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WEB問題集

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第212回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part36”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品の本質に関する記述について誤っているものはどれか。

  1. 人体に対して直接使用されない医薬品でも人の健康に影響を与えることがある。
  2. 医薬品は人体にとって異物であるため、好ましくない反応(副作用)を生じる場合がある。
  3. 医薬品が人体に及ぼす影響は複雑、かつ、多岐に渡るが、そのすべてが解明されているわけではない。
  4. 一般用医薬品は医療用医薬品と比較すれば保健衛生上のリスクは相対的に高いと考えられる。
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答え
4
<解説> 医療用医薬品は医師の管理の下に使われる。一般用医薬品は医療用医薬品に比べて保健衛生上のリスクは相対的に低い。

医薬品の副作用に関する記述について(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは「疾病の( a )、診断、治療のため、又は身体の機能を( b )するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の( c )反応」とされている。

  1. (a)予防, (b)恒常化, (c)有害かつ過敏な
  2. (a)防除, (b)向上化, (c)有害かつ不可避な
  3. (a)予防, (b)正常化, (c)有害かつ意図しない
  4. (a)防止, (b)恒常化, (c)有害かつ意図しない
  5. (a)防除, (b)正常化, (c)有害かつ不可避な
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答え
3
<解説> 主作用以外の反応であっても、特段の不都合を生じないものであれば、通常、副作用として扱われることはない。

医薬品によるアレルギー反応(過敏反応)に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その医薬品に対する免疫ができていて、次回から使用しても問題はない。
  2. 医薬品によるアレルギーは医薬品の有効成分によってのみ引き起こされる訳ではない。
  3. アレルギーは内服薬、外用薬のどちらも引き起こすことがある。
  4. 医薬品の中には鶏卵を原料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーのある人は使用を避けなければならない。
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答え
1
<解説> 一度アレルギーを起こしたことのある医薬品は避けなければならない。

医薬品の副作用に関する記述について誤っているものはどれか。

  1. 副作用は、医薬品を十分注意して適正に使用していた場合、生じることはない。
  2. 副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりではなく血液や内蔵機能への影響がある場合がある。
  3. 一般用医薬品は通常その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
  4. 主作用以外の反応であっても、特段の不都合を生じないものであれば、通常副作用として取り扱われることはない。
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答え
1
<解説> 医薬品が人体に及ぼす作用はすべてが解明されているわけではないため、十分注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることがある。

医薬品の相互作用に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. 医薬品の作用が併用により増強する場合を相互作用といい減弱される場合は問題にならない。
  2. 相互作用のリスクを減らすためには、緩和を図りたい症状が明確である場合にはなるべくその症状に合った成分のみが配合された医薬品が選択されることがのぞましい。
  3. 相互作用とは2種類以上の医薬品同士を併用することによってのみ、期待した効果が得られないなどの不都合を生じることである。
  4. 一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者が何らかの薬剤を使用している場合には、いかなる場合も販売してはならない。
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答え
2
<解説> 併用で作用が増強する場合も、減弱する場合も相互作用である。又医薬品同士の併用による相互作用もあるが、内服薬に関しては摂取した食品との相互作用にも注意を要する。
 一般用医薬品の購入者が、処方薬を服用している場合は、診療を行っている医師等に相談するよう説明した上で、その確認が得られれば販売に支障はないものと考えられる。

医薬品の相互作用等に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)一般用医薬品は1つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることが多く、他の医薬品と併用した場合に同様な作用を持つ成分が重複することがある。
  • (b)医療機関で治療を受けている場合、一旦治療を中止して、一般用医薬品を使用する必要がある。
  • (c)アセトアミノフェンはアルコールと併用すると作用が強く現れやすい。
  • (d)かぜ薬と解熱鎮痛薬を併用すると成分や作用が重複することが多い。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (a,c)
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答え
3
<解説> アセトアミノフェンはアルコールをよく摂取する人では肝臓の代謝機能が高まって体内から早く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。

医薬品と食品との関係に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)カフェインはコーヒー等の食品にも含まれるため、カフェイン含有医薬品とコーヒーを一緒に服用すると過剰摂取となることがある。
  • (b)ビタミンA含有医薬品とニンジンを一緒に摂るとビタミンAの過剰摂取になる。
  • (c)鉄剤を服用している人では柿を一緒に摂取すると吸収が悪くなるといわれている。
  • (d)医薬品とアルコールを含む食品を併せて摂取すると医薬品の効き目を増強させる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
3
<解説> ニンジンなどの野菜類に含まれるβ-カロチンは体内に入ると、必要な分だけビタミンAに転換されるためビタミンAの過剰摂取につながる心配はないとされている。
鉄剤と柿を一緒に摂るとタンニン酸の働きで鉄分の吸収を妨げることがある。
(柿にはタンニン酸が含まれており、鉄剤を服用するとタンニン酸鉄になり吸収が悪くなる。)

医薬品の使用上の注意において用いられる小児等の年齢区分のおおよその目安について、正しいものはどれか。

  1. 乳児・・・1歳以下
  2. 幼児・・・6歳未満
  3. 小児・・・12歳未満
  4. 幼児・・・7歳以下
  5. 小児・・・15歳未満
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答え
5
<解説> 乳児:1歳未満、幼児:7歳未満、小児:15歳未満である。

小児等に一般用医薬品を使用する場合の注意事項に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)小児は大人と比べて体の大きさに対して腸が長いが、服用した医薬品の吸収率は低い。
  • (b)乳児は医薬品の影響を受けやすく、乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品であっても、その医薬品の使用の適否が見極めにくいため、基本的には医師の診療を受けることが優先される。
  • (c)一般に乳幼児は容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが困難なため、医薬品使用後の乳幼児の状態を保護者等がよく観察することが必要である。
  • (d)小児へ成人用の医薬品を与える場合は、体重に比例した量を与えれば問題はない。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
5
<解説> 小児には用いられない医薬品があり、添付文書等よく読んで、適切に使用されるよう情報提供することが望ましい。

高齢者の医薬品使用に関する記述について(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

医薬品の使用上の注意において「高齢者」という場合にはおおよその目安として( a )以上をさす。一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に肝臓や腎臓の機能が( b )していると医薬品の作用が( c )現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなる。

  1. (a)60歳, (b)低下, (c)弱く
  2. (a)65歳, (b)亢進, (c)弱く
  3. (a)65歳, (b)低下, (c)弱く
  4. (a)65歳, (b)低下, (c)強く
  5. (a)70歳, (b)亢進, (c)弱く
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答え
4
<解説> 高齢者であっても基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみから一概にどの程度のリスクが増大しているかを判断することは難しい。

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