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WEB問題集

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第111回:
“主な医薬品とその作用 Part39”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

サリチル酸系解熱鎮痛成分に関する記述について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. アスピリンは一般用医薬品では16歳未満に対して、いかなる場合も使用しない事となっている。
  2. アスピリンには血液を凝固しにくくする作用がある。
  3. エテンザミドについては痛みの伝わりを抑える働きが優位である。
  4. ACE処方とはアセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの頭文字をとった処方である。
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答え
1
<解説> アスピリンは一般用医薬品では小児(15歳未満)に対しては使用しない事。

止瀉薬に関する次の記述について誤っているものを選びなさい。

  1. アルブミンタンニン酸塩には腸粘膜をひきしめる作用がある。
  2. 炭酸カルシウムや天然ケイ酸アルミニウムは腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着する作用がある。
  3. ロペラミド塩酸塩は腸管の運動を低下させる作用を示し、水分や電解質の分泌を抑える。
  4. オウバクは吸着作用のほか、腹部膨満感に用いられる。
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答え
4
<解説> オウバクは収斂作用のほか、抗菌作用、抗炎症作用も期待して用いられる。

貧血用薬に関する次の記述の正誤について正しい組み合わせのものを選びなさい。

  • (a)マンガンは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。
  • (b)ヘモグロビン産生や赤血球の形成に働くビタミン成分として、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンEが配合されている場合もある。
  • (c)鉄製剤の主な副作用として、悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感等の胃腸障害があげられる。
  • (d)服用前後30分にカフェインを含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が悪くなることがある。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> (a) コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。
マンガンはエネルギー合成を促進する目的で硫酸マンガンが配合される場合がある。
(d) 食前後にカフェインはタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある。

強心薬に含まれる成分に関する記述で誤っているものを選びなさい。

  1. センソはヒキガエル科のシナヒキガエル又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもので、微量で強い強心作用を示す。
  2. ジャコウはシカ科のジャコウジカ又はその近縁動物の雄のジャコウ腺分泌物を乾燥させたもので、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。
  3. シンジュはシカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強壮、血行促進等の作用があるとされている。
  4. リュウノウはフタバガキ科のリュウノウジュの樹幹の空隙に析出する精油の結晶を用いた生薬で、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
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答え
3
<解説> 3.ロクジョウについての記載である。

婦人用薬についての記載で次に該当する漢方処方製剤を1つ選びなさい。

虚弱体質で肩がこり、疲れやすく、精神不安等の精神神経症状、ときに便秘の傾向のある女性における冷え症、虚弱体質、月経不順、更年期障害、月経困難、血の道症に適するとされるが、胃腸の弱い人では悪心、嘔吐、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等不向きとされる。

  1. 桂枝茯苓丸
  2. 加味逍遥散
  3. 四物湯
  4. 当帰芍薬散
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答え
2
<解説> 1.比較的体力がある人
3.産前産後の疲労回復等
4.冷え症で貧血傾向の人に用いられる。

カフェインに関する記載で誤っているものを選びなさい。

  1. 眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200mg1日摂取量では500mgが上限とされている。
  2. 胎盤関門を通過せず、乳汁中にも移行しないので、妊娠中も授乳中も摂取可能である。
  3. 腎臓での水分の再吸収を抑制するとともに、膀胱括約筋を弛緩させる働きがあり、尿量の増加をもたらす。
  4. 心筋を興奮させる作用があり、心臓病の診断を受けた人は服用を避ける必要がある。
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答え
2
<解説> 妊娠中の眠気防止薬の使用が胎児に影響を及ぼすかどうかは明らかになっていないが、吸収されて循環血液中に移行したカフェインの一部は、胎盤関門を通過して胎児に到達することが知られており、胎児の心拍数を増加させる可能性がある。又乳汁中にも移行する。授乳期間中は食品等に含まれるカフェインと併せて、カフェインの総摂取量が継続して多くならないように留意されることが望ましい。

歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分と配合目的の一致しないものはどれか。

  1. カミツレ ― 炎症を抑える
  2. オイゲノール ― 殺菌消毒成分
  3. カルバゾクロム ― 抗炎症成分
  4. テーカイン ― 局所麻酔成分
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答え
3
<解説> カルバゾクロムは止血成分として配合されている。

鎮咳去痰薬に含まれる成分や漢方処方製剤に関する次の記述で誤っているものはどれか。

  1. コデインリン酸塩は胃腸の運動を低下させる作用も示し、副作用として便秘が現れることがある。
  2. メチルエフェドリン塩酸塩は中枢神経系に対する作用が比較的強いが、依存性はない。
  3. 甘草湯は激しい咳や咽喉痛に用いられるが、短期間の服用に止め、連用しないこと。
  4. エチルシステイン塩酸塩は痰の中の粘性蛋白質に作用してその粘りけを減少させる。
  5. ジプロフィリンは自律神経系を介さず、気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる。
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答え
2
<解説> メチルエフェドリン塩酸塩には依存性がある。

眼科用薬に関する次の記述について、正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)点眼後は数秒間まぶたを閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせ、その際、目頭を軽く押さえるとよい。
  • (b)アラントインは炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して用いられる。
  • (c)リゾチーム塩酸塩は結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として用いられる。
  • (d)イプシロン-アミノカプロン酸は収斂成分として用いられている。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
1
<解説> リゾチーム塩酸塩は比較的緩和な抗炎症作用をしめす。イプシロン-アミノカプロン酸は炎症物質の生成を抑える作用を示す。

胃腸に作用する薬に含まれる成分に関する次の記述のうち誤っているものを選びなさい。

  1. パパベリン塩酸塩は消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すが、胃液分泌を抑える作用もある。
  2. アミノ安息香酸エチルは乳幼児ではメトヘモグロビン血症を起こす恐れがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。
  3. オキセサゼインは局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。
  4. 抗コリン成分の副交感神経を抑制する作用は消化管に限定されないため、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、排尿困難の副作用が現れることがある。
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答え
1
<解説> パパベリン塩酸塩には胃液分泌を抑える作用は見出されない。

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