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WEB問題集

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第52回:
“主な医薬品とその作用 Part17”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

かぜ薬に用いられる成分とその配合目的のうち、正しいものはどれか。

  • (a) メキタジン --- 抗ヒスタミン作用
  • (b) クレマスチンフマル酸塩 --- 解熱鎮痛作用
  • (c) グリチルリチン酸二カリウム --- 抗炎症作用
  • (d) ブロムワレリル尿素 --- 去痰作用
  1. (a、b)
  2. (b、d)
  3. (c、d)
  4. (a、c)
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答え
4
<解説> クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン剤として、ブロムワレリル尿素は鎮静成分として配合される。

かぜ薬を求められた時の対応に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a) かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除いたりするものではなく、諸症状の緩和を図るものであると説明した。
  • (b) かぜであれば、総合感冒薬を選択していれば、すべてに対応できるため、諸症状を未然に防げることを説明した。
  • (c) 安静にして休養し、栄養・水分を十分に摂る事が基本で、薬を利用する場合は、該当しない症状に対しての成分が配合されていないものを選ぶよう説明した。
  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
2
<解説> かぜであるからといって必ずしも総合感冒薬が選択されるのが最適ではなく、発熱、咳、鼻水など症状がはっきりしている場合には、効果的に症状の緩和を図るため、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬等が選択される事が望ましい。不要な成分が配合されていると、無意味に副作用のリスクを負うことになりやすい。

次の記載に当てはまる漢方処方製剤はどれか。

くしゃみや鼻汁・鼻閉(鼻づまり)等の鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支炎、気管支喘息等の呼吸器症状に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

  1. 葛根湯
  2. 小青竜湯
  3. 麦門冬湯
  4. 十全大補湯
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答え
2
<解説> 1.葛根湯はかぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛等に適するとされている。
3.麦門冬湯は痰が切れにくく、ときに強く咳き込む人に用いられる。
4.十全大補湯は病後の体力低下、疲労倦怠等に用いられる。

解熱鎮痛薬に関する記述のうち誤っているものはどれか。

  1. アスピリンは一般用医薬品では小児に対してはいかなる場合も使用しないこと。
  2. プロスタグランジン産生を抑制する成分については、空腹時服用が望ましい。
  3. アセトアミノフェンは中枢性の作用によって、解熱・鎮痛をもたらし、抗炎症作用は期待できない。
  4. イブプロフェンはアスピリンに比べて胃腸への影響が少なく、抗炎症作用も示す。
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答え
2
<解説> プロスタグランジンは胃酸の分泌を調節する働きや、胃腸粘膜の保護に寄与する働きもあり、これらの働きが解熱鎮痛成分によって妨げられると胃酸の分泌が増し、また胃壁の血流量が低下することにつながる。プロスタグランジン産生抑制成分服用に際しては、そうした胃への影響を軽減するため、なるべく空腹時を避けて服用することとなっている。

解熱鎮痛成分に用いられる配合成分のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)専ら小児の解熱に用いられている製品として、アスピリンが配合された坐薬がある。
  • (b)イソプロピルアンチピリンは、非ピリン系解熱鎮痛成分として用いられている。
  • (c)アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドは、それぞれの頭文字から「ACE処方」と呼ばれる。
  • (d)イブプロフェンは、まれに重篤な副作用として、肝機能障害を生じることがある。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
4
<解説> a.専ら小児の解熱に用いられている坐薬製品として、アセトアミノフェンがある。
b.イソプロピルアンチピリンは、ピリン系解熱鎮痛成分である。

ヒスタミンの作用や抗ヒスタミン剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 刺激伝達物質であるヒスタミンは睡眠・覚醒の維持・調節を行う働きを担っている。
  2. 抗ヒスタミン成分を服用後は乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。
  3. 緑内障、前立腺肥大等の疾患を持つ人では使用を避ける必要がある。
  4. 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、不眠症の診断を受けている人を対象としている。
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答え
4
<解説> 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は睡眠改善薬として、一時的な睡眠障害の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状のある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象としたものではない。

次の医薬品成分のうち鎮咳成分として用いられていないものはどれか。

  1. ノスカピン
  2. クロペラスチン塩酸塩
  3. チペピジンヒベンズ酸塩
  4. ブロメライン
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答え
4
<解説> ブロメラインは蛋白質分解酵素で、体内で産生される炎症物質を分解する作用を示す。

鎮暈薬に用いられる成分に関する記述のうち正しいものはどれか。

  1. 抗コリン成分である臭化水素酸スコポラミンは自律神経系の混乱を軽減させ、末梢では消化管の緊張を低下させる。
  2. プロメタジンを含む製品は、小児も使用可能である。
  3. 中枢神経系を興奮させて、平衡感覚の混乱による眩暈を軽減させることを目的として、アミノ安息香酸エチルが配合されている。
  4. ジフェニドール塩酸塩は胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗り物酔いに伴う吐き気を抑える。
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答え
1
<解説> プロメタジンを含む成分は小児では避ける事。アミノ安息香酸エチルは胃粘膜の麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげる。ジフェニドール塩酸塩は内耳にある前庭と脳を結ぶ神経の調節作用のほか内耳への血流を改善する作用を示す。

口内炎用薬に殺菌消毒成分として配合されている成分のうち誤っているものはどれか。

  1. アズレンスルホン酸ナトリウム
  2. アクリノール
  3. セチルピリジニウム塩化物
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答え
1
<解説> アズレンスルホン酸ナトリウムは口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合されている。

胃の薬に用いられる成分とその配合目的との関係のうち、正しい組み合わせのものはどれか。

  • (a) (成分)ピレゼピン塩酸塩, (配合目的)抗炎症成分
  • (b) (成分)銅クロロフィリンカリウム, (配合目的)胃粘膜保護・修復成分
  • (c) (成分)ジメチルポリシロキサン, (配合目的)消泡成分
  • (d) (成分)重曹, (配合目的)胃液分泌抑制成分
  1. (a、b)
  2. (b、c)
  3. (c、d)
  4. (d、a)
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答え
2
<解説> ピレゼピン塩酸塩は胃液分泌抑制成分、重曹は制酸成分である。

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