や粘膜への使用は避けることとされている。
  • (c)塗り薬は、いったん手の甲などに必要量を取ってから患部に塗布することが望ましい。
  • (d)貼付剤は、同じ部位に連続して貼付すると、かぶれ等を生じやすくなる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
4
<解説> 外皮用薬の使用上の注意事項として、
①患部を清潔にしてから使用する。
②入浴後に用いると浸透しやすくなるので効果的
③一定期間使用して症状の改善が見られないときは、副作用の可能性も考慮する。

第1欄の記述は、きず口等の殺菌消毒成分に関するものである。第1欄の記述に該当する殺菌消毒成分として正しいものは第2欄のどれか。

第1欄 一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示 すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。有機水銀の一種であるが、皮膚浸透性が低く、通常の使用において水銀中毒を生じることはない。ただし、口の周りや口が触れる部位(乳頭等)への使用は避ける必要がある。

第2欄

  1. エタノール(消毒用エタノール)
  2. アクリノール
  3. マーキュロクロム
  4. オキシドール
  5. クロルヘキシジングルコン酸塩
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答え
3
<解説> エタノールは手指、皮膚の消毒、
アクリノールとオキシドールは化膿菌に対する殺菌消毒、
クロルヘキシジングルコン酸塩は一般細菌、真菌類の殺菌に使用される。

口内炎及び口内炎用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 口腔内に適用されるため、ステロイド性抗炎症成分が配合されている場合には、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。
  2. シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。
  3. 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染による場合がほとんどであり、医薬品の副作用として口内炎を生じることがある。
  4. 口腔粘膜の炎症を和らげることを目的として、メントール等の抗炎症成分が用いられる。
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答え
4
<解説> 4.グリチルレチン酸等の抗炎症成分が用いられる。
メントールは冷感刺激による鎮痛・鎮痒を目的として歯痛薬に用いられることが多い。

歯槽膿漏内服薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)歯周組織の血行を促す効果を期待して、ビタミンEが配合されている場合がある。
  • (b)炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、フィトナジオンが配合されている場合がある。
  • (c)炎症を起こした歯周組織の修復を期待して、リゾチーム塩酸塩が配合されている場合がある。
  • (d)細菌の繁殖を抑えることを目的としてハッカ油が配合されている場合がある。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
1
<解説> c 炎症を起こした歯周組織の修復を期待して銅クロロフィリンナトリウムが配合されている場合がある。リゾチーム塩酸塩は歯周組織の炎症を和らげる。
d 細菌の繁殖を抑えることを目的としてフェノール等が配合されている場合がある。

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