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WEB問題集

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第227回:
“主な医薬品とその作用 Part78”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

口腔咽喉薬及び含嗽薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)ベンゼトニウム塩化物は、抗炎症成分として、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる。
  • (b)含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が薄れやすい。
  • (c)リゾチーム塩酸塩は、ショック(アナフィラキシー)のような重篤な副作用を生じることがある。
  • (d)クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬については、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> a.ベンゼトニウム塩化物は、殺菌消毒成分

浣腸薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)浣腸薬は繰り返し使用すると、直腸の感受性が高くなり、効果が出やすくなる。
  • (b)炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
  • (c)ソルビトールは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。
  • (d)グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
4
<解説> a.浣腸薬は繰り返し使用すると、直腸の感受性が低下し、効力が減弱する。

腸の薬とその有効成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. アクリノールは、細菌感染による下痢の症状を鎮める。
  2. 収斂成分を主体とする止瀉薬については、細菌性の下痢や食中毒のときに使用して腸の運動を鎮めると、かえって状態を悪化させるおそれがある。
  3. タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
  4. ロぺラミド塩酸塩は食あたりや水あたりの下痢にも使用できる。
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答え
4
<解説> 4.食あたりや水あたりの下痢には使用してはならない。

瀉下薬とその有効成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)大腸を刺激して排便を促すことを目的として、センナが用いられる。
  • (b)ヒマシ油は、急激で強い瀉下作用をもたらすことから、防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒に対して効果がある。
  • (c)カルメロースカルシウムは、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくすることによる瀉下作用を目的として、配合されている場合がある。
  • (d)腸内容物の浸透圧を高めることで、糞便中の水分量を増し、大腸を刺激して排便を促す目的で酸化マグネシウムが使用される。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
1
<解説> ヒマシ油は駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用の危険性が高まるので防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒に対して使用してはならない。

胃腸鎮痛鎮痙薬とその有効成分の以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)抗コリン成分が副交感神経系の働きを抑える作用は消化管に限定されないため、散瞳、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難等の副作用が現れることがある。
  • (b)アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、15歳未満の小児への使用は避ける必要がある。
  • (c)オキセサゼインは、小児における安全性は確立されていないので、15歳未満の小児は使用してはいけない。
  • (d)ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれがある。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
1
<解説> b.アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。

胃の薬の配合成分とその目的とする作用に関する組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)
    【配合成分】・・・・・・・・合成ヒドロタルサイド
    【目的とする作用】・・・制酸
  • (b)
    【配合成分】・・・・・・・・オウバク
    【目的とする作用】・・・苦味による健胃
  • (c)
    【配合成分】・・・・・・・・ロートエキス
    【目的とする作用】・・・胃液分泌促進
  • (d)
    【配合成分】・・・・・・・・スクラルファート
    【目的とする作用】・・・胃粘膜保護・修復

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
3
<解説> ロートエキスは抗コリン作用を示し、過剰な胃液の分泌を抑える。

次の記述は、駆虫成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
  • (b)パモ酸ピルビニウムは、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
  • (c)ピペラジンリン酸塩は、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
  • (d)カイニン酸は、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b.パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。
d.カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

強心薬に配合される主な成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる作用があるとされる。
  • (b)センソは、有効域が比較的広い成分であり、微量で強い強心作用を示す。
  • (c)ゴオウは、強心作用のほか、末梢血管の収縮による血圧上昇、興奮作用があるとされる。
  • (d)シンジュは鎮静作用等を期待して配合される。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> b.センソは、有効域が比較的狭い成分
c.ゴオウは、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下

高コレステロール改善成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成し、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す。
  • (b)パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。
  • (c)ビタミンB2は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされる。
  • (d)ビタミンEは、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
3
<解説> c.ビタミンB2は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるのはビタミンE(トコフェノール)である。
d.コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われているのはビタミンB2(リボフラビン)である。

貧血と貧血用薬(鉄製剤)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)鉄分の摂取不足を生じても、初期には貯蔵鉄や血清鉄が減少するのみでヘモグロビン量自体は変化せず、ただちに貧血の症状は現れない。
  • (b)貧血の症状がみられる以前から予防的に鉄製剤を服用した方が良い。
  • (c)鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。
  • (d)服用の前後30分にタンニン酸を含む食品を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が良くなる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
4
<解説> b.貧血の症状がみられる以前から予防的に鉄製剤を使用することは適当ではない。
d.服用の前後30分にタンニン酸を含む食品を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある。

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