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WEB問題集

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第8回:
“主な医薬品とその作用 Part4”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の皮膚に用いる医薬品に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 軟膏剤、クリームを塗布したあと、手に薬剤が付着したままにしておくと、薬剤が目や口の粘膜等に触れて刺激感等を生じるおそれがあるため、手についた薬剤を十分に洗い流すことが望ましい。
  2. 噴霧剤、エアゾール剤は目の周囲や粘膜への使用は避け、患部に確実に噴霧できる様になるべく至近距離から3秒以上噴霧する方が効果は高まる。
  3. 貼付剤、パップ剤は患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態で貼付すると、有効成分の浸透性が低下する他、はがれやすくもなる為、十分な効果が得られない。
  4. 外皮用薬を使用する際には、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるのが効果的とされる。
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答え
2
<解説> 2. 噴霧剤、エアゾール剤は、至近距離から噴霧したり、同じ部位に連続して噴霧すると、凍傷を起こすことがある。患部から十分離して噴霧し、又、連続して噴霧する時間は3秒以内とすることが望ましい。

次の殺菌消毒成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. オキシドールによる殺菌作用の持続性は高く、組織への浸透性も良い。
  2. ヨードチンキは化膿している部位にも使用できる。
  3. アクリノールは比較的刺激性が低く、創傷部位にしみにくい。
  4. ポピドンヨードの原液は口腔粘膜の殺菌消毒に用いられる。
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答え
3
<解説>
  • 1. オキシドールによる殺菌作用は、過酸化水素の分解に伴って発生する活性酸素による酸化、及び発生する酸素による泡立ちの物理的な洗浄効果であるため、作用の持続性は乏しく、組織への浸透性も低い。
  • 2. 化膿している部位では、かえって症状を悪化させるおそれがある。
  • 4. 原液のポピドンヨードは口腔咽喉薬や含嗽薬として用いられる場合より高濃度で配合されているため、誤って口腔粘膜に適用しないよう注意が必要である。含嗽薬として使用する場合は希釈(15~30倍希釈)して用いる。

次の外皮用薬に含まれる成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. デキサメタゾン --- 水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし等又は化膿している患部に使用すると、症状を悪化させるおそれがある。
  2. インドメタシン --- 過度に使用しても鎮痛効果が増すことはない。
  3. ケトプロフェン --- 使用している間、及び使用後も当分の間は、天候にかかわらず、戸外活動を避ける必要がある。
  4. カプサイシン --- 打撲や捻挫などの急性の腫れや熱感を伴う症状に対して適している。
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答え
4
<解説> 4. カプサイシン は温感刺激成分であり、打撲や捻挫などの急性の腫れや熱感を伴う症状に対して適しているのは冷感刺激成分(メントール、カンフル、ハッカ油等)が配合されている外用鎮痛薬が適する。

次の水虫・たむし等の治療に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には液剤が適している。
  2. 2週間位使用しても症状が良くならない場合は、いったん使用を中止して、医療機関を受診することが望ましい。
  3. 湿疹と水虫等の初期症状は類似していることが多く、湿疹に抗真菌作用を有する成分を使用しても治療効果がある。
  4. 水虫・たむし等には様々な民間療法が存在している為、安易に医薬品に頼らず、民間療法を優先して試みるほうが良い。
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答え
2
<解説>
  • 1. じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏又はクリームが適し、皮膚が厚く角質化している部分には、液剤が適しているとされる。
  • 3. かえって湿疹の悪化を招くことがある為、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することは適当でない。
  • 4. 民間療法の中には、科学的根拠が見出されないものも多く、かえって症状を悪化させる場合がある。

次の症状に用いられる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

口渇があり、尿量が少なく、便秘する人における、蕁麻疹、口内炎に適するとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

  1. 茵蔯蒿湯
  2. 補中益気湯
  3. 猪苓湯
  4. 小青竜湯
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答え
1
<解説>
  • 2. 元気が無く、胃腸の働きが衰えて、疲れやすい人に適する。
  • 3. 尿量が減少し、尿が出にくく排尿痛、残尿感がある人に適する。
  • 4. くしゃみや鼻汁、鼻づまり等の鼻炎症状に適する。

次の禁煙補助剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえ使用することとされている。
  2. 禁煙補助剤の使用期間は3ヶ月を目途とし、6ヶ月を超える使用は避けることとされている。
  3. 禁煙補助剤は、ニコチンが小腸から吸収され循環血液中に移行する為、唾液を飲み込む必要がある。
  4. 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下する為、コーヒーや炭酸飲料等、口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。
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答え
3
<解説> 3. 禁煙補助剤は、噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収される。噛みすぎて唾液が出過ぎた時は、飲み込まずにティッシュ等に吐き出すこととされている。

次のビタミン名と、その作用に関する記述のうち組み合わせが誤っているものはどれか。

  1. ビタミンA --- 夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ。
  2. ビタミンD --- 抗酸化作用を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ。
  3. ビタミンE --- 抗酸化作用を示し、細胞の活動を助ける。又、血流を改善させる作用もある。
  4. ビタミンB12 --- 赤血球の形成を助け、又神経機能を正常に保つ。
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答え
2
<解説> 2. ビタミンDは腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける。2の記述はビタミンCに関する記述である。

小柴胡湯と併用禁忌である医薬品は次のどれか。

  1. インスリン
  2. 抗真菌薬
  3. 非ステロイド性抗炎症薬
  4. インターフェロン
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答え
4
<解説> 4. 小柴胡湯とインターフェロンを併用すると、間質性肺炎を起こしやすくなるとして、併用禁忌となっている。

次の殺菌消毒薬の誤用・事故等による中毒への対処に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 誤って吸入した場合、意識が無い場合は新鮮な空気の所へ運び出し、人工呼吸等をする。
  2. 誤って目に入った場合、強い水流で15分間以上洗眼する。
  3. 誤って飲み込んだ場合、水では効果が無い為、多量の牛乳を飲ませる。
  4. 誤って皮膚に付着した場合、中和剤を用いて中和した後、石鹸を用いて15分間以上水洗する。
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答え
1
<解説>
  • 2. 水流が強いと目に障害を起こすことがある為、弱い流れる水で洗う。
  • 3. 手元に何も無い時は、まず水を飲ませる。
  • 4. 中和すると熱を発生して刺激をかえって強め、状態が悪化するおそれがある為適切ではない。

次の妊娠検査薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 子宮外妊娠や胞状奇胎などを生じている場合、妊娠しているにもかかわらず検査結果が陰性となることがある。
  2. 経口避妊薬や更年期障害治療薬等のホルモン剤を使用している人では、妊娠していても尿中hCG が検出されないことがある。
  3. 絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもhCG が分泌され、検査結果が陽性となることがある。
  4. 検査薬が高温になる場所に放置されたり、冷蔵庫内に保管されていたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがある。
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答え
2
<解説> 2. 絨毛細胞が腫瘍化している場合や経口避妊薬や更年期障害治療薬等のホルモン剤を使用している人は妊娠していなくても尿中hCGが検出されることがある。

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