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WEB問題集

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第160回:
“主な医薬品とその作用 Part55”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

強心薬の代表的な配合成分に関する以下の記述のうち正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)センソは有効域が比較的広い成分であるが、一般用医薬品では1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められている。
  • (b)ジャコウはシカ科のジャコウジカ又はその近縁動物の雌のジャコウ分泌腺を乾燥したもので、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して、呼吸機能を高めて意識をはっきりさせる等の作用がある。
  • (c)ゴオウは強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。
  • (d)ロクジョウはシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強心作用のほか、強壮、血行促進等の作用があるとされる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (a,d)
  5. (b,d)
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答え
2
<解説> センソは有効域が狭い成分で、1日用量中センソ5mgを超えて含有する医薬品は劇薬に指定されている。又、ジャコウはジャコウジカ等の雄のジャコウ分泌腺を乾燥したものである。

以下に記す痔疾用薬についてその作用との組み合わせの誤っているものを選びなさい。

  1. ロートエキス ― 鎮痛鎮痙作用
  2. セチルピリジウム塩化物 ― 殺菌消毒作用
  3. シコン ― 新陳代謝促進
  4. 酸化亜鉛 ― 鎮痒作用
  5. リゾチーム塩酸塩 ― 抗炎症作用
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答え
4
<解説> 酸化亜鉛は粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的として用いられる。

以下の記述に当てはまる漢方処方製剤はどれか。

疲れやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇がある人における、排尿困難、頻尿、むくみ、痒みの症状に適するとされる。

  1. 四物湯
  2. 六味丸
  3. 小柴胡湯
  4. 抑肝散
  5. 大柴胡湯
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答え
2
<解説> 六味丸は牛車腎気丸、八味地黄丸等とともに、排尿困難症に用いられる。

婦人用薬及び女性に現れる諸症状に関する以下の記述のうち正しい正誤の組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)血の道症は更年期に限って発症する不定愁訴である。
  • (b)女性ホルモン成分は人工的に合成されたものであるが、妊娠中に摂取しても差し支えない。
  • (c)女性ホルモン成分を長期連用することにより、血栓症を生じるおそれがある。
  • (d)生薬成分のサフランは鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合される。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
3
<解説> 血の道症は更年期に限ったことではない。妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天異常の発生が報告されているので、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。

以下のアレルギー用薬に用いられる成分のうち抗ヒスタミン成分でないものを1つ選びなさい。

  1. メキタジン
  2. ジメンヒドリナート
  3. フマル酸クレマスチン
  4. プソイドエフェドリン塩酸塩
  5. トリプロリジン塩酸塩
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答え
4
<解説> プソイドエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分である。鼻炎用内服薬では交感神経を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。

鼻の症状に適すとされる漢方薬の中で、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 葛根湯加川芎辛夷
  2. 荊芥連翹湯
  3. 辛夷清肺湯
  4. 十味敗毒湯
  5. 小青竜湯
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答え
4
<解説> 十味敗毒湯は化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、急性湿疹、水虫に適すとされる。

眼科用薬に用いられる成分に関する以下の記述について正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)レチノール酢酸エステルは視細胞が光を感受する反応に関与していることから、視力調整等の症状を改善する効果を期待して用いられる。
  • (b)パンテノールは自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分であり、目の調節機能の回復を促す効果を期待して用いられる。
  • (c)ピリドキシン塩酸塩は目の調節機能を助ける作用を期待して用いられる。
  • (d)シアノコバラミンは末梢血管を拡張させて血流を改善する作用を示し、結膜充血、疲れ目等の症状を改善する効果を期待して用いられる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
1
<解説> ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)はアミノ酸の代謝や神経伝達物質の合成に関与していることから、目の疲れ等の症状を改善する効果を期待して用いられる。
シアノコバラミン(ビタミンB12)は目の調節機能を助ける作用を期待して用いられる。

以下の外皮用薬に配合される殺菌消毒成分のうち、ウイルスに対して有効な成分の組み合わせを選びなさい。

  • (a)ポピドンヨード
  • (b)グルコン酸クロルヘキシジン
  • (c)エタノール
  • (d)アクリノール

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
3
<解説> (b) グルコン酸クロルヘキシジンは一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
(d) アクリノールは一般細菌類に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
ウイルスに対して有効な成分はヨウ素系殺菌消毒成分とエタノールである。

皮膚に用いられる医薬品成分に関する記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して、ベンジルニコチン酸が配合されることがある。
  • (b)比較的穏やかな抗炎症作用を示す成分としてイブプロフェンピコノールが用いられる。
  • (c)グリチルリチン酸は吹き出物に伴う皮膚の発赤や腫れを抑えるほか、吹き出物の拡張を抑える作用があるとされる。
  • (d)湿疹、皮膚炎、かぶれ等による皮膚のかゆみ症状の緩和を目的としてジフェニルイミダゾールが用いられる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
5
<解説> 解熱鎮痛薬のイブプロフェン誘導体であるイブプロフェンピコノールは専らニキビ治療薬として用いられる。グリチルリチン酸は比較的穏やかな抗炎症作用を示す。

以下の皮膚に用いられる医薬品成分のうち光線過敏症の副作用があるものの正しい組み合わせはどれか。

  • (a)インドメタシン
  • (b)ピロキシカム
  • (c)ケトプロフェン
  • (d)サリチル酸メチル

  1. (a,b)
  2. (b,d)
  3. (a,c)
  4. (b,c)
  5. (c,d)
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答え
4
<解説> ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間及び使用後もサポーター等で覆い紫外線に当たるのを避ける必要がある。ピロキシカムについては重篤なものは知られていないが、光線過敏症の副作用を生じることがある。

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