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WEB問題集

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第153回:
“人体の働きと医薬品 Part26”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

消化器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)消化管とは口腔から肛門まで続く管で平均的な成人で全長9mある。
  • (b)舌は味覚を感知するほか、消化酵素を含んだ唾液を分泌する。
  • (c)嚥下された飲食物は重力によって胃に送られる。
  • (d)胃の粘膜表皮からは胃粘液が分泌され、胃液による消化作用から胃自体を保護している。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
5
<解説> 舌は味覚を感知するほか、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させるが、唾液を分泌するわけではない。嚥下された飲食物は重力によって胃に落ち込むのではなく、食道の運動によって胃に送られる。

大腸に関する以下の記述について(   )の中に入れるべき正しい字句を下欄から選びなさい。

大腸内の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要な( a )等の物質を産生している。また、腸内細菌による発酵で、( b )や二酸化炭素等のガスも発生している。

  1. (a)ビタミンA, (b)メタン
  2. (a)ビタミンE, (b)エタン
  3. (a)ビタミンC, (b)エタン
  4. (a)ビタミンD, (b)メタン
  5. (a)ビタミンK, (b)メタン
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答え
5
<解説> 糞便の臭気の元となるのがメタンガスである。

呼吸器系の器官に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)呼吸器は常時外気と接触する器官であり、幾つもの防御機構が備わっている。
  • (b)喉頭はリンパ組織が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
  • (c)扁桃は咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で発声器としての役割もあり、喉頭上部にある声帯で呼気を振動させて声が発せられる。
  • (d)鼻腔の内壁は粘膜で覆われた棚状の凹凸になっており、吸入された空気との接触面積を広げ、効率よく適度な湿り気と温もりを与えて乾燥した冷たい外気が流れ込むのを防いでいる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,c)
  4. (a,d)
  5. (c,d)
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答え
4
<解説> 扁桃はリンパ組織が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
喉頭は咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で発声器としての役割もある。

循環器系に関する以下の記述の正誤について正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)静脈は皮膚表面近くを通っている部分が多く、血管壁は動脈より薄い。
  • (b)毛細血管の薄い血管壁を通して、酸素と栄養分が血液中から組織へ運び込まれ、それと交換に二酸化炭素や老廃物が組織から血液中へ取り込まれる。
  • (c)脾臓は血液から古くなった赤血球がマクロファージにより処理される場である。
  • (d)赤血球は骨髄で産生されるが、赤血球の量が少なすぎたり、赤血球中のヘモグロビン量が欠乏したりすると血液は酸素を十分供給できなくなる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> 循環器系は体液(血液やリンパ液)を体内に循環させ酸素、栄養分等を全身の組織へ送り、老廃物を排泄するための器官系で、心臓、血管系、血液、リンパ系、脾臓からなる。

心臓に関する次の記述の正誤について、正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。
  • (b)心臓はポンプの働きをすることで、血液を体全体に循環させている。
  • (c)心臓の左側部分は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
  • (d)心臓の拍動の強弱や間隔の長さについては体性神経系による調節を受けている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
3
<解説> (c) 心臓の右側部分は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
(d) 体性神経系ではなく自律神経系による調節を受けている。

泌尿器系に関する以下の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 男性では加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を拡張して頻尿を生じることがある。
  2. 高齢者では膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下し、また、膀胱の容量が小さくなるため尿失禁を起こしやすくなる。
  3. 尿は血液がろ過されて作られるため糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
  4. 腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
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答え
1
<解説> 男性は加齢とともに前立腺が肥大し尿道が狭くなるので頻尿を生じる。

目に関する以下の記述について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 目は顔の左右に一対あることで、物体の遠近感を認識することができる。
  2. 涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌線で、血漿から涙液を産生する。
  3. 涙液はリゾチームやアルブミンを含み角膜や結膜を感染から防御している。
  4. 眼瞼はすばやくまばたき運動ができるよう皮下組織が少なく薄くできていて、むくみ等全身的な体調不良の症状が現れやすい部位である。
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答え
3
<解説> 涙液にはリゾチームや免疫グロブリンを含み角膜や結膜を感染から防御する働きがある。

感覚器官に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 内耳は聴覚器官である蝸牛と平衡器官である前庭の2つの部分からなる。
  2. 前庭の内部はリンパ液で満たされており、中耳の耳小骨から伝わる振動がリンパ液を震わせ、その振動が聴細胞の小突起を揺らして、聴神経が刺激される。
  3. 蝸牛は水平・垂直方向の加速度を感知する部分と、身体の回転や傾きを感知する部分がある。
  4. 鼓室は耳管という管で鼻腔や咽頭と通じていて、小さな子供では耳管が短くて水平に近く、鼻腔からウイルスや細菌の除去が容易である。
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答え
1
<解説> 蝸牛は中耳の耳小骨から伝わる振動がリンパ液を震わせ、その振動が聴細胞の小突起を揺らして、聴神経が刺激される。前庭には水平・垂直方向の加速度を感知する部分と、身体の回転や傾きを感知する部分がある。小さな子供では耳管が短くて水平に近く、鼻腔からウイルスや細菌の感染が起こりやすい。

外皮系に関する以下の記述のうち正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)皮膚は外界と体内の熱のやり取りをすることで体温を一定に保つため重要な役割を担っている。
  • (b)ヒトの皮膚の表面には一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚表面での病原菌の繁殖が抑えられ、また病原菌の体内への侵入も妨げられている。
  • (c)汗腺には腋窩などの毛根部に分布するエクリン腺と手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の二種類がある。
  • (d)皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなり、皮下組織には毛細血管や知覚神経の末端が通っている。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (c,d)
  4. (a,d)
  5. (b,d)
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答え
1
<解説> 腋窩などの毛根部に分布するのがアポクリン腺、毛根がないところにも分布するのがエクリン腺である。毛細血管や知覚神経の末端は真皮を通っている。

骨格系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)骨は身体の器官のうち最も硬い組織の一つで、その基本構造は骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨からなる。
  • (b)骨には身体各部の支持機能、臓器保護機能、運動機能等はあるが、造血機能はない。
  • (c)骨は成長が停止した後は、骨の破壊と修復が行われることはない。
  • (d)無機質は骨に強靭さを保ち、有機質は骨に硬さを与える。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
5
<解説> (b) 骨には造血機能やカルシウムやリン等の貯蔵機能もある。
(c) 骨は成長が停止した後でも、一生、骨の破壊と修復が行われる。
(d) 有機質は骨に強靭さを保ち、無機質は骨に硬さを与える。

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