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WEB問題集

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第154回:
“主な医薬品とその作用 Part53”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

かぜの症状に関する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. かぜの症状がはっきりしている場合には、かぜ薬よりも、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬等を選択することが望ましい。
  2. かぜの症状は、くしゃみ、鼻汁・鼻閉(鼻づまり)、咽頭通、咳、痰などの呼吸器症状等が現れ通常は数日~1週間程度で自然寛解する。
  3. 原因のほとんどはアレルギーであるが、その他細菌の感染や、まれに冷気や乾燥のような非感染性の要因による場合もある。
  4. かぜの症状は生体にもともと備わっている免疫機構によってウイルスが排除されれば自然に治る。
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答え
3
<解説> かぜの原因のほとんどはアレルギーではなく、ウイルスの感染である。

以下のかぜ薬の配合される成分のうち気管支を広げる成分として正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)メチルエフェドリン塩酸塩
  • (b)マオウ
  • (c)ノスカピン
  • (d)ベラドンナ総アルカロイド

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (b,c)
  5. (c,d)
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答え
1
<解説> ノスカピンは咳止め、ベラドンナ総アルカロイドはくしゃみや鼻汁を抑える抗ヒスタミン成分である。

かぜ薬に配合される成分とその作用の関係について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)クレマスチンフマル酸塩 ― くしゃみや鼻汁を抑える成分
  • (b)ヨウ化イソプロパミド ― 解熱鎮痛成分
  • (c)ブロメライン ― 痰の切れを良くする成分
  • (d)トラネキサム酸 ― 炎症物質の産生を抑え、腫れを和らげる

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
5
<解説> ヨウ化イソプロパミドは抗ヒスタミン成分、ブロメラインは抗炎症成分である。

かぜ薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. リゾチーム塩酸塩は鼻粘膜や喉の炎症を生じた組織の修復に寄与するほか、痰の粘り気を弱め、また、気道粘膜の線毛を促進させて痰の排出を容易にする作用を示すとされる。
  2. かぜ薬に配合される主な去痰成分としては、グアイフェネシン、ジヒドロコデイン リン酸塩、メチルシステイン塩酸塩等がある。
  3. グリチルリチン酸二カリウムは蛋白質分解酵素で、体内で産生される炎症物質を分解する作用を示す。
  4. 解熱作用がある生薬成分としてジリュウ、セネガ、オウヒ等が配合されている場合がある。
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答え
1
<解説> リン酸ジヒドロコデインは咳止め、セネガ、オウヒは去痰成分である。グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症作用を示すと考えられている。

以下の記述にあてはまる漢方処方製剤を下から1つ選びなさい。

かぜのひき始めで、寒気がして発熱、頭痛があり、体のふしぶしが痛い場合に適すとされる。

  1. 小青竜湯
  2. 麻黄湯
  3. 麦門冬湯
  4. 小柴胡湯
  5. 半夏厚朴湯
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答え
2
<解説> 小青竜湯はくしゃみや鼻汁・鼻づまり等、麦門冬湯は痰の切れにくい咳に、半夏厚朴湯は気分がふさいで、咽喉・食道部につかえ感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う人における、咳、しわがれ声、不安神経症、神経性以遠に適す。小柴胡湯はかぜのひき始めから数日たって症状が少し長引いている状態で疲労感があるかぜに用いられる。

解熱鎮痛薬に関する記述のうち正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)アセチルサリチル酸はアンチピリンと呼ばれる解熱鎮痛成分である。
  • (b)アスピリンは他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害が起こりにくいとされている。
  • (c)サザピリンについては一般用医薬品では小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。
  • (d)サリチルアミド、エテンザミドは小児では水痘又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
2
<解説> アセチルサリチル酸はアスピリンのことである。アスピリンは他の解熱成分に比べて胃腸障害を起こしやすい。

ブロムワレリル尿素に関する以下の記述について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 脳の興奮を抑え、痛み等を感じにくくする作用を示す。
  2. 少量でも眠気を催しやすく、重大な事故につながるおそれがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。
  3. 反復して摂取すると依存性を生じるおそれがある。
  4. 胎児障害の可能性はないので、妊婦又は妊娠していると思われる女性にも問題はない。
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答え
4
<解説> ブロムワレリル尿素は胎児障害の可能性があるため、妊婦等は使用を避けることが望ましい。

抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬に関する以下の記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)一時的な睡眠障害の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症がある人を対象としていない。
  • (b)妊娠中にしばしばみられる睡眠障害についてはホルモンのバランスや体型の変化等によるものであり睡眠改善薬の適用対象とはならない。
  • (c)目が覚めた後も、注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下等の一時的な意識障害等を起こすことがある。
  • (d)6歳未満の小児では避ける必要がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
4
<解説> まれに眠気とは正反対の作用を生じて、神経過敏や興奮などが現れることがある。小児ではそうした副作用が起きやすく、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。

神経の興奮・緊張を和らげる作用を期待して用いられる生薬成分の由来で誤っているものを1つ選びなさい。

  1. チョウトウコウ : アカネ科のカギカズラ又はトウカギカズラの鉤状の棘
  2. ホップ : ヨーロッパ南部から西アジアを原産とするアサ科の植物で松かさ状の花穂
  3. サンソウニン : クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子
  4. カノコソウ : 南米原産のトケイソウ科の植物で、その開花期における茎及び葉
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答え
4
<解説> カノコソウはオミナエシ科のカノコソウの根茎及び根である。南米原産ノトケイソウ科の植物でその開花期における茎及び葉を薬用部位とするのはチャボトケイソウ(別名パッシフローラ)である。

次のイブプロフェンに関する記述の中で、誤っているものはどれか。

  1. アスピリンに比べて胃腸への影響が少ない。
  2. 頭痛、咽頭痛、月経痛、腰痛に使用されることが多い。
  3. 胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、又はクローン氏病の既往歴がある人ではそれらの疾患の再発を招くおそれがある。
  4. 体内でプロスタグランジンの産生を抑える作用により、消化管粘膜の防御機能を向上させる。
  5. 全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病の診断を受けた人では無菌性髄膜炎を生じやすい。
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答え
4
<解説> イブプロフェンは体内でプロスタグランジンの産生を抑える作用により、消化管粘膜の防御機能が低下するため、消化管に広く炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、又はクローン氏病の既往歴がある人ではそれらの疾患の再発を招くおそれがある。

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