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WEB問題集

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第213回:
“人体の働きと医薬品 Part36”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

胃に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)胃の粘膜に含まれる成分は小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要な役割を果たしている。
  • (b)胃酸は胃内を弱酸性に保って内容物が腐敗や発酵を起こさないようにする役目を果たしている。
  • (c)胃の内壁は粘膜で覆われて多くのひだをなしている。
  • (d)胃液と粘液の分泌バランスが崩れると胃液により胃の内壁が損傷を受けて胃痛等の症状を生じる。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
2
<解説> 胃の粘液に含まれる成分はビタミンB12の吸収に重要な役割を果たしている。
胃酸は胃内を強酸性に保って内容物が腐敗や発酵を起こさないようになっている。

小腸、大腸に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 小腸は全長8~9mの管状の臓器で十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。
  2. 小腸では主に水分やナトリウム等の電解質の吸収が行われる。
  3. 大腸内の内壁の粘膜には絨毛があり、栄養分の吸収効率を高めている。
  4. 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維を発酵分解する。
  5. 大腸内の腸内細菌は血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンD等の物質も産生している。
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答え
4
<解説> 小腸は全長6~7mあり、小腸内の内壁の粘膜には絨毛がある。大腸は絨毛がない点で小腸と区別され、骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK等も産生している。

以下の肝臓の役割の中で誤っているものはどれか。

  1. グリコーゲンの形態でエネルギー貯蔵が行われる。
  2. ビタミンA,D,B6,B12の貯蔵が行われる。
  3. 毒性の強い尿素から弱毒性のアンモニアへの代謝が行われる。
  4. コレステロール、血液凝固因子、アルブミン、アミノ酸(必須アミノ酸を除く)が生合成される。
  5. アルコールからアセトアルデヒドに、さらに酢酸への代謝が行われる。
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答え
3
<解説> 肝臓では毒性の強いアンモニアから弱毒性の尿素への代謝が行われる。

血液に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 酸素と栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を排泄器官へ運ぶ。
  2. 血液の粘り気は主に血中脂質量で決まり、血漿の水分量や赤血球の量はほとんど影響を受けない。
  3. 赤血球は骨髄で産生される。
  4. 白血球は体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ細胞である。
  5. 血液が凝固して、血餅が沈殿した時の上澄みを血清といい、血漿からフィブリノゲンが除かれたものである。
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答え
2
<解説> 血液の粘り気は血漿の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂質量の影響をほとんどうけない。

腎臓に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 腎臓は横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器である。
  2. 腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
  3. 左右の腎臓の上部に副腎があり、皮質と髄質の2層になっていて、副腎髄質ホルモンの一つであるアルドステロンは電解質と水分の排出調節の役割を担っている。
  4. 腎臓は内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
  5. 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは腎臓で活性化ビタミンDに転換される。
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答え
3
<解説> アルドステロンは副腎皮質ホルモンである。

目に関する以下の記述のうち誤っているものはどれか。

  1. 視覚情報の受容器官で眼球、眼瞼、結膜、涙器、眼筋等からなる。左右に1対あり、物体の遠近感を認識することができる。
  2. 眼球は頭蓋骨のくぼみに収まっていて、外側は正面前方付近のみ透明な角膜が覆い、その他の部分は強膜で覆われている。
  3. 角膜や水晶体には血管が通っていない。
  4. 水晶体は近くの物を見るときには扁平になり、遠くのものを見るときには、丸く厚みが増す。
  5. 視細胞には色を識別する細胞とわずかな光でも敏感に反応する細胞が二種類ある。
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答え
4
<解説> 水晶体は近くを見るときは、厚みが増し、遠くを見るときには扁平になる。

骨格系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 骨と関節からなり、骨と骨が関節で接合し、体を支えている。
  2. 骨髄で産生される造血幹細胞から、赤血球、白血球、血小板を体内に供給する。
  3. 成長が停止した後も一生を通じて破壊と修復が行われている。
  4. 骨組織を構成する無機質はリン酸カリウムや炭酸カリウム等の石灰質からなるが、無機質は骨に硬さを与える。
  5. 関節周囲を包む膜の外側には靱帯があって、骨を連結し、関節部を補強している。
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答え
4
<解説> 無機質はリン酸カルシウムや炭酸カルシウムである。

筋組織に関する記述について(   )内に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。

筋組織は( a )とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。このうち随意筋である( b )は( c )神経系で支配されている。

  1. (a)筋細胞, (b)骨格筋, (c)自律
  2. (a)骨質, (b)平滑筋, (c)自律
  3. (a)筋細胞, (b)骨格筋, (c)体性
  4. (a)筋線維, (b)心筋, (c)体性
  5. (a)筋線維, (b)平滑筋, (c)体性
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答え
3
<解説> 筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。平滑筋と心筋は不随意筋である。

副交感神経系が効果器に及ぼす作用について、正しいものを選びなさい。

  1. 気管・気管支 ― 狭窄
  2. 胃 ― 血管収縮
  3. 汗腺 ― 発汗促進
  4. 膀胱 ― 排尿筋の弛緩
  5. 唾液腺 ― 少量の粘性の高い唾液を分泌
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答え
1
<解説> 副交感神経系では胃液分泌亢進、膀胱排尿筋の収縮により排尿促進、唾液分泌亢進に働く。

神経伝達物質に関する記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

交感神経の神経伝達物質は( a )と( b )である。但し、汗腺を支配する交感神経線維の末端では例外的に( c )が伝達物質として放出される。

  1. (a)アドレナリン, (b)アセチルコリン, (c)アセチルコリン
  2. (a)アドレナリン, (b)ノルアドレナリン, (c)アセチルコリン
  3. (a)アセチルコリン, (b)ヒスタミン, (c)アドレナリン
  4. (a)ヒスタミン, (b)アドレナリン, (c)アセチルコリン
  5. (a)アセチルコリン, (b)ノルアドレナリン, (c)アドレナリン
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答え
2
<解説> 交感神経の神経伝達はアドレナリンとノルアドレナリン、副交感神経の神経伝達物質はアセチルコリンである。但し、汗腺を支配する交感神経線維の末端では例外的に神経伝達物質はアセチルコリンである。

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