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WEB問題集

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第26回:
“主な医薬品とその作用 Part10”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

痔の発症について、(  )内に当てはまる正しい語句はどれか。

痔は、肛門付近の血管が鬱血し肛門に負担がかかることによって生じる肛門の病気の総称である。その主な病態として、肛門に存在する細かい血管群が部分的に拡張し、肛門内にいぼ状の腫れが生じたものが(1)で、肛門の出口からやや内側の上皮に傷が生じた状態で便秘等により硬くなった糞便を排泄する際などに粘膜が傷つけられることで生じる(2)、(3)は肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって炎症・化膿を生じた状態で、体力低下等により抵抗力が弱まっているときに起こりやすい。

  1. (1)痔瘻, (2)裂肛, (3)痔核
  2. (1)痔核, (2)裂肛, (3)痔瘻
  3. (1)切れ痔, (2)いぼ痔, (3)痔瘻
  4. (1)痔核, (2)切れ痔, (3)いぼ痔
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答え
2
<解説> 痔核は一般的にいぼ痔と呼び、裂肛は一般的に切れ痔又は裂け痔と呼ぶ。

痔の対処についての記載で(   )内に当てはまる正しい語句の組み合わせはどれか。

痔は、肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる生活習慣病である。 長時間(1)のを避け、軽い運動によって血行をよくすることが痔の予防につながる。又(2)の摂取を心がける等、(3)を避けることや香辛料などの刺激性のある食べ物を避けることなども痔の予防に効果的である。

  1. (1)ストレス, (2)食物繊維, (3)便秘
  2. (1)座る, (2)水分・電解質, (3)下痢
  3. (1)座る, (2)食物繊維, (3)便秘
  4. (1)ストレス, (2)水分・電解質, (3)下痢
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答え
3
<解説> 一般用医薬品の痔疾用薬には、肛門部又は直腸内に適用する外用薬と内用薬がある。いずれもその使用と併せて、痔を生じた要因となっている生活習慣の改善等が図られることが重要である。

以下は駆虫薬の成分についての記載である。間違っているものはどれか。

  1. サントニン: 回虫の自発運動を抑える作用
  2. パモ酸ピルビニウム: 蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える殺虫作用
  3. カイニン酸: 蟯虫に痙攣を起こさせる作用
  4. リン酸ピベラジン: 回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用
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答え
3
<解説> カイニン酸は回虫に痙攣を起こさせる作用がある。

コレステロールと高コレステロール改善成分の働きについて正しいものはどれか。

  1. 高密度リポ蛋白質(HDL)は末梢のコレステロールを取り込んで、肝臓へ運ぶ。
  2. 低密度リポ蛋白質(LDL)が少なく、高密度リポ蛋白質(HDL)が多いと生活習慣病につながる危険性が高くなる。
  3. コレステロールは水に溶けやすい性質である。
  4. コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に必要な物質で生産及び代謝は主として胆嚢で行われる。
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答え
1
<解説> LDLはコレステロールを肝臓から末梢組織へと運び、HDLは末梢組織のコレステロールを取り込み肝臓へと運ぶリポ蛋白である。血液中のLDLが多くHDLが少ないとコレステロ-ルのコレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってその蓄積を招き、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。コレステロールは水に溶けにくい物質で、血液中では血漿蛋白質と結合したリポ蛋白質となって存在する。  コレステロールの生産及び代謝は主に肝臓で行われる。

脂質異常症と診断される基準とされる数値の目安として、正しいものはどれか。

  1. (LDL)140mg/dl以上, (HDL)40mg/dl以下, (中性脂肪)220mg/dl以上
  2. (LDL)40mg/dl以上, (HDL)140mg/dl以下, (中性脂肪)150mg/dl以上
  3. (LDL)140mg/dl以上, (HDL)40mg/dl以下, (中性脂肪)150mg/dl以上
  4. (LDL)40mg/dl以上, (HDL)140mg/dl以下, (中性脂肪)220mg/dl以上
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答え
3
<解説> LDL140mg/dl以上,HDL40mg/dl以下、中性脂肪150mg/dl以上のいずれかである状態を脂質異常症という。

緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等に含まれる成分で、鉄分の吸収を妨げることがあるものはどれか。

  1. カテキン
  2. カフェイン
  3. タンニン酸
  4. ポリフェノール
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答え
3
<解説> 鉄剤服用前後30分にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある。

循環器用薬に配合される成分とその目的に関する記述の組み合わせで間違っているものはどれか。

  1. ユビデカレノン: 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高める。
  2. ルチン: 高血圧等における毛細血管の補強、強化
  3. ヘプロニカート: 代謝によりニコチン酸が遊離し、末梢血液循環を改善する。
  4. コウカ: エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助け、コエンザイムQ10とも呼ばれる。
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答え
4
<解説> コウカはキク科の植物ベニバナの管状花をそのまま又は黄色色素の大部分を除き、圧搾して板状としたもので、末梢の血行を促して鬱血を除く作用があるとされている。dの記載はユビデカレノンについてである。

貧血用薬に配合されている成分とその働きで間違っているものの組み合わせはどれか。

  1. 鉄: 赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠である。
  2. 銅: ヘモグロビンの生産過程で鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。
  3. マンガン:赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分である。
  4. コバルト:糖質、脂質、蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する。
  1. (2, 3)
  2. (1, 3)
  3. (2, 4)
  4. (3, 4)
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答え
4
<解説> マンガンが糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する。コバルトはビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で硫酸コバルトが配合されている場合がある。

婦人用薬に関する記述について、間違った記載はどれか。

  1. 加齢とともに子宮からの女性ホルモンの分泌は減少していく。
  2. 閉経の前後には閉経周辺期と呼ばれる移行的な時期があり、体内の女性ホルモンの量が大きく変動することがある。
  3. 血の道症とは臓器・組織の形態的異常がなく、抑鬱や寝つきが悪くなる、神経質、集中力の低下等の精神神経症状が現れる病態をいう。
  4. 更年期においては、血の道症の症状に加え、冷え性、腰痛、頭痛、ほてり、のぼせ、立ちくらみ等症状が現れることがある。
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答え
1
<解説> 女性ホルモンは卵巣から分泌される。

アレルギー用薬の成分に関する記述のうち間違っているものはどれか。

  1. アドレナリン作動成分は交感神経系を刺激して、鼻粘膜の血管を収縮させる。
  2. ビタミン成分は皮膚や粘膜の健康維持、回復を助ける成分である。
  3. 抗コリン成分は交感神経系の働きを抑えることによって鼻汁分泌やくしゃみを抑える成分である。
  4. 抗ヒスタミン成分は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と結合するのを抑制する成分である。
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答え
3
<解説> 抗コリン成分は、交感神経系の働きを抑えるのではなく、副交感神経系の働きを抑制することによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える成分である。

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