登録販売者.com

ログイン 無料登録

WEB問題集

WEB問題集

第184回:
“主な医薬品とその作用 Part63”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

外用痔疾用薬に含まれる成分とその成分を配合する目的との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)シコン ― 新陳代謝促進、殺菌、抗炎症作用
  • (b)酸化亜鉛 ― 粘膜の保護・止血成分
  • (c)ナファゾリン塩酸塩 ― 局所刺激成分
  • (d)リゾチーム塩酸塩 ― 組織修復成分

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
答えを見る
答え
1
<解説> ナファゾリン塩酸塩は止血成分、リゾチーム塩酸塩は緩和な抗炎症作用を示す成分として用いられている。

痔及び痔疾用薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)痔は生活習慣病で、長時間座るのを避け、軽い運動によって血行を良くすることが痔の予防につながる。
  • (b)一般用医薬品の痔疾用薬には、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を持つ成分を含む内服薬もある。
  • (c)痔核は肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって炎症・化膿を生じた状態である。
  • (d)外用痔疾用薬は局所に使用されるものであるため、全身的な影響を生じることはない。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
答えを見る
答え
1
<解説> 痔核は肛門に存在する細かい血管群が部分的に拡張し肛門内にいぼ状の腫れが生じたもので、一般に「いぼ痔」と呼ばれる。

次の婦人薬に配合されている生薬成分のうち、血行を改善し、血色不良やひえの症状緩和作用を期待して用いられるものの正しい組み合わせはどれか。

  • (a)シャクヤク
  • (b)カノコソウ
  • (c)トウキ
  • (d)センキュウ

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
答えを見る
答え
2
<解説> シャクヤクは鎮痛・鎮痙の作用、カノコソウは鎮静作用を期待して用いられる。

女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤のうち、カンゾウを含まないものはどれか。

  1. 温経湯
  2. 五積散
  3. 桃核承気湯
  4. 温清飲
  5. 加味逍遥散
答えを見る
答え
4
<解説> 温清飲の構成生薬はジオウ、シャクヤク、センキュウ、トウキ、オウゴン、オウバク、オウレン、サンシシである。

鼻炎用薬に含まれる成分とその成分に関する記述の関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)フェニレフリン塩酸塩 ― 鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。
  • (b)クロモグリク酸ナトリウム ― 肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える。
  • (c)グリチルリチン酸二カリウム ― くしゃみ止めの効果がある。
  • (d)リドカイン塩酸 ― 鼻粘膜の炎症を和らげる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
答えを見る
答え
1
<解説> グリチルリチン酸二カリウムは鼻粘膜の炎症を和らげ、リドカイン塩酸は鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として用いられる。

以下のアレルギー用薬として用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてマオウを含むものはどれか。

  1. 辛夷清肺湯
  2. 葛根湯加川?辛夷
  3. 当帰飲子
  4. 消風散
  5. 十味敗毒湯
答えを見る
答え
2
<解説> 1,2は蓄膿症等、3~5は湿疹等、皮膚疾患に用いられる。

鼻炎及び鼻炎用点鼻薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は過度に使用されると、鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して鼻づまりがひどくなりやすい。
  • (b)抗アレルギー成分は副鼻腔炎に対しても効果があるとされている。
  • (c)鼻粘膜が腫れてポリープとなっている場合には、医療機関における治療が必要である。
  • (d)抗ヒスタミン成分は肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示す。

  1. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
答えを見る
答え
4
<解説> 抗アレルギー成分は肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用を示すが、副鼻腔炎には無効である。
抗ヒスタミン成分は遊離したヒスタミンの働きを抑える作用がある。

一般用医薬品の点眼薬及び洗眼薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 一般用医薬品の中には緑内障に用いる点眼薬はない。
  2. 一般用医薬品の点眼薬の中には、抗菌成分が配合され、細菌感染による結膜炎や眼瞼炎に効くものはあるが、麦粒腫に効くものはない。
  3. アレルギー用点眼薬は抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分が配合され、花粉、ハウスダスト等のアレルゲンによる目のアレルギー症状の緩和を目的として用いられている。
  4. 1滴の薬液の量は結膜嚢の容積より多い。
答えを見る
答え
2
<解説> 細菌感染による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的としてスルファメトキサゾール等のサルファ剤が用いられる。

眼科用薬に配合される成分に関する以下の記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)ホウ酸は洗眼薬として用事水に溶解し結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。
  • (b)ビタミンAは明暗順応に補酵素として働き、新陳代謝を改善する効果を期待して用いられる。
  • (c)結膜を通っている血管を拡張させて目の充血を除去することを目的として、テトラヒドロゾリン塩酸塩が配合されている場合がある。
  • (d)炎症物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して、イプシロン-アミノカプロン酸が用いられることがある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
答えを見る
答え
5
<解説> ビタミンAは視細胞が光を感受する反応に関与していることから、視力調整等の症状を改善する効果を期待して用いられる。
アドレナリン作動成分であるテトラヒドロゾリン塩酸塩は血管を収縮させて眼の充血を除去する作用がある。

以下の殺菌消毒成分のうち、結核菌を含む一般細菌類、真菌類及びウイルスに対して殺菌消毒作用を示す成分の正しい組み合わせはどれか。

  • (a)オキシドール
  • (b)エタノール
  • (c)ヨードチンキ
  • (d)ベンザルコニウム塩化物

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
答えを見る
答え
3
<解説> オキシドールは細菌に対しては有効であるが、結核菌、真菌類、ウイルスに対しては無効である。
ベンザルコニウム塩化物は細菌、真菌に対して有効であるが、ウイルス、結核菌に対しては効果がない。

arrow_drop_up