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第159回:
“人体の働きと医薬品 Part27”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
中枢神経系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを選びなさい。
- (a)脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、血液中から脳の組織へ移行できる物質の種類は限られている。
- (b)延髄には心拍数を調節する心臓中枢、脊髄には呼吸を調節する呼吸中枢がある。
- (c)脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合がある。
- (d)脳と延髄は脊髄でつながっている。
- (a,b)
- (c,d)
- (a,c)
- (b,d)
- (a,d)
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- 3
副交感神経系が活発になっているときの作用として、正しいものを1つ選びなさい。
- 心拍数増加
- 腸の運動低下
- グリコーゲンの分解
- 排尿抑制
- 唾液分泌亢進
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- 5
薬の働く仕組みに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを選びなさい。
- (a)医薬品には吸収された有効成分が循環液中に移行して全身を巡って薬効をもたらす全身作用と特定の身体部位において薬効をもたらす局所作用とがある。
- (b)外用薬は循環血液中に入って、全身作用をもたらすことはない。
- (c)局所作用を目的とする医薬品によって全身性の副作用が生じたり、全身作用を目的とする医薬品で局所的な副作用を生じたりすることがある。
- (d)内服薬は、有効成分が消化管で吸収された後、循環血液中に入って薬効をもたらすので、全て全身作用である。
- (a,b)
- (b,c)
- (c,d)
- (b,d)
- (a,c)
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- 答え
- 5
内服薬でも、膨潤性下剤、生菌製剤等のように、有効成分が消化管内で作用するばあいには局所作用であり、また、胃腸薬であっても、有効成分が循環血液中に入ってから薬効をもたらす場合には全身作用となる。
薬の吸収に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 含嗽薬(うがい薬)でショック(アナフラキシー)が起こることはない。
- 一般用医薬品の中には、鼻腔粘膜からの吸収による全身作用を目的とする点鼻薬はない。
- 医薬品の有効成分の吸収は主として小腸でなされ、一般に消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品を取り込むのではなく、薄いほうから濃いほうへ拡散していくことによって消化管にしみ込んでいく現象である。
- 消化管の内容物の有無や種類、医薬品の併用によって、吸収量や吸収速度が影響を受けることはない。
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- 答え
- 2
3 医薬品の有効成分の吸収は主として小腸でなされ、一般に消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品を取り込むのではなく、高い方からから低い方へ受動的に拡散していく現象である。
4 消化管の内容物の有無や種類、医薬品の併用によって、吸収量や吸収速度が影響を受けることがある。
薬の働く仕組みに関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下欄から選びなさい。なお同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。
消化管で吸収された医薬品の成分は、消化管の( a )から血液中へ移行する。その血液は( b )を経由して( c )に入るので、吸収された成分は循環血流に乗って全身に巡る前に( c )を通過する際に酵素の働きにより代謝を受けることになる。
- (a)粘膜, (b)肝臓, (c)腎臓
- (a)毛細血管, (b)門脈, (c)肝臓
- (a)孔辺細胞, (b)心臓, (c)循環血流中
- (a)粘膜, (b)門脈, (c)膵臓
- (a)毛細血管, (b)肝臓, (c)腎臓
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- 2
薬の体内での働きに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。
- (a)十分な間隔を開けずに追加摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上では薬効は消失する。
- (b)全身作用を目的とする医薬品は使用後の一定期間、その有効成分の血中濃度の推移が無効域と危険域の間の有効域となるよう使用量や使用間隔が定められている。
- (c)循環血液中に移行した医薬品の有効成分は血流によって体内各部の器官や組織へ運ばれて作用する際、医薬品成分の分子は調的となる器官や組織の表面に分布する特定の蛋白質に結合して作用を現すことが多い。
- (d)血中濃度が最小有効濃度を下回ると薬効は消失する。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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- 答え
- 4
ショック(アナフィラキシー)に関する以下の記述のうち、正しいものを選びなさい。
- アナフィラキシー様症状は、初めて使用した医薬品で起きる場合、その原因がアレルギーによるかどうかはっきりしないときの呼称である。
- 発症すると急速に症状が進行するが、致命的な転帰をたどるおそれはない。
- 医薬品の成分に対する遅延型の過敏反応で、発生頻度は低い。
- 以前その医薬品の使用によってアレルギーを起こしたことのある人ではそのリスクは低いとされている。
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- 1
3 医薬品の成分に対する即時型の過敏反応(アレルギー)で、発生頻度は低い。
4 以前にその医薬品の使用によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことのある人では起きるリスクが高いとされている。
偽アルドステロン症に関する以下の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
- 体内にナトリウムと水が貯留し、体内からカルシウムが失われたことに伴う症状である。
- 症状としては尿量の減少、手足の脱力、血圧上昇等が見られる。
- 体格が小柄な人や、高齢者において生じやすいとされている。
- 副腎皮質からのアルドステロン分泌が増えていないにもかかわらず症状が現れる。
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- 1
医薬品の副作用として現れる間質性肺炎に関する記述について誤っているものを1つ選びなさい。
- 通常の肺炎は気管支や肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであるのに対し、間質で起きた肺炎を間質性肺炎という。
- 肺胞と毛細血管の間でガス交換効率が低下して、血液に酸素が十分取り込めずに低酸素状態となる。
- 息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、発熱、空咳等が医薬品の使用から1~2時間程度の間に起こる。
- かぜ、気管支炎等の症状と区別が難しいこともあるが、悪化すると肺線維症となる場合がある。
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- 3
医薬品が原因として現れる喘息に関する以下の記述のうち正しいものを1つ選びなさい。
- 原因となる医薬品を使用して短時間で鼻水・鼻づまりが起こり、続いて咳、喘鳴、呼吸困難を生じる。
- 原因となった医薬品の成分が体内から消失したとしても症状は治まることはない。
- 通年性の鼻炎や慢性副鼻腔炎、嗅覚異常等の疾患がある人では起こりにくいとされている。
- 坐薬や外用薬が発症を誘発することはない。
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- 答え
- 1
3 通年性の鼻炎や慢性副鼻腔炎、嗅覚異常等の疾患がある人では起こりやすいとされている。
4 内服薬だけでなく、坐薬や外用薬でも誘発されることがある。