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WEB問題集

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第127回:
“主な医薬品とその作用 Part44”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の医薬品成分のうち、歯槽膿漏に配合される殺菌消毒成分ではないものを1つ選びなさい。

  1. フェノール
  2. オイゲノール
  3. セチルピリジニウム塩化物
  4. テーカイン
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答え
4
<解説> テーカインは局所麻酔成分である。

次の口内炎用薬に用いられる成分に関する正誤の記述について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、グリチルレチン酸が配合されていることがある。
  • (b)患部からの細菌感染を防止することを目的として、アクリノールが配合されていることがある。
  • (c)生薬成分のシコンは組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
4
<解説> 口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウムが配合されることがある。グリチルレチン酸は抗炎症成分である。

次の禁煙補助剤に関する次の記述の中で誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 禁煙補助剤はニコチン置換療法に使用される。噛むことで口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する。
  2. ガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが口腔粘膜から吸収されやすくなる。
  3. 脳梗塞・脳出血等の急性期脳血管障害、重い心臓病等の基礎疾患がある人では、使用を避ける必要がある。
  4. 非喫煙者では、一般にニコチンに対する耐性がないため、吐き気、めまい、腹痛などの症状が現れやすく、誤って使用されることのないように留意される必要がある。
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答え
2
<解説> 菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分なされず、また、吐き気や腹痛等の副作用が現れやすくなるため、ゆっくりと断続的に噛むこととされている。

次の滋養強壮保健薬に用いられる成分に関する記述で、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. ビタミンAは夜間視力を維持し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  2. タウリンは体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質である。肝臓機能を改善する働きがあるとされる。
  3. アスパラギン酸ナトリウムはアスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す作用を期待して用いられる。
  4. システインは虚弱体質、腺病質における骨歯の発育促進、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防に用いられる。
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答え
4
<解説> システインは髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種で、皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働き、又肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す働きがあるとされている。

次の漢方の考え方及び漢方処方製剤に関する記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)漢方の考え方として重要なものは、患者の証(体質及び症状)及び陰陽五行説である。又漢方薬の効果は個々の構成生薬の薬効とは直接関連性がないものである。
  • (b)患者の証に基づく考え方とは体質を虚証と実証に分類し、それに応じた処方を選択する考え方で、実証とは体内の臓器を働かせるエネルギーの貯蔵量が少ない体質をいう。
  • (c)陰陽五行説とは人体の臓器を五臓六腑に分け、それぞれの臓器が相互に作用しあって生体のバランスを取っているという考え方に基づいて処方を選択する考え方である。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤
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答え
1
<解説> 実証とはエネルギーの貯蔵量が多い体質(比較的体力がある状態)を指す。

次の生薬に関する記述の正誤についての正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)生薬製剤は漢方薬と同様、使用する人の体質や症状その他の状態に適した配合を選択するという考え方に基づいて使用される。
  • (b)サイシンは薬用部位とその他の部位を取り違えると、期待する効果が得られないだけでなく、人体に有害な作用を引き起こすことで知られている。
  • (c)ブシはキンポウゲ科のハナトリカブトの塊根であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。血液循環が高まることにより利尿作用を示すほか、鎮痛作用も示す。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤
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答え
2
<解説> 生薬製剤は個々の有効成分(生薬成分)の薬理作用を主に考えて、それらが相加的に配合された、西洋医学的な基調の上に立つものである。

次の消毒薬に関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)サラシ粉は塩素系殺菌消毒成分であり、皮膚刺激性が強いため人体には用いられない。
  • (b)ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
  • (c)アルコールは結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
1
<解説> アルコールは微生物の蛋白質を変性させ、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。

殺虫剤に配合される成分とその分類の関係が誤っているもの1つ選びなさい。

  1. フェノトリン ― ピレスロイド系
  2. ジクロルボス ― 有機リン系
  3. トリクロルホン ― カーバメイト系
  4. オルトジクロロベンゼン ― 有機塩素系
  5. メトプレン ― 昆虫成長阻害
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答え
3
<解説> トリクロルホンは有機リン系殺虫成分である。

次の一般用検査薬に関する記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)尿糖、尿蛋白を同時検査する場合、早朝尿(起床直後)の尿を検体とする。
  • (b)通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な結果が得られなくなることがある。
  • (c)尿糖・尿蛋白は尿中の糖や蛋白質の有無を調べるものであり、その結果をもって直ちに疾患の有無や種類を判断することができない。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
2
<解説> 通常尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと正確な検査結果が得られなくなることがある。

次の妊娠検査薬に関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)妊娠が成立すると、絨毛性性腺刺激ホルモンhCGが分泌する。妊娠検査薬は尿中のhCGの有無を調べるものである。
  • (b)実際に妊娠が成立してから、8週目前後の尿中hCG濃度を検出感度としている。
  • (c)経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人は妊娠していなくても、尿中hCGが検出されることがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
3
<解説> 実際に妊娠が成立してから4週目前後の尿を検体とする。

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