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WEB問題集

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第7回:
“主な医薬品とその作用 Part3”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 生体にとって有利に働くはずの免疫反応(自己防衛反応)が、不利に働いてしまうことをアレルギー反応という。
  2. アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞が刺激され、ヒスタミンやプロスタグランジンが遊離する。
  3. アレルギー症状を引き起こす原因物質を抗原(アレルゲン)といい、この様な物質が抗原となってアレルギー症状を生じるかは、人によって異なり、複数の物質が抗原となることもある。
  4. 蕁麻疹も、アレルギー反応の一種で、必ずアレルゲンとなる物質との接触によって起こる。
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答え
4
<解説> 4. 蕁麻疹については、アレルゲンとの接触以外に、皮膚への物理的な刺激等によってヒスタミンが肥満細胞から遊離して生じるもの(寒冷蕁麻疹、日光蕁麻疹、心因性蕁麻疹等)もある。

次の漢方処方製剤のうち、慢性鼻炎、蓄膿症に用いないものはどれか。

  1. 葛根湯加川芎辛夷
  2. 芍薬甘草湯
  3. 荊芥連翹湯
  4. 辛夷清肺湯
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答え
2
<解説> 2. 下肢の痙攣性疼痛(いわゆる足のつり)、急な腹痛や胃痙攣の痛みなど急激に起こる筋肉の痙攣を伴う疼痛に適する。

次の症状に用いられる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、急性湿疹、水虫

  1. 麦門冬湯
  2. 安中散
  3. 十味敗毒湯
  4. 桔梗湯
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答え
3
<解説>
  • 1. 痰の切れにくい咳、気管支炎、気管支喘息の症状に適する。
  • 2. 痩せ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛又は腹痛がある人の神経性胃炎・胃アトニーに適する。
  • 4. 喉が腫れて痛み、ときに咳がでるものの扁桃炎、扁桃周囲炎に適す。

次の、アレルギー用薬に含まれる代表的な成分と、その働きに関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 抗炎症成分 --- 交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげ鼻づまりを改善する。
  2. アドレナリン作動成分 --- 肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑え、くしゃみや鼻水等を抑える。
  3. 抗コリン成分 --- 鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える。
  4. 抗ヒスタミン成分 --- 皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげる。
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答え
3
<解説>
  • 1. アドレナリン作動成分の働きに関する記述である。
  • 2. 抗ヒスタミン成分の働きに関する記述である。
  • 4. 抗炎症成分の働きに関する記述である。

次の、アレルギー用薬に含まれる代表的な成分と、その例との組み合わせのうち、誤っているものはどれか。

  1. アドレナリン作動成分 --- ピリドキサールリン酸塩
  2. 抗コリン成分 --- ベラドンナ総アルカロイド
  3. 抗ヒスタミン成分 --- クロルフェニラミンマレイン酸塩
  4. 抗炎症成分 --- グリチルリチン酸
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答え
1
<解説> 1. ピリドキサールリン酸塩はビタミン成分(ビタミンB6)である。アドレナリン作動成分の例としては、メチルエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩等がある。

次の内服アレルギー薬に含まれる成分のうち、抗ヒスタミンでないものはどれか。

  1. クロモグリク酸ナトリウム
  2. メキタジン
  3. アゼラスチン
  4. クロルフェニラミンマレイン酸塩
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答え
1
<解説> 1. クロモグリク酸ナトリウムは抗アレルギー成分

次の鼻に用いる薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しても有効である。
  2. ナファゾリン塩酸塩は鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる作用を示し、頻回使用できる。
  3. グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の過敏性や痛み、痒みを抑える作用を示す局所麻酔成分である。
  4. ベンザルコニウム塩化物は、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として配合されている陽性界面活性成分である。
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答え
4
<解説>
  • 1. アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効である。
  • 2. 過度に使用すると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻閉がひどくなりやすい。
  • 3. グリチルリチン酸二カリウムは、抗炎症成分である。局所麻酔成分としては、リドカイン等がある。

次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎であり、蓄膿症は対象となっていない。
  2. 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬は、長期連用は避けることとされており、3日位使用しても症状の改善がみられない場合は漫然と使用を継続せず、医療機関の受診を勧める。
  3. 鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、一般用医薬品のスプレー式鼻炎用点鼻薬が有効である。
  4. スプレー式鼻炎用点鼻薬を使用する前には、噴霧後に鼻汁と共に薬剤が逆流することがあるので、使用前によく鼻をかんでおくことが大切である。
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答え
3
<解説> 3. 鼻茸は一般用医薬品により対処を図ることは適当でなく、医療機関における治療が必要となる。

次の、点眼薬の使用にあたっての一般的な注意に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 点眼の際に容器の先端がまぶたやまつげに触れると、雑菌が薬液に混入して汚染の原因となる為、触れないように注意する。
  2. 一回にさす目薬の量は2~3滴が適量である。
  3. 点眼後は、数秒間まぶたを閉じて、薬液を結膜嚢に行き渡らせる。その際、まばたきをすると効果的である。
  4. コンタクトレンズをしたままの点眼はソフトコンタクトレンズでは禁止であるが、ハードコンタクトレンズは構わない。
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答え
1
<解説>
  • 2. 1滴の薬液の量は50μLであるのに対し、結膜嚢の容積は30μL程度とされており、一度に何度も点眼しても効果が増すわけでは無い。
  • 3. 目頭を軽く押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされる。まばたきをすると、涙液が分泌され、薬液が流れてしまうので、好ましくない。
  • 4. コンタクトレンズをしたままの点眼はソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されていない限り行うべきでない。

次の点眼薬に配合される成分と、その主な作用の組み合わせのうち、誤っているものはどれか。

  1. ネオスチグミンメチル硫酸塩 --- 目の調節機能を改善する。
  2. ナファゾリン塩酸塩 --- 目の充血を除去する。
  3. コンドロイチン硫酸ナトリウム --- 目の乾きを改善する。
  4. ジフェンヒドラミン塩酸塩 --- 抗菌作用を有する。
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答え
4
<解説> 4. ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン成分で、目の痒みを抑える作用がある。抗菌作用を有する配合成分には、スルファメトキサゾール等のサルファ剤がある。

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