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WEB問題集

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第5回:
“主な医薬品とその作用 Part1”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

アスピリンに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. ピリン系の解熱鎮痛成分である。
  2. アスピリン喘息とは、アスピリンを服用してまれに生じるアスピリン特有の重篤な副作用である。
  3. アスピリンには、血液を凝固しにくくさせる作用がある。
  4. アスピリンは15歳未満の小児に、水痘又はインフルエンザ以外の疾患に対しては使用できる。
  5. アスピリンは、他の解熱鎮痛成分と比べ、胃腸障害が起こりにくい。
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答え
3
<解説>
  • 1. アスピリンは非ピリン系である。
  • 2. アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。
  • 3. アスピリンは、医療用医薬品では、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても用いられる。
  • 4. アスピリン、サザピリンについては、一般用医薬品では小児(15歳未満)に対してはいかなる場合も使用しないことになっている。
  • 5. アスピリンは胃腸障害が起こりやすい。

総合感冒薬を販売する際の対応として、誤っているものはどれか。

  1. 販売した総合感冒薬を服用後、症状が悪化したり長続きする場合には医師の診察を受ける必要があることを説明した。
  2. インフルエンザが流行している時期では、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンや、生薬成分からなるものを販売した。
  3. 購入者が、時間がなく急いでいたので、薬に対するアレルギー歴のみ確認し、食物に対するアレルギー歴は確認しなかった。
  4. 抗ヒスタミン成分が含まれていることが多いので、車の運転や機械の操作は避ける様注意した。
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答え
3
<解説> 総合感冒薬の中には抗炎症成分としてリゾチーム塩化物が含まれていることがあり、鶏卵アレルギーのある人には、使用を避ける必要がある。

次の総合感冒薬に含まれる成分と、その薬効について正しい組み合わせはどれか。

  1. テオフィリン --- 眠気を防止する
  2. イブプロフェン --- 気管・気管支を広げる
  3. グリチルリチン酸二カリウム --- 解熱、鎮痛
  4. クロルフェニラミンマレイン酸塩 --- くしゃみや鼻水を抑える
  5. 無水カフェイン --- 炎症による腫れを和らげる
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答え
4
<解説>
  • 1. 気管支の平滑筋を弛緩させ、咳を鎮める。
  • 2. 非ピリン系の解熱、鎮痛成分
  • 3. 化学構造が、ステロイド性抗炎症成分に類似していることより、抗炎症作用を有する。
  • 5. 総合感冒薬に含まれるカフェインは、疲労感・倦怠感を和らげる場合と、鎮痛成分の作用を補助する場合がある。

次の漢方処方製剤のうち、通常風邪の症状に用いられないものはどれか。

  1. 小青竜湯
  2. 小柴胡湯
  3. 葛根湯
  4. 麻黄湯
  5. 六君子湯
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答え
5
<解説>
  • 1. くしゃみや鼻汁・鼻づまり等の鼻炎症状に適す。
  • 2. 風邪のひき始めから数日たって症状が少し引いている状態で、疲労感、食欲不振、吐き気がする場合。
  • 3. 体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、肩こりなど
  • 4. 風邪のひき始めで寒気がして頭痛があり、体のふしぶしが痛い場合
  • 5. 胃腸が弱く、食欲が無く、みぞおちがつかえ、貧血症で手足の冷える人の胃の諸症状に適す。

次の乗物酔い防止策に関する記述のうち正しいものはどれか。

  1. 乗り物酔い防止薬とかぜ薬(総合感冒薬)では配合成分が、重複することがあるので併用は避ける必要がある。
  2. 乗物酔いしやすい人は、乗物の運転操作をする際、乗物酔い防止薬を服用する方が良い。
  3. 乗物酔い防止薬には主として吐き気を抑えることを目的とした成分も配合される為、妊婦のつわりに伴う吐き気防止にも効果がある。
  4. 乗物酔い防止薬には3歳未満の乳児向けの製品がある為、成人用の薬の量を少なくして飲ませてはいけない。
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答え
1
<解説>
  • 2. 抗コリン成分は眠気を促す他、散瞳による目のかすみや、異常なまぶしさを引き起こすことがある為、乗物の運転操作をする時は、乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。
  • 3. つわりに伴う吐き気への対処として使用することは適当ではない。
  • 4. 3歳未満では自律神経系が未発達である為、乗物酔いが起こることはほとんど無いとされており、3歳未満の乳児向けの製品は無い。

