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WEB問題集

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第197回:
“主な医薬品とその作用 Part68”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

口内炎及び口内炎用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しい正誤の組み合わせはどれか。

  • (a)栄養摂取の偏り、唾液の分泌低下、口腔内の不衛生等が要因となって生じることが多い。
  • (b)疱疹ウイルスによる口腔内感染は一般用医薬品の適用範囲ではない。
  • (c)口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、水溶性アズレンが配合されている場合がある。
  • (d)茵?蒿湯は口渇があり、尿量が少なく、便秘する人における、蕁麻疹、口内炎に適すとされている。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> 口唇ヘルペスに用いる抗ウイルス成分配合の塗り薬は、医療機関で診断を受けた人にのみ販売が認められている第一類医薬品である。

ニコチンと禁煙補助剤に関する次の記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ニコチンは脳の情動を司る部位に働いて覚醒、リラックス効果などをもたらす。
  • (b)禁煙補助剤はニコチン置換療法に使用されるニコチンを有効成分とする医薬品である。
  • (c)菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、口腔粘膜から吸収されやすくなる。
  • (d)循環器系の基礎疾患がある人でも、呼吸器系の疾患が無ければ使用は差し支えない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
5
<解説> 菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分になされず、また、吐き気や腹痛などの副作用が現れやすくなる。
 禁煙補助剤は脳梗塞・脳出血等の急性期脳血管障害、重い心臓病等の基礎疾患があるひとでは循環器系に重大な悪影響を及ぼすおそれがあるため使用を避ける必要がある。

次のビタミン主薬製剤の配合成分のうち、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素はどれか。

  1. ビタミンB1
  2. ビタミンB2
  3. ビタミンB6
  4. ビタミンB12
  5. ビタミンD
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答え
2
<解説> ビタミンB1は炭水化物からのエネルギー産生に不可欠で、ビタミンB6は蛋白質の代謝に関与、ビタミンB12は赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。ビタミンDは腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して骨の形成を助ける働きをする。

滋養強壮保健薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)タウリンは筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質である。
  • (b)アスパラギン酸ナトリウムはビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされる。
  • (c)ヘスペリジンは骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。
  • (d)システインはアミノ酸の一種で、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きがある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,c)
  5. (a,d)
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答え
5
<解説> ヘスペリジンはビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされる。
アスパラギン酸ナトリウムは生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。

漢方及び漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)漢方薬は処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が1つの有効成分として独立したものという見方をすべきものである。
  • (b)漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ないのが、特徴である。
  • (c)漢方処方製剤は用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
  • (d)患者の証に基づく考え方とは、体質を虚証と実証に分類し、症状を陰病と陽病に分類する。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> 「漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ない」などという誤った認識がなされていることがあり、副作用を看過する要因となりやすい。しかし漢方処方製剤においても、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることがあり、また証に適さない漢方処方製剤が使用されたために、症状の悪化や副作用を引き起こす場合もある。

以下に示す漢方処方製剤のうち肥満症又は肥胖症に用いるものの組み合わせはどれか。

  • (a)防已黄耆湯
  • (b)黄連解毒湯
  • (c)大柴胡湯
  • (d)清上防風湯

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,c)
  5. (a,d)
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答え
3
<解説> 防已黄耆湯、大柴胡湯、防風通聖散は肥満又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤である。

消毒薬の誤用・事故等による中毒への応急処置に関する次の記述について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)誤って飲み込んだ場合、通常は大量の牛乳などを飲ませるが、手元に何もないときにはまず水を飲ませる。
  • (b)酸やアルカリが誤って目に入った場合は、早期に十分な水洗がされることが重要である。
  • (c)誤って皮膚に付着した場合、特にアルカリ性物質の場合には酸で中和するとよい。
  • (d)誤って吸入し意識がない場合は、新鮮な空気のところへ運び出すが、人工呼吸はしない。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,c)
  5. (a,d)
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答え
1
<解説> 誤って皮膚に付着した場合、流水をかけながら着衣を取り、石鹸を用いて流水で皮膚を十分に水洗する。酸やアルカリは早期の十分な水洗がなされることが重要であるが、特にアルカリ性の場合には念入りに水洗する。
誤って吸入した場合、意識がない場合は新鮮な空気の所へ運び出し、人工呼吸などをする。

衛生害虫とその防除方法に関する次の記述のうち、正しい正誤の組み合わせはどれか。

  • (a)蚊は水のあるところに産卵し幼虫となって繁殖する。人が蚊に刺される場所と蚊が繁殖する場所が異なるため、種類による生息、発生場所にあわせた防除が必要となる。
  • (b)ゴキブリは燻蒸処理を行う場合、3週間後くらいにもう一度燻蒸処理を行う。
  • (c)シラミは物理的方法のみで、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理を行う。
  • (d)トコジラミの防除にはハエ、蚊、ゴキブリと同様な殺虫剤が用いられるが、電気掃除機で隅々まで丁寧に掃除することによる駆除も可能である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
4
<解説> シラミの防除は物理的方法と、医薬品による方法がある。医薬品による方法では殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。また、シラミの成虫が脱落して次の宿主に伝染しやすい場所には殺虫剤を散布して、寄生の拡散防止を図ることも重要である。

殺虫剤の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ジクロルホス、フェニトロチオンなどは有機リン系殺虫成分でコリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻害する。
  • (b)ピレスロイド系殺虫成分フェノトリンは神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害する。
  • (c)プロポクスル、メトキサジアゾンは昆虫の脱皮や変態を阻害する作用を有する。
  • (d)有機塩素系殺虫成分は残留性や体内蓄積性の問題から、現在はオルトジクロロベンゼンがウジ、ボウフラの防除の目的で使用されているのみである。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
4
<解説> 昆虫の脱皮や変態を阻害する作用を有する成分はメトプレンやピリプロキシフェンである。
プロポクスルはカーバメイト系殺虫成分、メトキサジアゾンはオキサジアゾール系殺虫成分でいずれもコリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示すが、コリンエステラーゼとの結合は可逆的である。

妊娠検査、及び妊娠検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)妊娠検査薬は妊娠が成立してから4週目前後の尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン濃度を検出感度としている。
  • (b)閉経期に入っている人も検査結果が陽性になることがある。
  • (c)高濃度の蛋白尿や糖尿の場合、非特異的な反応が生じて偽陽性を示すことがある。
  • (d)一般的な妊娠検査薬は月経予定日を過ぎておおむね1週目の検査が推奨されている。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> 検体は採尿後速やかに検査がなされることが望ましい。
経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では妊娠していなくても尿中hCGが検出されることがある。

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