登録販売者.com

ログイン 無料登録

WEB問題集

WEB問題集

第128回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part22”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品の本質に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. 一般用医薬品は医療用医薬品と比較すれば、医師の管理の下に使用しない事から、保健衛生上のリスクは相対的に高いと考えられる。
  2. 医薬品が人体に及ぼす影響は、複雑、かつ多岐にわたるが、そのすべてが一般用医薬品においては解明されている。
  3. 医薬品は人体にとって異物であるため、好ましくない反応を生じる事もある。
  4. 人体に対して直接使用されない医薬品は医薬部外品である。
答えを見る
答え
3
<解説> 一般用医薬品といえども医薬品が人体に及ぼす作用は複雑かつ多岐にわたり、そのすべてが解明されている訳ではない。医療用医薬品と比較すれば、リスクは相対的に低い。 人体に対して直接使用されない医薬品についても、たとえば殺虫剤の中には誤って人体がそれに曝されれば健康を害するおそれがあるものもある。

医薬品の副作用に関する記述について(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは「疾病の( a )、診断、治療のため、又は身体の機能を( b )ために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の( c )反応」とされている。

  1. (a)検査, (b)向上させる, (c)有害かつ過敏な
  2. (a)予防, (b)正常化する, (c)有害かつ意図しない
  3. (a)予防, (b)向上させる, (c)有害かつ意図しない
  4. (a)検査, (b)正常化する, (c)有効かつ予期しない
  5. (a)予防, (b)向上させる, (c)有効かつ過剰な
答えを見る
答え
2
<解説> わが国では「許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においても許可医薬品により人に発現する有害な反応」を医薬品の副作用と定義している。

医薬品によるアレルギー(過敏反応)に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. アレルギーは内服薬でのみ起こる。
  2. 医薬品によるアレルギーはその添加物などによっては引き起こされない。
  3. 医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その医薬品に対しては抗体ができているため次回から使用しても問題はない。
  4. 以前にその医薬品を使用した時に過敏反応を生じなくても、健康状態が変わればアレルギーを起こす場合がある。
答えを見る
答え
4
<解説> アレルギーは外用薬や添加物等でも起こりえる。

医薬品の副作用に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 医薬品を十分に注意して、適正に使用した場合であっても、副作用が生じることがある。
  2. 一般用医薬品は通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
  3. 副作用は直ちに明確な自覚症状として現れないことがある。
  4. 主作用以外の反応であって、特段の不都合を生じないものであっても、副作用として扱われる。
答えを見る
答え
4
<解説> 医薬品は通常、複数の薬理作用を併せ持つため、医薬品を使用した場合には、期待される有益な反応(主作用)以外の反応が現れることがある。主作用以外の反応であっても、特段の不都合を生じないものであれば、通常、副作用として扱われることはないが、好ましくないものについては一般に副作用という。

医薬品の相互作用に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. 相互作用は、複数の医薬品を併用した場合におこる望ましくない作用のことをいう。
  2. 医療機関で治療を受けている場合には通常、その治療が優先されることが望ましく、一般用医薬品は販売することは禁止されている。
  3. 食品との相互作用は専ら飲み薬の使用に際して注意を要する。
  4. アルコールとアセトアミノフェンを併用すると、通常より代謝されにくくなり作用が増強されやすくなる。
答えを見る
答え
3
<解説> 1.相互作用とは、複数の医薬品や特定の食品と一緒に摂取した場合に医薬品の作用が増強したり減弱したりすることをいう。
2.医療機関で治療を受けている場合には通常、その治療が優先されることが望ましいが、一般用医薬品は販売することは禁止されているわけではない。
4.アセトアミノフェンはアルコールと一緒に摂取すると、通常よりも代謝されやすくない、体内から医薬品が早く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。

医薬品の相互作用に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれの医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。
  • (b)医療機関で治療を受けている場合、処方された医薬品と一般用医薬品の併用については、治療を行っている医師等に問題がないかどうか確認するべきである。
  • (c)かぜ薬と解熱鎮痛薬、鎮静薬は併用しても成分や作用が重複することはない。
  • (d)医療用医薬品は1つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることが多く、一般用医薬品と併用する際、注意が必要である。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
答えを見る
答え
1
<解説> (c) かぜ薬と解熱鎮痛薬、鎮静薬は併用すると成分や作用が重複することがある。
(d) 一般用医薬品は1つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることが多く他の医薬品と併用した場合、同様な作用を持つ成分が重複することがあり、これにより、作用が強く出過ぎたり、副作用を招く危険性が増すことがある。

医薬品と食品との関係に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)アルコールをよく摂取する人では医薬品によっては早く代謝されすぎて効果が減弱されるものがある。
  • (b)カフェインは鉄剤の吸収がよくなるので、鉄剤を服用している人では、食前後30分にコーヒーを飲んだ方がよい。
  • (c)生薬成分が配合された医薬品と、生薬成分を含む食品をあわせて摂取すると医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
答えを見る
答え
3
<解説> タンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取するとタンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがあるので、服用前後はそれらの摂取を控えることとされている。

医薬品の使用上の注意等において用いられる小児等の年齢区分のうちおおよその目安について正しいものはどれか。

  1. 乳児 ― 生後4週以上、1歳以下
  2. 幼児 ― 1歳以上、7歳未満
  3. 幼児 ― 1歳以上、3歳未満
  4. 小児 ― 7歳以上、16歳未満
  5. 小児 ― 7歳以上、15歳以下
答えを見る
答え
2
<解説> 乳児は生後4週以上、1歳未満、幼児は1歳以上、7歳未満、小児は7歳以上、15歳未満、ちなみに高齢者は65歳以上をさす。

小児等に一般用医薬品を使用する場合の注意事項に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)小児へ成人用の医薬品を与える場合は成人用の医薬品を減らして与える。
  • (b)一般的に乳幼児は、自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品使用後の乳幼児の状態を保護者等がよく観察することが重要である。
  • (c)乳児は医薬品の影響を受けやすく、乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品であっても、その医薬品の使用の適否が見極めにくいため、基本的には医師の診療を受けることが優先される。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
答えを見る
答え
3
<解説> 小児への薬用量は必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用する事。

高齢者の医薬品使用に関する記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

医薬品の使用上の注意等において「高齢者」という場合には、おおよその目安として( a )以上を指す。一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に( b )が低下していると医薬品の作用が強く現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが( c )なる。

  1. (a)70歳, (b)基礎体力, (c)高く
  2. (a)65歳, (b)肝臓や腎臓機能, (c)少なく
  3. (a)75歳, (b)生理機能, (c)大きく
  4. (a)65歳, (b)肝臓や腎臓機能, (c)高く
  5. (a)60歳, (b)生理機能, (c)大きく
答えを見る
答え
4
<解説> 高齢者であっても基礎体力や生理機能の衰えには個人差が大きく、年齢のみから一概にリスクを判断することは困難である。

arrow_drop_up