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WEB問題集

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第201回:
“人体の働きと医薬品 Part34”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)光線過敏症の症状は、医薬品が触れた部分だけでなく、光が当たった部分の皮膚から全身へ広がり、重篤化する場合がある。
  • (b)接触性皮膚炎はアレルギー性と刺激性とに大別される。
  • (c)薬疹はあらゆる医薬品で引き起こされる可能性があり発疹の型は一様である。
  • (d)医薬品を使用した後に発疹、発赤等の症状が現れた場合には、まず薬疹の可能性が考慮されるべきである。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> 薬疹の型は様々である。

医薬品の副作用による間質性肺炎に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。

  • (a)間質(肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織)で起きた肺炎を間質性肺炎という。
  • (b)間質性肺炎では、肺胞と毛細血管の間でのガス交換効率が低下して、血液に酸素が十分取り込めずに低酸素状態となる。
  • (c)発熱は必ずしも伴わない。
  • (d)息切れ、息苦しさ等の呼吸困難、空咳、発熱等が、医薬品の使用から1~2週間程度の間に起こる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> 間質性肺炎の症状は、かぜ、気管支炎等の症状と区別が難しいこともあり、注意が必要である。症状が一時的で改善することもあるが悪化すると肺線維症となる場合がある。

偽アルドステロン症に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)副腎皮質からのアルドステロン分泌は増加していない。
  • (b)体内に水が貯留し、ナトリウムとカリウムが失われたことに伴う症状である。
  • (c)尿量の減少、手足の脱力、血圧上昇、倦怠感、頭痛、むくみ、喉の渇き、吐き気等がみられる。
  • (d)複数の医薬品の飲み合わせで起こるが、食品との相互作用では発症しないといわれている。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
3
<解説> 体内にナトリウムと水が貯留しカリウムが失われたことに伴う症状である。食品との相互作用でも起こることがある。

薬の剤型に関する記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 一般的にクリーム剤は軟膏剤とは違い、適用部位を水で洗い流しやすくする場合等に用いることが多い。
  2. 貼付剤は適用した部位に、有効成分が一定期間留まるため、薬効の持続が期待できる反面、適用部位にかぶれ等が起こる場合がある。
  3. 坐剤は肛門から挿入すると直腸内で溶けるが、吸収されて循環血液中に入った成分は内服の場合よりも全身作用が速やかに現れる。
  4. 咀嚼剤は有効成分が口腔粘膜から吸収される際、始めに肝臓で代謝を受けて全身へ巡る。
  5. 目の粘膜に適用する点眼薬はすぐ涙道へ流れてしまい、全身に薬効が行きわたるほど吸収されない。
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答え
4
<解説> アレルギー性の副作用は微量の摂取でも生じるため、全身作用をもたらすほどの容量が吸収されていなくても、点眼薬、うがい薬等でショックが起こることがある。ショックは薬効ではなく、異物に対する過敏反応である。
 禁煙補助剤など咀嚼剤は口腔粘膜から吸収される際、始めに肝臓で代謝を受けることなく全身へ巡る。

薬の分布、代謝及び排泄に関する記述について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 消化管で吸収された医薬品の成分は、消化管の毛細血管から血液中へ移行し、門脈を経由して肝臓に入る。
  2. 肝機能が低下した人では効き目が強すぎ、副作用を生じやすくなる。
  3. 医薬品の分子は標的となる器官の組織の表目に分布する特定の蛋白質(受容体)に結合して作用を現すことが多い。
  4. 医薬品は大量に摂ればとるほど、血中濃度も薬効も高くなるが、有害な作用が現れてくる。
  5. 血漿蛋白質と複合体を形成している分子は腎臓での濾過を免れて循環血液中にとどまる。
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答え
4
<解説> 医薬品を大量に摂ればとるほど、血中濃度は高くなるが、薬効は頭打ちする。

医薬品の吸収とその作用に関する記述について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 医薬品の有効成分が全身を巡って薬効をもたらす全身作用はある程度時間を要するが、局所作用は医薬品の適用部位が作用部位である場合が多く、比較的速やかに反応が現れる。
  2. 内服薬はすべて全身作用をもたらす。
  3. 外用薬は多くの場合、局所的な効果を目的としているが、坐剤や経皮吸収製剤のように内服以外の経路から薬が吸収され、循環血液中に入って全身作用をもたらすものもある。
  4. 吸収は主に小腸でなされる。消化管からの吸収は消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、濃い方から薄い方へ拡散していくことによって、消化管にしみ込んでいく現象である。
  5. 医薬品の成分によっては、消化管の粘膜に障害を起こすものもあるため、食事と服用の時期の関係について、各医薬品の用法に定められている。
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答え
2
<解説> 内服薬は全身作用をもたらすものが多いが、膨潤性下剤や生菌製剤等のように、有効成分が消化管内で作用する場合には局所作用である。

効果を及ぼす各臓器・器官と交感神経系の働きの関係について、(  )内に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

  • 【効果器:胃】・・・・・交感神経系の働き( a )
  • 【効果器:肝臓】・・・交感神経系の働き( b )
  • 【効果器:汗腺】・・・交感神経系の働き( c )

  1. (a)血管の収縮, (b)グリコーゲンの合成, (c)発汗抑制
  2. (a)胃液分泌亢進, (b)グリコーゲンの分解, (c)発汗亢進
  3. (a)胃液分泌亢進, (b)グリコーゲンの合成, (c)発汗抑制
  4. (a)血管の収縮, (b)グリコーゲンの分解, (c)発汗亢進
  5. (a)胃液分泌亢進, (b)グリコーゲンの合成, (c)発汗抑制
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答え
4
<解説> 交感神経系は体が緊張状態に対応した態勢をとるように働き、副交感神経は体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。

中枢神経に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)脳は上部から下後方部にあり、記憶、情動、意思決定等の働きを行っている。
  • (b)脳の上部には自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位がある。
  • (c)脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激に対して脳を介さずに刺激を返す場合がある。
  • (d)脳の細胞はブドウ糖のみをエネルギー源としている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
3
<解説> 自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位は脳の下部にある。

骨に関する記述について正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)骨は成長が停止した後、破壊が修復を上回るようになる。
  • (b)関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層に覆われ、これが衝撃を和らげ関節の動きを滑らかにしている。
  • (c)骨組織を構成する無機質は塩化カルシウムや硫酸カルシウム等の石灰質からなる。
  • (d)骨髄で産生される造血幹細胞は赤血球、白血球、血小板を体内に供給する。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
4
<解説> 骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊と修復を行い、一定の骨密度が保たれる。骨組織を構成する無機質は炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等の石灰質からなる。

筋組織に関する記述について正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)筋組織は筋細胞とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。
  • (b)関節を動かす骨格筋は関節を構成する骨に靱帯を介してつながっている。
  • (c)カリウムは微量で筋組織の収縮、神経の伝達調節等に関与している。
  • (d)骨格筋が運動を続けることで疲労すると、グリコーゲンが減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積する。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (a,d)
  5. (b,c)
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答え
4
<解説> 骨格筋は関節を構成する骨に腱を介してつながっている。カルシウムは生体の生理機能に関与する重要な物質であり、微量で筋組織の収縮、神経の伝達調節等に働いている。

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