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WEB問題集

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第6回:
“主な医薬品とその作用 Part2”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の漢方処方製剤のうち、便秘を改善する目的で用いられないものはどれか。

  1. 大黄甘草湯
  2. 麻子仁丸
  3. 大黄牡丹皮湯
  4. 八味地黄丸
  5. 桂枝加芍薬湯
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答え
4
<解説>
  • 1.2. 体が虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人は不向きである。
  • 3. 比較的体力があり、下腹部痛があって、便秘しがちな人における、月経不順、月経困難、便秘、痔疾に適するとされる。
  • 4. 排尿困難、頻尿、むくみ等の症状に適する。
  • 5. 腹部に膨満感のある人における、しぶり腹、腹痛、下痢、便秘に適する。

次の止瀉成分に関する記述のうち誤っているものはどれか。

  1. ロペラミド塩酸塩の使用は短期間にとどめることが望ましく、2~3日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けることが望ましい。
  2. 次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス等は、海外において長期連用した場合に、精神神経症状が現れたとの報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている。
  3. タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、鶏卵に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分である為、鶏卵にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
  4. 塩化ベルベリンは、細菌感染による下痢の症状を鎮める作用がある。
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答え
3
<解説> 3. アルブミンは牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分で、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。鶏卵にアレルギーがある人では使用を避ける必要があるのはリゾチーム塩酸塩である。

胃腸鎮痛鎮痙薬と併用しても特に問題のない医薬品は次のどれか。

  1. 風邪薬
  2. 整腸薬
  3. 乗物酔い防止薬
  4. 鼻炎用内服薬
  5. 睡眠改善薬
  6. 鎮咳去痰薬
  7. アレルギー用薬
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答え
2
<解説> 胃腸鎮痛鎮痙薬には抗コリン成分が含まれており、抗コリン成分や、抗ヒスタミン成分の様に抗コリン作用を併せもつものが配合されている場合、排尿困難、目のかすみや異常な眩しさ、頭痛、眠気、口渇、便秘等の副作用が現れやすくなる。

次の浣腸薬に関する記述のうち正しいものはどれか。

  1. 浣腸薬は直腸内に直接適用される為、妊婦又は妊娠している女性にも使用できる。
  2. 注入する時はゆっくりと押し込み、注入が終わったら薬液が排出されるのを防ぐ為、15分位放出部を抜き取らずそのままにしておく。
  3. グリセリンやソルビトールが配合されており、直腸内の浸透圧変化に伴って、使用時の体調によっては肛門部に熱感を生じることがある。
  4. 繰り返し使用しても特に問題が無い為、慢性的に便秘がちな人は連用してもよい。
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答え
3
<解説>
  • 1. 浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産、早産を誘発するおそれがある為、妊婦又は妊娠している女性では使用を避けることが望ましい。
  • 2. 注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取る。
  • 4. 繰り返し使用すると直腸の感受性の低下が生じて効果が弱くなり、医薬品の使用に頼りがちになる為、連用しないこととされている。

次の強心薬と貧血用薬の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 強心薬は、生薬成分や、動物由来の成分を使っているものが多く安全な薬であるが、1ヶ月間程使用して症状の改善がみられない場合には、他の疾患も考えられるので医療機関の受診を勧める。
  2. 強心薬は、医薬品の副作用によって生じた動悸にも効果がある。
  3. 鉄製剤を服用し、便が黒くなった場合、胃腸障害の副作用が考えられる為、すぐに服用を中止し、医療機関の受診を勧める。
  4. 鉄製剤の主な副作用として悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢等がある。
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答え
4
<解説>
  • 1. 強心薬を5~6日間ほど使用しても症状の改善がみられない場合は医療機関の受診を勧める。
  • 2. 強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れによる動悸や息切れ等の症状を改善する医薬品である。
  • 3. 消化管から吸収されなかった鉄は、食物中に存在するイオウと反応して、黒い硫化鉄を形成し、便を黒くするが、鉄製剤の服用を中止する程の重篤な副作用ではない。

次の記述コレステロール改善薬と生活習慣病改善の記述のうち正しいものはどれか。

  1. コレステロールとは中性脂肪(トリグリセリド)の事である。
  2. コレステロールにはLDL コレステロール(悪玉)とHDL コレステロール(善玉)があり、どちらの検査値も 140mg/dL 以上の状態を高脂血症という。
  3. 目安としてウエスト周囲径(腹囲)が、男性なら85㎝、女性なら90cm以上である場合には、生活習慣病を生じるリスクが高まるとされている。
  4. 高コレステロール改善薬には、痩身効果が認められている。
  5. 高コレステロールを改善する作用があるビタミンは、ビタミンB2とビタミンDである。
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答え
3
<解説>
  • 1. コレステロールは中性脂肪とは構造が異なり、細胞膜の構成成分として重要な役割を果たしている脂質の一つである。
  • 2. LDLが 140mg/dL 以上、HDLが 40mg/dL 以下、中性脂肪が 150mg/dL 以上のいずれかである状態を高脂血症という。
  • 4. 痩身効果はない。
  • 5. 高コレステロール改善薬に配合されるのは、ビタミンB2とビタミンEである。

次の症状に用いられる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

大便が硬くて便秘傾向にある人の、痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘等の症状がある。

  1. 葛根湯
  2. 小青竜湯
  3. 六君子湯
  4. 乙字湯
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答え
4
<解説>
  • 1. 風邪のひき始めの諸症状に適する。
  • 2. くしゃみや鼻汁・鼻づまり等の鼻炎症状に適する。
  • 3. 胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、貧血症で手足の冷える人の胃の諸症状に適する。

次の漢方処方製剤のうち、頻尿に用いないものはどれか。

  1. 八味地黄丸
  2. 小柴胡湯
  3. 牛車腎気丸
  4. 六味丸
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答え
2
<解説> 2. 風邪のひき始めから数日たって症状が少し引いている状態で、疲労感、食欲不振、吐き気がする場合等に用いられる。

次の漢方処方製剤のうち、月経不順に用いないものはどれか。

  1. 麦門冬湯
  2. 温経湯
  3. 加味逍遙散
  4. 桂枝茯苓丸
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答え
1
<解説> 1. 痰の切れにくい咳、気管支炎、気管支喘息に適する。

次の女性ホルモンに関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 妊娠中に女性ホルモン成分を摂取することにより、流産を防ぐことができる。
  2. 女性ホルモンは乳汁中に移行しない為、授乳中の女性でも摂取することができる。
  3. 女性ホルモンの長期連用により、血栓症を生じるおそれがあり、又、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性もある為、定期的な検診を受けることが望ましい。
  4. 人工的に合成された女性ホルモンを補充する一般用医薬品は、内服薬のみ認められている。
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答え
3
<解説>
  • 1. 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されており、妊娠又は妊娠していると思われる女性では、使用を避ける必要がある。
  • 2. 女性ホルモンは吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが考えられ、母乳を与える女性では使用を避けることが望ましい。
  • 4. 一般用医薬品では、膣粘膜又は外陰部に適用されるもののみ認められている。

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