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WEB問題集

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第202回:
“主な医薬品とその作用 Part69”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

風邪薬の配合成分とその目的とする作用の組み合わせについて、誤っているものはどれか。

  1. メキタジン・・・・・・・・・・・・・殺菌作用
  2. ヨウ化イソプロパミド・・・・・くしゃみや鼻汁を抑える成分
  3. ジヒドロコデインリン酸塩・・・鎮咳作用
  4. メチルエフェドリン塩酸塩・・・気管支拡張作用
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答え
1
<解説> メキタジンは抗ヒスタミン成分である。

次の漢方処方製剤の中で構成生薬としてマオウを含むものの組み合わせはどれか。

  • (a)半夏厚朴湯
  • (b)小青竜湯
  • (c)葛根湯
  • (d)麦門冬湯

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (a,d)
  5. (b,c)
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答え
5
<解説> マオウは他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、依存性がある。マオウは交感神経系を亢進させることにより、心臓血管係や肝臓でのエネルギー代謝等に影響を及ぼす。

アスピリンに関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 一般用医薬品ではいかなる場合も小児には使用しないこととなっている。
  2. 解熱や鎮痛作用が比較的強いが、抗炎症作用は弱いとされ、他の解熱鎮痛成分組み合わせて配合される。
  3. 他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害が起こりやすい。
  4. アスピリン喘息はアスピリン特有の副作用である。
  5. 血液を凝固しにくくさせる作用がある。
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答え
4
<解説> ピリン系のイソプロピルアンチピリンは解熱鎮痛作用が比較的強いが、抗炎症作用は弱いとされ、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。アスピリン喘息はアスピリンだけでなく解熱鎮痛成分はすべて注意。

次の漢方処方製剤のうち中年以降の人又は血圧が高めの人における慢性の頭痛に適すとされるが、胃腸虚弱で冷え性の人では消化器系の副作用が現れやすい等、不向きとされるものはどれか。

  1. 呉茱萸湯
  2. 釣藤散
  3. 桂枝加朮附湯
  4. 芍薬甘草湯
  5. 薏苡仁湯
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答え
2
<解説> いずれも鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤である。

カフェインに関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 脳に軽い興奮状態を引き起こす。
  2. 脳が過剰に興奮すると、副作用として震え、めまい、不安、不眠、頭痛を生じる。
  3. 腎臓での水分の再吸収を促進し膀胱括約筋を弛緩させる。
  4. 心筋を興奮させる作用がある。
  5. 反復して摂取すると習慣になりやすい。
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答え
3
<解説> カフェインは腎臓での水分の再吸収を抑制するとともに、膀胱括約筋を弛緩させる働きがあり、尿量の増加をもたらす。

鎮暈薬に配合される成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)ジフェニドール塩酸塩は内耳にある前庭と脳を結ぶ神経の調節作用のほか内耳への血流を改善する症を示す。
  • (b)抗ヒスタミン成分は延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。
  • (c)ジメンヒドリナートは他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く持続時間が長い。
  • (d)メクリジン塩酸塩は外国において乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (a,d)
  5. (b,c)
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答え
1
<解説> メクリジン塩酸塩は他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く持続時間が長い。テオクル酸プロメタジン等のプロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。

抗コリン成分に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 副交感神経系を抑える働きをもつので、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、口渇、便秘、排尿困難等が現れるおそれがある。
  2. 眼圧を上昇させるので、緑内障を悪化させるおそれがある。
  3. 心臓に負担をかけるので、心臓病の症状を悪化させるおそれがある。
  4. 消化管の運動を亢進する作用を示す。
  5. 乗物酔い防止にも配合されていることがある。
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答え
4
<解説> 抗コリン作用を有する成分は中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では消化管の緊張を低下させる作用を示す。
 副交感神経は胃液分泌を亢進させるため副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げることでその働きを抑える成分が抗コリン成分である。

鎮咳去痰薬に配合される生薬成分に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. キョウニンはバラ科のアンズの種子を用いた生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示す。
  2. バクモンドウはユリ科のジャノヒゲ等の根の膨大部を用いた生薬で、鎮咳、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。
  3. セネガはヒメハギ科のセネガ等の根を用いた生薬で、鎮咳作用を期待して用いられる。
  4. オウヒはバラ科のヤマザクラ等の樹皮を用いた生薬で、去痰作用を期待して用いられる。
  5. セキサンはヒガンバナの鱗茎を用いた生薬で、去痰作用を期待して用いられる。
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答え
3
<解説> セネガは去痰作用を期待して用いられる。

口腔咽喉薬、含嗽薬の配合成分についての記述で誤っているものはどれか。

  1. リゾチーム塩酸塩:鶏卵の卵白から抽出した蛋白質が用いられているため、鶏卵アレルギーの人では使用を避ける必要がある。
  2. ポピドンヨード:含嗽薬に含まれていた場合、その使用によって銀を含有する歯科材料が変色することがある。
  3. クロルヘキシジングルコン酸塩:妊娠中に摂取すると、胎盤関門を通過して胎児に移行するため、長期間に渡って使用された場合甲状腺機能障害を生じるおそれがある。
  4. グリセリン:喉の粘膜を刺激から保護する目的で配合されている場合がある。
  5. クロルフェニラミンマレイン酸塩:咽頭の粘膜に付着したアレルゲンによる喉の不快感等の症状を鎮める。
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答え
3
<解説> ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用される場合、結果的にヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
 クロルヘキシジングルコン酸塩が配合されたものではまれにショック、アナフィラキシー様症状のような全身性の重篤な副作用を生じることがある。

腸の薬に配合される次没食子酸ビスマス等のビスマスを含む成分に関する記述について誤っているものはどれか。

  1. 収斂作用のほか、腸内で発生した有毒物質を分解する作用があるとされる。
  2. 長期連用した場合精神神経症状が現れたとの報告があり、1カ月以上継続して使用しないこととされている。
  3. 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の診断を受けた人では損傷した粘膜からビスマスの吸収が高まるおそれがある。
  4. 循環血液中に移行したビスマスは血液-胎盤関門を通過するため、妊婦又は妊娠している可能性のある女性では使用を避ける必要がある。
  5. 細菌性の下痢や食中毒の時に使用すると、状態を悪化させることがある。
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答え
2
<解説> 海外において長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があり1週間以上継続して使用しないこととされている。

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