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WEB問題集

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第51回:
“人体の働きと医薬品 Part11”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

以下の目の症状に関する記述で、( )に当てはまる字句の組み合わせとして正しいものはどれか。

視細胞には、(a)を識別する細胞とわずかな(b)でも敏感に反応する細胞の二種類がある。光を感じる反応には(c)が不可欠であるため、(c)が不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。

  1. (a)色, (b)光, (c)ビタミンD
  2. (a)光, (b)動き, (c)ビタミンA
  3. (a)色, (b)光, (c)ビタミンA
  4. (a)形, (b)光, (c)ビタミンB12
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答え
3
<解説> 網膜には光を受容する細胞(視細胞)が密集している。

鼻や耳に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 耳は聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。
  2. 内耳は平衡器官である蝸牛と、聴覚器官である前庭の2つの部分からなる。
  3. においに対する感覚は非常に鋭敏であり、順応しにくい。
  4. 副鼻腔は鼻腔と違い、線毛はなく粘膜で覆われてはいない。
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答え
1
<解説>
  • 2. 蝸牛は聴覚器官であり、前庭は平衡器官である。内耳には他に平衡感覚を受容するための三半規管があるため2つの部分からのみなっているわけではない。
  • 3. 嗅覚は鋭敏であるが、同じにおいをかぎ続けると感じなくなってしまうように順応しやすい。
  • 4. 副鼻腔も鼻腔と同様、線毛を有し粘膜で覆われている。

次の皮膚に関する記述で、( )に当てはまる字句として正しい組み合わせはどれか。

皮膚の色は表皮や真皮に沈着した(a)によるものである。(a)は表皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる(b)から皮膚組織を防護する役割がある。メラニン色素の防護能力を超える(b)に曝されると、皮膚組織が損傷を受け、炎症を生じて発熱や水疱、痛み等の症状が起きる。又(c)が活性化されてメラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして沈着する。

  1. (a)メラニン色素, (b)赤外線, (c)メラニン
  2. (a)セラミド, (b)紫外線, (c)メラノサイト
  3. (a)メラニン色素, (b)紫外線, (c)メラノサイト
  4. (a)セラミド, (b)赤外線, (c)エラスチン
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答え
3
<解説> セラミドはリン脂質の一種で、角質層の構成成分である。

筋肉に関する記述のうち誤っているものはどれか。

  1. 筋組織は骨格筋、平滑筋に分類される。
  2. 関節を動かす骨格筋は関節を構成する骨に腱を介してつながっている。
  3. 骨格筋は横紋筋とも呼ばれる。
  4. 平滑筋は付随意筋である。
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答え
1
<解説> 筋組織は骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。

以下の各臓器・器官に対して副交感神経系の示す作用で正しいものはどれか。

唾液分泌:(a)、末梢血管:(b)、胃:(b)、瞳孔:(d)

  1. (a)少量で粘性高い, (b)拡張, (c)胃液分泌亢進, (d)散大
  2. (a)亢進, (b)収縮, (c)血管の収縮, (d)収縮
  3. (a)亢進, (b)拡張, (c)胃液分泌亢進, (d)収縮
  4. (a)少量で粘性高い, (b)収縮, (c)血管の収縮, (d)散大
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答え
3
<解説> 交感神経系は体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した体制をとるように働き、副交感神経は体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。

中枢神経系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 脳の重さは体重の約5%であるが、酸素消費量は全身の20%、ブドウ糖消費量は全身の25%と多い。
  2. 脳と脊髄は小脳でつながっている。
  3. 脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高い。
  4. 小児では血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が、脳の組織に達しやすい。
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答え
2
<解説> 脳と脊髄は延髄でつながっている。

皮膚粘膜眼症候群に関する記述のうち正しいものはどれか。

  1. 高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間に現れる。
  2. ライエル症候群とも呼ばれる。
  3. 発生頻度は人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されている。
  4. 医薬品服用後1週間以内に発症し、1か月以上経ってから起こることはない。
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答え
1
<解説> 発生頻度は人口100万人当たり年間1~6人であり、スティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれている。医薬品服用後2週間以内に発症することが多いが、1か月以上経ってから起こることもある。

間質性肺炎に関する記述のうち正しいものはどれか。

  1. 気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。
  2. 肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織で起きた肺炎である。
  3. 呼吸困難はないが、空咳、発熱等が医薬品の使用から1~2週間程度の間に起こる。
  4. かぜ、気管支炎との区別は比較的容易である。
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答え
2
<解説> 通常の肺炎は気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。間質性肺炎は息切れ、息苦しさ等の呼吸困難を伴うが、発熱は必ずしも伴わないことがある。これらの症状はかぜ、気管支炎等の症状と区別が難しいこともあり注意が必要である。

以下の皮膚に現れる医薬品等の副作用、症状に関する記述で誤っているものの組み合わせはどれか。

  • (a) 接触性皮膚炎は触れた部分の皮膚にのみ生じ、正常な皮膚との境目がはっきりしている。
  • (b) 光線過敏症は、光が当たった部分の皮膚にのみ生じ、全身へ広がることはない。
  • (c) 患部を遮光する場合、紫外線を反射して透過させない白い生地が望ましい。
  • (d) 薬疹はあらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹型は様々である。
  1. (a、b)
  2. (b、c)
  3. (c、d)
  4. (d、a)
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答え
2
<解説> 光線過敏症の症状は医薬品が触れた部分だけでなく、光が当たった部分の皮膚から全身へ広がり、重篤化する場合がある。白い生地や薄手の服は紫外線を透過するおそれがある。

胃腸症状に現れる医薬品の副作用に関する記述で(  )に当てはまる正しい字句の組み合わせはどれか。

腸内容物の通過が阻害された状態をイレウスといい、腸管自体は閉塞を起こしていなくても医薬品の作用によって、腸管運動が(a)して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛やガス排出の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい(b)が現れる。悪化すると腸管内に貯留した消化液が逆流し激しい嘔吐が起こり水分や電解質が失われたり(c)の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進むおそれがある。

  1. (a)低下, (b)便秘, (c)ピロリ菌
  2. (a)麻痺, (b)下痢, (c)腸内細菌
  3. (a)麻痺, (b)便秘, (c)腸内細菌
  4. (a)低下, (b)下痢, (c)ピロリ菌
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答え
3
<解説> 小児や高齢者の他、普段から便秘傾向のある人は、発症リスクが高いとされている。

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