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WEB問題集

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第281回:
“主な医薬品とその作用 Part96”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

貧血用薬(鉄製剤)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)服用すると便が白くなることがあるが、これは使用を中止して専門家に相談すべきである。
  • (b)鉄分の吸収は、満腹時より空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。
  • (c)服用の前後30分に緑茶やコーヒー等の飲食物を摂取すると、飲食物に含まれているタンニン酸によって、鉄の吸収が良くなる。
  • (d)特段の基礎疾患等がなく鉄分の欠乏を生じる主な要因としては、食事の偏り(鉄分の摂取不足)が考えられ、貧血用薬(鉄製剤)の使用による対処と併せて、食生活の改善が図られることが重要である。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
5
<解説> a.服用すると便が黒くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用等の異常ではない。
c.服用の前後30分に緑茶やコーヒー等の飲食物を摂取すると、飲食物に含まれているタンニン酸によって、鉄の吸収が悪くなる。

循環器用薬及び循環器用薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
  2. 七物降下湯は、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
  3. ヘプロニカートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用がある。
  4. コウカは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。
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答え
4
<解説> 4.コウカは、末梢の血行を促し欝血の改善効果を示すとされる。

鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)桂枝加朮附湯は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされる。
  • (b)芍薬甘草湯は、体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛、頭痛、しもやけ、下痢、月経痛に適すとされる。
  • (c)薏苡仁湯は、体力中等度なものの関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に適すとされる。
  • (d)疎経活血湯は、体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされる。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
4
<解説> a.釣藤散は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされる。
b.当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛、頭痛、しもやけ、下痢、月経痛に適すとされる。

眠気を促す薬に関する以下の記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)妊娠中にしばしば見られる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、睡眠改善薬の使用が効果的である。
  • (b)小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
  • (c)ブロムワレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある。
  • (d)酸棗仁湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症、神経症に適すとされる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
1
<解説> a.妊娠中にしばしば見られる睡眠障害は、睡眠改善薬の使用の対象外である。

ステロイド性抗炎症成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)ステロイド性抗炎症成分は、副腎髄質ホルモンと共通する化学構造を持つ。
  • (b)外用の場合は、末梢組織における炎症を抑える作用を示し、痒みや発赤などの皮膚症状を抑える。
  • (c)外用に伴う副作用として、細菌や真菌、ウイルスによる皮膚感染を引き起こすことがある。
  • (d)ステロイド性抗炎症成分を主な成分とする外皮用薬は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎に適用される。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> a.ステロイド性抗炎症成分は、副腎皮質ホルモン共通する化学構造を持つ。
d.ステロイド性抗炎症成分を主な成分とする外皮用薬は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない。

婦人薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取による胎児の先天性異常の発生が報告されており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。
  2. 膣粘膜や外陰部に適用された女性ホルモン成分は、適用部位から吸収されて循環血液中に移行するが、乳汁中には移行しないため、母乳を与える女性に使用される。
  3. サフランは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合される場合がある。
  4. ジオウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
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答え
2
<解説> 2.膣粘膜や外陰部に適用された女性ホルモン成分は、一部乳汁中には移行することが認められているので、母乳を与える女性に使用すべきではない。

点眼薬を使用する際の注意点に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)点眼の際に容器の先端がまぶたやまつげに触れると、薬液の汚染を生じる原因となるため、触れないように注意しながら点眼する。
  • (b)点眼後は、数秒間、まぶたを閉じて目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的である。
  • (c)点眼薬の容器に記載されている使用期限は、開封後冷所保存した状態における期限を示したものである。
  • (d)点眼薬では、目の充血やかゆみ、腫れ等の局所性の副作用が現れることはあるが、全身性の副作用が現れることはない。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
1
<解説> c.点眼薬の容器に記載されている使用期限は、未開封の状態における期限を示したものである。
d.皮膚に発疹、発赤、痒みなどの全身性の副作用が現れることがある。

皮膚に用いる殺菌消毒成分に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)ポビドンヨードは、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対する効果はない。
  • (b)ベンザルコニウム塩化物は、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が増強されてしまうので、石鹸で洗浄した後に使用する場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。
  • (c)クロルヘキシジングルコン酸塩は、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
  • (d)マーキュロクロムは、ヨードチンキと混合することで殺菌作用が低下する。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
4
<解説> a.ポビドンヨードは、一般細菌、真菌、結核菌、ウイルスに対して殺菌消毒作用をしめす。
b.ベンザルコニウム塩化物は、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下されてしまう。

妊娠検査薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものであり、検査の時期としては月経予定日が過ぎて概ね4週目以降の検査が推奨されている。
  2. 一般的な妊娠検査薬は、冷蔵庫内に保管されていると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがある。
  3. 高濃度のタンパク尿や糖尿の場合、非特異的な反応が生じて擬陽性を示すことがある。
  4. 経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても検査結果が陽性となることがある。
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答え
1
<解説> 1.妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。

衛生害虫に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
  • (b)ボウフラの防除では、水系に殺虫剤を投入するため、生態系に与える影響を考慮する必要がある。
  • (c)ゴキブリ防除で燻蒸処理を行う場合は、3週間位後に、もう一度燻蒸処理を行い、孵化した幼虫を駆除する必要がある。
  • (d)シラミは、散髪や洗髪、入浴による物理的方法では防除できないため、医薬品による防除が必須である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> d.シラミは、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理など物理的方法でも防除できる。

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