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WEB問題集

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第53回:
“主な医薬品とその作用 Part18”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより弱った胃の働きを高めることを目的として配合される生薬成分で誤っているものはどれか。

  1. センブリ
  2. ゲンチアナ
  3. リュウタン
  4. シャクヤク
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答え
4
<解説> シャクヤクは鎮痛・鎮痙作用を期待して用いられる。

次の成分のうち、卵白にアレルギーのある人では使用を避ける必要がある成分はどれか。

  1. アルブミンタンニン酸塩
  2. パパベリン塩酸塩
  3. リゾチーム塩化物
  4. ロートエキス
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答え
3
<解説> 牛乳アレルギーの人はアルブミンタンニン酸塩の使用を避ける必要がある。塩酸パパベリンと、ロートエキスは眼圧を上昇させる作用があり、緑内障の診断を受けた人では症状の悪化を招く恐れがある。リゾチーム塩化物は卵白由来の成分である。

細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として配合される成分のうち誤っているものはどれか。

  1. ベルべリン塩化物
  2. クレオソート
  3. アクリノール
  4. カルメロースナトリウム
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答え
4
<解説> カルメロースナトリウムは腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便の嵩を増やすとともに糞便を柔らかくすることによる瀉下作用を持つ。

グリセリンを有効成分とする浣腸薬に関する記述について正しいものはどれか。

  1. 薬液を注入したら、すぐに排便を試みる。
  2. 内服薬とは違い、全身作用がないので妊婦又は妊娠していると思われる女性も使用できる。
  3. グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧上昇を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。
  4. 肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血している時に使用されるとグリセリンが傷口から血管内に入って赤血球の破壊(溶血)を引き起こすことがある。
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答え
4
<解説> グリセリン配合の浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。薬液を注入した後すぐに排便を試みると薬液のみが排出されて効果が十分に得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発する恐れがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けることが望ましい。

駆虫薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 駆虫薬は腸管内に生息する虫体に作用を及ぼすが、虫卵や腸管以外に潜伏した回虫の幼虫には駆虫作用が及ばない。
  2. 回虫や蟯虫の感染は、その感染経路から、家族全員にその可能性がある。
  3. 駆虫した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため瀉下薬を併用する場合、ヒマシ油が用いられる。
  4. 蟯虫は肛門から這い出してその周囲に産卵するため、肛門部の痒みや、それに伴う不眠、神経症を引き起こすことがある。
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答え
3
<解説> ヒマシ油を瀉下薬に使用すると、腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高まるため、ヒマシ油との併用を避ける必要がある。

強心薬に用いられるゴオウについての正しい記述はどれか。

  1. シカ科のシベリアジカの雄の幼角を用いた生薬
  2. ウシ科の牛の胆嚢中に生じた結石を用いた生薬
  3. タデ科のツルドクダミの塊根を用いた生薬
  4. クサリヘビ科のマムシの皮及び内臓を取り除いたもの又は黒焼きにしたもの
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答え
2
<解説> 1はロクジョウ(強心薬)、3はカシュウ(頭皮に作用)、4はハンピ(強壮・血行促進・強精剤)である。

一般用医薬品におけるコレステロール改善薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 食事療法・運動療法の補助的な位置づけで用いられる。
  2. パンテチンは末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされている。
  3. リノール酸はコレステロールと結合して、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す作用を期待して用いられる。
  4. 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされている。
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答え
2
<解説> パンテチンは肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、LDLの分解を促し、HDLを増加させる効果を期待して用いられる。

貧血用薬に用いられる有効な成分として相応しくない組み合わせのものはどれか。

  1. フマル酸第一鉄、硫酸マンガン、シアノコバラミン
  2. ビタミンC、硫酸コバルト、溶性ピロリン酸第二鉄
  3. クエン酸鉄アンモニウム、葉酸、タンニン酸
  4. ビタミンE、可溶性含糖酸化鉄、ビタミンB6
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答え
3
<解説> タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがあり、有効な成分の組み合わせとはならない。

外用痔疾用薬に用いられる成分のうち、止血効果を期待して配合されているものはどれか。

  1. クロタミトン
  2. ナファゾリン塩酸塩
  3. リゾチーム塩化物
  4. ロートエキス
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答え
2
<解説> クロタミトンは局所刺激成分として、リゾチーム塩化物は緩和な抗炎症作用を示す成分として、ロートエキスは鎮痛鎮痙成分として用いられる。

次の記述に当てはまる漢方処方製剤はどれか。

疲れやすく、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇がある人における、下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみに適すとされるが、胃腸が弱く、下痢しやすい人、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では胃部不快感、腹痛、のぼせ、動悸等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

  1. 五積散
  2. 牛車腎気丸
  3. 四物湯
  4. 乙字湯
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答え
2
<解説> 1、3は女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和等に用いられる。4はキレ痔、イボ痔に効果がある。

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