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WEB問題集

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第200回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part34”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品の本質に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. 人体に対して直接使用されない医薬品は、人の健康に影響を与えることはない。
  2. 医薬品が人体に及ぼす作用は複雑かつ多岐にわたり、一般用医薬品においてはそのすべてが解明されている。
  3. 一般用医薬品は医療用医薬品と比較すれば保健衛生上のリスクは相対的に高いと考えられている。
  4. 医薬品は人体にとって異物であるため、好ましくない反応を生じる場合もある。
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答え
4
<解説> 人体に直接使用されない医薬品においても、人の健康に影響を与える場合がある。
医療用医薬品は一般用医薬品に比べて、相対的に保健衛生上のリスクは高く、医師の管理下において使用されることになっている。

医薬品の副作用に関する次の記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、( a )のため、又は身体の機能を( b )するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の( c )反応」とされている。

  1. (a)治療, (b)恒常化, (c)有害かつ過敏な
  2. (a)治癒, (b)恒常化, (c)有害かつ意図しない
  3. (a)完治, (b)正常化, (c)無効かつ意図しない
  4. (a)治療, (b)正常化, (c)有害かつ意図しない
  5. (a)完治, (b)正常化, (c)有効かつ過剰な
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答え
4
<解説> 我が国では「許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその許可医薬品により人に発現する有害な反応」を医薬品の副作用の定義としている。

医薬品によるアレルギー(過敏反応)に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. アレルギーは内服薬によってのみ起こる反応である。
  2. 医薬品の中には鶏卵や牛乳等を原材料として、製造されているものがあるため、それらに対するアレルギーがある人では使用を避けなければならない場合もある。
  3. 医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その医薬品に免疫ができているため次回から使用しても問題はない。
  4. 医薬品によるアレルギーは医薬品の有効成分によってのみ引き起こされる。
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答え
2
<解説> 過去にその医薬品成分でアレルギーを起こしたことのある人では、その医薬品を避けるべきである。アレルギー反応は有効成分のみならず、添加物によっても引き起こされる。

医薬品の副作用に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 副作用は医薬品を十分注意して適正に使用した場合であっても、生じることがある。
  2. 登録販売者は購入者等に対して一般用医薬品についての適切な情報提供を行っていれば、副作用の状況にかかわらず、医療機関を受診するよう勧奨する必要はない。
  3. 副作用は容易に異変を自覚できるものばかりではなく、直ちに明確な自覚症状として現れないこともある。
  4. 一般用医薬品、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
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答え
2
<解説> 一般用医薬品等で副作用があった場合、その状況によっては医療機関受診が勧奨される必要がある。

医薬品の相互作用に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. 医薬品の作用が減弱する場合のみを相互作用という。
  2. 相互作用は、複数の医薬品を併用した場合や、特定の食品と一緒に摂取した場合に起きることがある。
  3. 相互作用は医薬品が代謝される過程でのみ起こる。
  4. 相互作用により副作用が発生しやすくなることはない。
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答え
2
<解説> 相互作用により医薬品の作用が減弱されたり、増強されたり、又副作用が現れやすくなることもある。相互作用は、医薬品が吸収、代謝、分布又は排泄される過程で起こるものと、薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。

医薬品の相互作用に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. 医療機関で治療を受けている場合、処方された医薬品を一般用医薬品の併用は通常問題ないので、治療を行っている医師等に併用について問題がないか確認する必要はない。
  2. 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ違った医薬品成分が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して注意する必要はない。
  3. かぜ薬とアレルギー用薬では処方や作用が重複することがないため、通常、これらの薬効群に属する医薬品の併用は避ける必要はない。
  4. 一般用医薬品は1つの医薬品の中に、異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることが多く、他の医薬品と併用した場合に、同様な作用を持つ成分が重複することがある。
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答え
4
<解説> 医療機関で受診している場合は一般用医薬品の使用について、医師等に相談されることが必要である。

医薬品と食品との関係に関する記述の正誤について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)ビタミンAは食品から摂取することができないため、ビタミンA含有医薬品の服用量さえ注意すれば、過剰摂取になることはない。
  • (b)酒類をよく摂取する者では、アセトアミノフェンの薬効が十分得られなくなることがある。
  • (c)カフェインはコーヒーに含まれるが、カフェインを含む医薬品とコーヒーを一緒に服用してもカフェインの過剰摂取となることはない。
  • (d)生薬成分が配合された医薬品と生薬成分を含む食品を併せて摂取すると、医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
4
<解説> ビタミンAは食品から摂取することができる。カフェインを主成分とした医薬品とコーヒー等のカフェインを含む飲食物と一緒に摂取すると過剰摂取となることがある。

医薬品の使用上の注意等において用いられる小児等の年齢区分のおおよその目安について、正しいものはどれか。

  1. 乳児・・・・1歳未満
  2. 幼児・・・・6歳未満
  3. 幼児・・・・6歳以下
  4. 小児・・・・12歳以下
  5. 小児・・・・13歳未満
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答え
1
<解説> 幼児は7歳未満、小児は15歳未満である。

小児等に一般用医薬品を使用する場合の注意事項に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)小児へ成人用の医薬品を与えるのは、医薬品によっては、副作用の危険性が高まることが知られていて、必ず、安全性の観点から、年齢に応じた用法用量が定められているものを使用するよう説明がなされることが重要である。
  • (b)一般的に乳幼児は容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品使用後の乳幼児の状態を保護者等がよく観察することが重要である。
  • (c)乳児は医薬品の影響を受けやすく、いかなる場合も一般用医薬品の使用は避けるべきである。
  • (d)小児は大人と比べて身体の大きさに比べて、腸が長く、服用した医薬品の吸収率が低い。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
1
<解説> 乳幼児への一般用医薬品による対処は最小限(夜間等、医師の診断を受けることが困難な場合)にとどめるのが望ましい。小児は大人と比べて腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い。

高齢者の医薬品使用に関する記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

医薬品の使用上の注意において、「高齢者」という場合には、おおよその目安として( a )以上を指す。一般に高齢者は( b )が衰えつつあり、特に肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が( c )現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなる。

  1. (a)65歳, (b)咀嚼機能, (c)強く
  2. (a)70歳, (b)生理機能, (c)弱く
  3. (a)60歳, (b)身体機能, (c)弱く
  4. (a)65歳, (b)生理機能, (c)強く
  5. (a)70歳, (b)心肺機能, (c)強く
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答え
4
<解説> 高齢者であっても基礎体力や生理機能の衰えには個人差が大きく、年齢のみから一概にどの程度リスクが増大しているかを判断することは難しい。

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