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WEB問題集

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第269回:
“主な医薬品とその作用 Part92”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

内服アレルギー用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)カルビノキサミンマレイン酸塩は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
  • (b)メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板増加を生じることがある。
  • (c)ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがある。
  • (d)ヨウ化イソプロパミドは、鼻腔内の刺激を伝達する交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える作用を示す。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> b.メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
d.ヨウ化イソプロパミドは、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える作用を示す。

次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸虚弱で冷え症の人では、胃部不快感等の副作用が現れやすいなど、不向きとされている。

  1. 辛夷清肺湯
  2. 芍薬甘草湯
  3. 桂枝加朮附湯
  4. 大黄甘草湯
  5. 葛根湯
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答え
1
<解説> 2.芍薬甘草湯は「こむらがえり」
3. 桂枝加朮附湯は「関節痛」
4.大黄甘草湯は「便秘」
5.葛根湯は「風邪の初期で汗が出ない者」
に主に使用される。

眼科用薬の配合成分とその配合目的の関係が正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)
    【配合成分】・・・ナファゾリン塩酸塩
    【配合目的】・・・結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去する
  • (b)
    【配合成分】・・・リゾチーム塩酸塩
    【配合目的】・・・結膜や角膜の乾燥を防ぐ
  • (c)
    【配合成分】・・・スルファメトキサゾール
    【配合目的】・・・細菌感染による結膜炎などの化膿性症状の改善
  • (d)
    【配合成分】・・・パントテン酸カルシウム
    【配合目的】・・・アレルギー症状を改善

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b.リゾチーム塩酸塩は抗炎症作用
d.パントテン酸カルシウムはビタミン成分で目の調節機能回復を促す効果がある。

毛髪用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. カシュウは、ウコギ科のトチバニンジンの根茎を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬で、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
  2. ヒノキチオールは、タイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
  3. カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)において抗コリン作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
  4. エストラジオール安息香酸エステルは、男性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して配合されている場合がある。
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答え
2
<解説> 1.カシュウは、タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
3.カルプロニウム塩化物は、アセチルコリンに類似した作用を示し 頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
4.エストラジオール安息香酸エステルは、女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して配合されている場合がある。

歯槽膿漏薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)内服薬は、抗炎症成分、ビタミン成分等が配合されたもので、外用薬と合わせて用いると効果的である。
  • (b)歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、イソプロピルメチルフェノールが配合されている場合がある。
  • (c)炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、カルバゾクロムが配合されている場合がある。
  • (d)コラーゲン代謝を改善して炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用を期待して、セチルピリジニウム塩化物が配合されている場合がある。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
4
<解説> d.コラーゲン代謝を改善して炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用を期待して、アラントインが配合されている場合がある。

口内炎及び口内炎用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)口内炎や舌炎は、いずれも口腔粘膜に生じる炎症で、口内炎用薬は、これらの症状の緩和を目的として口腔内局所に適用される外用薬である。
  • (b)口内炎は、口腔粘膜に生じる炎症で、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて、時に口臭を伴う。
  • (c)口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して シコンが配合されている場合がある。
  • (d)口内炎用薬は、口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬、含嗽薬などを使用する場合には、十分な間隔を置くべきである。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
4

禁煙補助剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)禁煙補助剤は、ニコチン離脱症状を軽減するニコチン置換療法に使用される、ニコチンを有効成分とする医薬品である。
  • (b)咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、肺からの吸収が十分なされず、吐きけ等の副作用が現れやすくなる。
  • (c)糖尿病と診断されたことがある人では、使用を避ける必要がある。
  • (d)投与経路の異なる他のニコチン含有製剤を併用しても、ニコチンの過剰摂取とはならないため、禁煙達成を早めることができる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> b.咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分なされず、吐きけ等の副作用が現れやすくなる。
c.うつ病と診断されたことがある人では、使用を避ける必要がある。
d.咀嚼剤とパッチ剤などの異なる他のニコチン含有製剤を併用すると、ニコチンの過剰摂取となり副作用が現れやすくなる。

滋養強壮保健薬とその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ビタミンAは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  2. エルゴカルシフェロールが主薬として配合された製剤は、骨歯の発育不良、くる病の予防に用いられる。
  3. トコフェロールが主薬として配合された製剤は、末梢血管障害による肩・首すじのこり、手足のしびれ、更年期におけるのぼせ、月経不順の症状の緩和等に用いられる。
  4. アスパラギン酸ナトリウムは、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。
  5. ヘスペリジンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンDの吸収を助ける等の作用があるとされる。
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答え
5
<解説> 5.ヘスペリジンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされる。

漢方の特徴・漢方薬使用における基本的な考え方に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要であり、漢方の病態認識には虚実、陰陽、気血水、五臓などがある。
  • (b)漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
  • (c)漢方処方方薬は作用が穏やかで、副作用はない。
  • (d)漢方処方は、処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものである。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
1

消毒薬の殺菌消毒成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)トリクロルイソシアヌル酸等の有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が強いため、プール等の大型設備の殺菌・消毒には適していない。
  • (b)クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、ウイルスに対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、真菌類に対する殺菌消毒作用はない。
  • (c)エタノールのウイルスに対する不活性効果は、イソプロパノールよりも低い。
  • (d)次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚刺激性が弱いため、人体の消毒にも使用できる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
5
<解説> a.トリクロルイソシアヌル酸等の有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
b.クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
c. イソプロパノールのウイルスに対する不活性効果は、エタノールよりも低い。
d.次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚刺激性が強いため、人体の消毒には用いられない。

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