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WEB問題集

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第268回:
“主な医薬品とその作用 Part91”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

浣腸薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)グリセリンが配合された浣腸薬は、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。
  • (b)ソルビトールは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。
  • (c)炭酸水素ナトリウムを主薬とする坐剤は、まれに重篤な副作用としてショックを生じることがある。
  • (d)浣腸薬は結腸内に適応する薬のことをいい、注入薬と坐剤がある。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> d.浣腸薬は直腸内に適応する薬のことをいい、注入薬と坐ザイ剤がある。

駆虫薬の成分に関する以下の記述について、あてはまるものはどれか。

アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。副作用として、痙攣、倦怠感、眠気、食欲不振、下痢、便秘等が現れることがある。

  1. サントニン
  2. カイニン酸
  3. ピペラジンリン酸塩
  4. パモ酸ピルビニウム
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答え
3
<解説> 1.サントニン・・・自発運動を抑えて排出させる。
2.カイニン酸・・・痙攣を起こさせて排出させる。
4.パモ酸ピルビニウム・・・呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す。

腸の薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ヒマシ油は、吸収された成分の一部が乳汁中に移行して、乳児に下痢を引き起こすおそれがあり、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。
  • (b)マグネシウムを含む成分は、一般に消化管からの吸収は少ないとされているが、一部は腸で吸収されて尿中に排泄されるため、腎臓病の診断を受けた人では、高マグネシウム血症を生じるおそれがある。
  • (c)カルメロースナトリウムは、腸内細菌により分解されて生じるガスによって便通を促すとされている。瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。
  • (d)ビサコジルは、胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
2
<解説> c.主に乳幼児の便秘に用いられるのはマルツエキス。
d.ビサコジルは、大腸のうち、特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促す。

胃の薬に配合される成分に関する以下の記述について、あてはまるものはどれか。

胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して配合される。

  1. ユウタン
  2. セトラキサート塩酸塩
  3. プロザイム
  4. ジメチルポリシロキサン
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答え
2
<解説> 1.ユウタン・・・・苦味による健胃作用
3.プロザイム・・・・消化成分
4.ジメチルポリシロキサン・・・・消泡成分

強心薬とその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。
  • (b)リュウノウは、ウシの胆嚢中に生じた結石
  • (c)センソは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
  • (d)ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
4
<解説> b.ウシの胆嚢中に生じた結石はゴオウ(牛黄)
c. シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬はロクジョウ、センソは、シナヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもの

高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)コレステロールの産生および代謝は、主として腎臓で行われる。
  • (b)大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
  • (c)パンテチンは、LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を低下させ、HDL産生を高める作用があるとされる。
  • (d)ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として用いられる。

  1. (a,c)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
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答え
4
<解説> a.コレステロールの産生および代謝は、主として肝臓で行われる。
c.パンテチンは、LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めHDL産生を高める作用があるとされる。

貧血症状と鉄製剤の働きに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)鉄欠乏性貧血とは、赤血球に含まれる色素、ヘモグロビンの生合成に必要な鉄分が不足して生じる貧血である。
  • (b)鉄製剤服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、コーヒー等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が促進される。
  • (c)体の成長が著しい年長乳児や幼児、月経血損失のある女性、鉄要求量の増加する妊婦・母乳を与える女性では、鉄欠乏状態を生じやすい。
  • (d)ビタミンCは、消化管で銅が吸収されやすい状態に保つことで配合される。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
3
<解説> b.タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなる。
d.ビタミンCは、鉄が吸収されやすい状態に保つことで配合される。

循環器用薬及び循環器用薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)コウカには、ベニバナの管状花をそのまま、または黄色色素の大部分を除いたもので、末梢の血行を促して鬱血を除く作用があるとされる。
  • (b)ヘプロニカートは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、別名コエンザイムQ10とも呼ばれビタミンEと組みあわせて用いられることが多い。
  • (c)ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
  • (d)三黄瀉心湯は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされる。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
1
<解説> b.別名コエンザイムQ10とも呼ばれるのはユビデカレノン
d.体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされるのは七物降下湯

婦人薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)エチニルエストラジオールは、長期連用により、便秘を生じることがあり、また乳がんや脳卒中などの発生確率が高まる可能性がある。
  • (b)サフランは、冷え性及び血行不良に用いられる。
  • (c)コウブシは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。
  • (d)トウキは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> a.エチニルエストラジオールは、長期連用により、血栓症を生じることがある。

婦人薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)シャクヤクは、鎮痛・鎮痙作用を期待して用いられる。
  • (b)ジオウ(ゴマノハグサ科のアカヤジオウ等の根又はそれを蒸したものを基原とする生薬)は、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
  • (c)コウブシ(カヤツリグサ科のハマスゲの根茎を基原とする生薬)は、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。
  • (d)女性ホルモン成分は、妊娠中の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告されており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
答えを見る
答え
5

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