登録販売者.com

ログイン 無料登録

WEB問題集

WEB問題集

第267回:
“人体の働きと医薬品 Part45”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
  • (b)膀胱内の尿には、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
  • (c)副腎は左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、皮質と髄質の2層構造からなる。
  • (d)副腎髄質では、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があるアルドステロンが産生・分泌される。

  1. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
答えを見る
答え
2
<解説> a.尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
d.副腎皮質では、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があるアルドステロンが産生・分泌される。

リンパ系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)リンパ液は、心臓のようにポンプの働きをする器官である。
  • (b)リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、リンパ節で免疫反応によって排除される。
  • (c)リンパ管には逆流防止のための弁がなく、リンパ液は双方向に流れている。
  • (d)組織に侵入した細菌やウイルスはリンパ管に取り込まれ、リンパ節に集まっているリンパ球やマクロファージによって排除される。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
答えを見る
答え
3
<解説> a.リンパ液は、心臓のようにポンプの働きをする器官でなく、リンパの動きは骨格筋の収縮によるものである。
c.リンパ管には逆流防止のための弁があり、リンパ液は一定方向に流れている。

目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)光を感じる細胞が正常に働くためにはビタミンAが不可欠である。
  • (b)水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。
  • (c)眼瞼は減給の保護や清浄化の役割を持っており、皮下組織が少なく薄く出来ている。
  • (d)涙液分泌がほとんどない睡眠中や、涙液の働きが悪くなったときには、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
答えを見る
答え
2
<解説> b.水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。

耳に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。
  • (b)中耳は、外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、蝸牛からなる。
  • (c)蝸牛の内部は血液で満たされている。
  • (d)乗り物酔い(動揺病)は、乗り物に乗っているとき反復される加速度刺激や動揺によって、平衡感覚が混乱して生じる身体の変調である。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (c,d)
  4. (a,d)
答えを見る
答え
4
<解説> b.蝸牛は内耳である。
c. 蝸牛の内部はリンパ液で満たされている。

外皮系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. メラニン色素の量は、皮膚の色に影響を与えているが、毛の色には影響を与えない。
  2. 表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。
  3. 皮脂の分泌が低下すると皮膚が乾燥し、皮膚炎や湿疹を起こすことがある。
  4. 発汗には、体温調節のための発汗や精神的緊張による発汗等があるが、体温調節のための発汗は全身の皮膚に生じる。
答えを見る
答え
1
<解説> 1.メラニン色素の量によって毛の色が決まる。

筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。
  • (b)平滑筋は、意識的にコントロールできない筋組織(不随意筋)であり、横縞模様はない。
  • (c)腱は結合組織のみでできており、伸縮性がある。
  • (d)消化管壁、血管壁には、平滑筋が分布している。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
答えを見る
答え
5
<解説> c.腱は結合組織のみでできており、伸縮性はあまりない。

脳や神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
  • (b)脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
  • (c)延髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを末梢反射と呼ぶ。
  • (d)中枢神経系は、脳と脊髄から構成される。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
答えを見る
答え
4
<解説> b.延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
c.延髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。

医薬品の吸収に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)全身作用を目的とする医薬品では、その有効成分が消化管等から吸収されて、循環血液中に移行することが不可欠である。
  • (b)坐剤の有効成分は、直腸内壁の粘膜から吸収され容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れる。
  • (c)肝機能が衰えて代謝機能が低い人では、多くの成分が全身循環に移行して効果が弱く出る。
  • (d)循環血液中に移行した有効成分の多くは、主として腎細胞の薬物代謝酵素によって代謝を受ける。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (c,d)
  4. (a,d)
答えを見る
答え
1
<解説> c.肝機能が衰えて代謝機能が低い人では、多くの成分が全身循環に移行して効果が強く出る。
d.循環血液中に移行した有効成分の多くは、主として肝細胞の薬物代謝酵素によって代謝を受ける。

医薬品の剤型及び適切な使用方法に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)カプセル剤は、ゼラチンにアレルギーを持つ人も服用できる。
  • (b)経口液剤は固形製剤に比べ、飲み込みやすいが、消化管からの吸収は遅い。
  • (c)外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きやすいという特徴がある。
  • (d)散剤を服用するときは、飛散を防ぐため、あらかじめ少量の水(又はぬるま湯)を口に含んだ上で服用したり、何回かに分けて少しずつ服用するなどの工夫をするとよい。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
答えを見る
答え
4
<解説> a.カプセル剤は、ゼラチンにアレルギーを持つ人も服用できない。
b.経口液剤は固形製剤に比べ、飲み込みやすいが、消化管からの吸収は早い。

医薬品の使用によって引き起こされる皮膚粘膜眼症候群に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)最初に報告をした医師の名前にちなんでライエル症候群とも呼ばれる。
  • (b)原因医薬品の使用開始2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起きることもある。
  • (c)発症機序の詳細が明確にされているため、発症を予測することが容易である。
  • (d)一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあり、皮膚症状が軽快した後も眼や呼吸器等に障害が残ったりする重篤な疾患である。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
答えを見る
答え
4
<解説> a.ライエル症候群は中毒性表皮壊死融解症である。
c.発症機序の詳細が明確にされていないため、発症を予測することが困難である。

arrow_drop_up