次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 不眠症で治療を受けていて、薬を処方されている方が一般用医薬品の催眠鎮静薬を買いに来られた。 処方されている薬と併用すると作用が強く出て副作用が生じる恐れがある為、処方されている薬と併用しない様に注意して販売した。
  2. 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、まれに眠気とは正反対の作用を生じて、神経過敏や興奮等を起こすことがある。
  3. 催眠鎮成薬を服用した翌日であれば、眠気やだるさがあったとしても薬の成分は完全に代謝されている為、注意すれば乗物又は機械類の運転をしても問題ない。
  4. ブロムワレリル尿素には覚醒作用があり、反復して摂取すると薬物依存を生じることがあり、大量摂取による急性中毒は、我が国における代表的な薬物中毒のひとつである。
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答え
2
<解説>
  • 1. 催眠鎮静薬を自己判断で中止すると、治療の妨げとなる事がある。
  • 3. 注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下、めまい、倦怠感等の症状が消失するまで避ける必要がある。
  • 4. ブロムワレリル尿素には脳の興奮を抑え、痛み等を感じる感覚を鈍くする作用がある。この文はコデインリン酸塩である。

次の口腔咽頭薬、含嗽薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、口中に含み、噛まずにゆっくり溶かす様に使用する様説明することが重要であるが、噛み砕いて飲み込んだとしても多少効果が弱くなるだけである。
  2. 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると使用しやすい。
  3. 含嗽薬は、用事水で希釈又は溶解して使用するものが多く、その効果は濃度により調節できるという利点がある。
  4. ポピンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
  5. 口腔咽喉薬・含嗽薬は口腔内や咽頭における局所的な作用を目的とする医薬品である為、全身的な影響を生じることはなく、安心して使える。
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答え
4
<解説>
  • 1. 噛み砕いて飲み込んでしまうと効果は期待できない。
  • 2. 息を吸いながら噴射すると、気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。
  • 3. 調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。
  • 5. 成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがある。

次の鎮咳去痰薬に含まれる成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. コデインリン酸塩は胃腸の運動を低下させる作用があるので、副作用として下痢が現れることがある。
  2. メチルエフェドリン塩酸塩は気管支を拡げる作用があり、依存性は無い。
  3. セネガは植物の根を用いた生薬成分で、糖尿病にも効果がある。
  4. メチルシステイン塩酸塩は、去痰成分として配合されている。
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答え
4
<解説>
  • 1. 副作用として便秘がある。
  • 2. 副作用として依存性がある。
  • 3. 糖尿病の検査値に影響を生じることがあり、糖尿病が改善したと誤認されるおそれがある為、1日最大配合量がセネガ原生薬として1.2g以上を含有する製品では使用上の注意において、成分及び分量に関連する注意として記載されている。

次の胃薬の成分と、代表的な例との組み合わせで正しいものはどれか。

  1. 制酸成分 --- 乾燥水酸化アルミニウムゲル
  2. 健胃成分 --- ロートエキス
  3. 消化薬 --- オウバク
  4. 胃粘膜保護成分 --- ジアスターゼ
  5. 胃液分泌抑制成分 --- アルジオキサ
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答え
1
<解説>
  • 2. ロートエキスは抗コリン作用により過剰な胃液の分泌を抑える胃液分泌抑制成分である。
  • 3. オウバクはその苦味により健胃作用を有する健胃成分である。
  • 4. ジアスターゼは消化酵素であり、消化を助ける成分である。
  • 5. アルジオキサは、胃粘液の分泌を促し、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する胃粘膜保護成分である。

次の胃腸薬の成分に対し、注意を要する人の組み合わせが正しいものはどれか。

  1. ウルソデオキシコール酸 --- 妊婦又は妊娠していると思われる女性
  2. アルジオキサ --- 排尿障害のある人、緑内障の人
  3. ロートエキス --- 透析を受けている人
  4. テプレノン --- 血栓を起こすおそれのある人
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答え
1
<解説>
  • 1. 胎児毒性の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。
  • 2. アルジオキサはアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人は使用を避ける必要がある。
  • 3. ロートエキスは抗コリン作用を有する為、排尿障害や緑内障を悪化させることがある。
  • 4. テプノレンはまれに重篤な肝機能障害を生じることがあるので、肝臓病の診断を受けた人では、使用する前に治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされることが望ましい。
    又、血栓を起こすおそれのある人に対して注意が必要な胃腸薬の成分は、胃粘膜修復成分であるセトラキサート塩酸塩である。

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