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WEB問題集

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第110回:
“主な医薬品とその作用 Part38”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

鎮暈薬の配合成分と目的の正しい組み合わせのものはどれか。

  • (a)ジフェニドール塩酸塩 ― 抗コリン成分
  • (b)ジメンヒドリナート ― 抗ヒスタミン成分
  • (c)ロートエキス ― 抗コリン成分
  • (dジプロフィリン ― 抗めまい成分

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (a,c)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> ジフェニドール塩酸塩は抗めまい成分、ジプロフィリンは中枢神経に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的としている。

きず口等の殺菌消毒薬に関する記述について、記述と成分の正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)有機水銀の一種であるが、皮膚浸透性が低く、通常の使用において水銀中毒を生じることはない。但し、口の周りや口が触れる部位(乳頭等)への使用は避ける必要がある。
  • (b)皮膚刺激性が強いため、患部表面を軽く清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付することは避けるべきとされている。又、粘膜(口唇等)や目の周りへの使用は避ける必要がある。
  • (c)ヨウ素をポリビニルピロリドンとよばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたものである。
  • (d)石鹸との混合によって、殺菌消毒効果が低下するので、石鹸で洗浄した後に使用する場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。

  1. (a)チモール, (b)オキシドール, (c)ヨードチンキ, (d)エタノール
  2. (a)マーキュロクロム, (b)エタノール, (c)ポビドンヨード, (d)ベンザルコニウム塩化物
  3. (a)アクリノール, (b)オキシドール, (c)ヨードチンキ, (d)オキシドール
  4. (a)フェノール, (b)エタノール, (c)ポピドンヨード, (d)アクリノール
  5. (a)レゾルシン, (b)アクリノール, (c)ヨードチンキ, (d)ベンザルコニウム塩化物
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答え
2
<解説> ヨードチンキはヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたもので、皮膚刺激性が強く粘膜や目の周りへの使用は避ける必要がある。又、化膿している部位ではかえって症状を悪化させる恐れがある。

解熱鎮痛薬の配合成分とその目的の正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)ボウイ ― 鎮痛、尿量増加作用
  • (b)ショウキョウ ― 発汗を促す
  • (c)ボタンピ ― 筋肉痛、神経痛、関節痛
  • (d)コンドロイチン硫酸ナトリウム ― 抗炎症作用

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
1
<解説> ボタンピは鎮痛・鎮痙作用、鎮静作用を示し、コンドロイチン硫酸ナトリウムは関節痛や肩こり痛等の改善を期待してビタミンB1等と組み合わせて配合される場合がある。

胃腸薬に含まれている各成分の注意すべき事項との正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)アルジオキサ
  • (b)ロートエキス
  • (c)セトラキサート塩酸塩
  • (d)テプレノン

  • (あ)血栓を起こす恐れがある
  • (い)母乳が出にくくなることがある
  • (う)透析を受けている人は避ける
  • (え)肝機能障害を起こすことがある

  1. (a,え), (b,あ), (c,い), (d,う)
  2. (a,う), (b,い), (c,あ), (d,え)
  3. (a,あ), (b,う), (c,え), (d,い)
  4. (a,い), (b,え) (c,う) (d,あ)
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答え
2
<解説> セトラキサート塩酸塩は体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こす恐れのある人は生じた血栓が分解されにくくなることが考えられる。

かぜ薬に関する次の記載について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. アセトアミノフェンは主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられており、他の解熱鎮痛成分と比べて、胃腸障害がおこりにくい。
  2. 無水カフェインは解熱鎮痛成分の鎮痛作用を助ける目的で配合されているが、抗ヒスタミン成分や鎮静成分の眠気が解消される訳ではない。
  3. ジフェンヒドラミンは発熱を鎮め痛みを和らげる成分として利用されている。
  4. メキタジンはくしゃみや鼻汁を抑える成分である。
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答え
3
<解説> ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン剤でくしゃみや鼻汁をおさえる。

外皮用薬に配合される成分に関する記載の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)ウフェナマートは炎症を生じた組織に働いて細胞膜の安定化、活性酸素の生成抑制などの作用により抗炎症作用を示すと考えられている。
  • (b)インドメタシンはプロスタグランディンの産生を抑える作用を示し、筋肉痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、腰痛、腱鞘炎等に用いられる。
  • (c)サリチル酸メチルは末梢組織における発痛物質の産生を抑制する作用も期待されるが主として局所刺激により患部の血行を促し、又、末梢の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらすと考えられている。
  • (d)テシットデシチンは切り傷、擦り傷、掻き傷等の創傷面の痛みや、湿疹、皮膚炎、かぶれ、汗も、虫さされ等による皮膚の痒みを和らげる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> テシットデシチン、ジブカイン塩酸塩、アミノ安息香酸エチルなどは局所麻痺成分として配合される。

駆虫薬に関する記述について成分との正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)回虫の自発運動を抑える。
  • (b)回虫に痙攣を起こさせる。
  • (c)蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える。
  • (d)回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる。

  • (あ)サントニン
  • (い)カイニン酸
  • (う)パモ酸ピルビニウム
  • (え)ピペラジンリン酸塩

  1. (a,え), (b,あ), (c,い), (d,う)
  2. (a,う), (b,い), (c,あ), (d,え)
  3. (a,あ), (b,い), (c,う), (d,え)
  4. (a,い), (b,え) (c,う) (d,あ)
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答え
3
<解説> ピペラジンリン酸塩はアセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示す。

アレルギーに関する次の記述について(    )の中に入れるべき正しい字句の組み合わせを選びなさい。

アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むとその物質を特異的に認識した抗体によって、肥満細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質である( a )等の物質が遊離する。( b )から遊離した( a )は周囲の期間や組織の表面に分布する特定の( c )と反応することで、血管拡張、血管透過性亢進等の作用を示す。

  1. (a)プロスタグランディン, (b)肥満細胞, (c)アレルゲン
  2. (a)ヒスタミン, (b)ES細胞, (c)蛋白質
  3. (a)ヒスタミン, (b)肥満細胞, (c)蛋白質
  4. (a)アドレナリン, (b)iPS細胞, (c)抗原
  5. (a)アドレナリン, (b)肥満細胞, (c)抗原
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答え
3
<解説> 抗アレルギー薬は副作用として眠気を生じやすい。

鎮咳去痰薬についての記述で正しいものはどれか。

  1. コデインリン酸塩はモルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であるが、ジヒドロコデインは薬物依存につながることはない。
  2. メチルエフェドリン塩酸塩は交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す。
  3. ノスカピンは麻薬性鎮咳成分で延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える作用を示す。
  4. ジプロフィリンは自律神経に作用して、気管支平滑筋を弛緩させ、気管支を拡張させる作用を示す。
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答え
2
<解説> ジヒドロコデインも依存性がある。ノスカピンは非麻薬性成分である。 ジプロフィリンは自律神経系を介さず、気管支平滑筋に直接作用して、弛緩させ気管支を拡張させる。

アミノ酸成分であるシステインに関する次の記述について誤っているものを選びなさい。

  1. 髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の1種である。
  2. 皮膚におけるメラニンの生成を促進するとともに、皮膚の新陳代謝を活発にする。
  3. しみ・そばかす・日焼けなどの色素沈着症、全身倦怠、ニキビ、湿疹、蕁麻疹、かぶれ等の症状の緩和に用いられる。
  4. 肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す働きをする。
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答え
2
<解説> システインは皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きをする。

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