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WEB問題集

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第45回:
“主な医薬品とその作用 Part14”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次のかぜ薬配合成分であるリゾチーム塩化物に関する記述のうち間違っているものはどれか。

  1. 鼻粘膜やのどの炎症を生じた組織の修復に寄与する。 
  2. まれに重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)を生じることがある。
  3. リゾチーム塩化物は牛乳アレルギーの人には使用を避ける必要がある。
  4. 気道粘膜の線毛運動を促進させて、痰の排出を容易にする。
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答え
3
<解説> リゾチーム塩化物は鶏卵の卵白から抽出したたんぱく質であるため、鶏卵アレルギーがある人では使用を避ける必要がある。

次のかぜ薬に配合される成分とその代表的な副作用の組み合わせのうち間違っているものはどれか。

  1. ジヒドロコデインリン酸塩 --- 便秘
  2. クロルフェニラミンマレイン酸塩 --- 眠気
  3. イブプロフェン --- 胃腸障害
  4. ブロメライン --- 血液凝固作用
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答え
4
<解説> ブロメラインは蛋白質分解酵素である。体内で産生される炎症物質を分解する作用を示す。フィブリノーゲンやフィブリンを分解する作用もあり、血液凝固異常(出血傾向)の症状のある人では、出血傾向を悪化させる恐れがある。

以下の痛みの中で発痛物質プロスタグランジンが関与しない痛みはどれか。

  1. 関節痛
  2. 歯痛
  3. 生理痛
  4. 腹痛
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答え
4
<解説> プロスタグランジンには、痛みを鎮める鎮痛作用と温熱中枢の設定温度を正常にする解熱作用、炎症を抑える抗炎症作用がある。腹痛は関与しない痛みであるが、月経痛は月経の発生にプロスタグランジンが関わっているので効果がある。

以下の解熱剤の中でプロスタグランジンの産生抑制作用によらないものはどれか。

  1. エテンザミド
  2. アスピリン
  3. アセトアミノフェン
  4. イブプロフェン
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答え
3
<解説> アセトアミノフェンは主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられている。
また、アセトアミノフェンは末梢では作用しないので、抗炎症作用は期待できない。

次のアスピリンに関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a) アスピリンはアンチピリン、サザピリンとともにピリン系解熱鎮痛成分である。
  • (b) アスピリンは一般用医薬品では小児に対してはいかなる場合も使用してはならない。
  • (c) アスピリンには血液を凝固させやすくする作用がある。
  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
4
<解説> アスピリンはピリン系解熱鎮痛成分ではない。また、血液を凝固しにくくさせる作用がある。

眠気防止薬におけるカフェインの摂取量としてふさわしいものはどれか。

  1. (1回摂取量)100mg, (1日摂取量)300mg
  2. (1回摂取量)150mg, (1日摂取量)400mg
  3. (1回摂取量)200mg, (1日摂取量)500mg
  4. (1回摂取量)300mg, (1日摂取量)600mg
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答え
3
<解説> カフェインの摂取量は1回200mg 1日500mgである。
カフェインは他の医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛薬等)や医薬部外品もほか、コーヒーやお茶などの食品にも含まれている。

次の催眠鎮静薬の配合成分であるブロムワレリル尿素に関する記述で間違っているものはどれか。

  1. 脳の興奮を抑え、痛み等を感じる感覚を鈍くする作用を示す。
  2. 少量だと、眠気は催さないので機械類の操作には問題はない。
  3. 反復して摂取すると、依存性を生じるおそれがある。
  4. 胎児に害を及ぼす可能性があるため、妊婦または妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。
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答え
2
<解説> 少量でも眠気を催しやすく、重大な事故につながるおそれがあるため、これらの成分が配合された医薬品を使用した後は、乗り物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。

次の記述について二つの(  )内に入れるべき正しい字句はどれか。

化学構造がステロイド性抗炎症成分と類似しているところにより、抗炎症作用を示すと考えられている(  )を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。1日最大服用量が(  )として40mg以上となる製品については、高齢者、むくみのある人、心臓病、腎臓病または高血圧の診断を受けた人であるか否かによらず長期連用を避けることとされている。

  1. トラネキサム酸
  2. グリチルリチン酸
  3. 酸化マグネシウム
  4. テストステロン
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答え
2
<解説> グリチルリチン酸を含む生薬成分として代表的なものにカンゾウがある。

小児の疳を適応症とする漢方処方製剤である抑肝散に配合されていない生薬成分はどれか。

  1. ソウジュツ
  2. ブクリョウ
  3. サイコ
  4. ダイオウ
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答え
4
<解説> ダイオウは下剤である。

次の医薬品成分は起動粘膜からの粘液分泌を促進し、痰の切れをよくするものである。間違っているものはどれか。

  1. グアイフェネシン
  2. ブロムヘキシン塩酸塩
  3. グアヤコールスルホン酸カリウム
  4. キョウニン
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答え
4
<解説> キョウニンはバラ科のアンズの種子を用いた生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示す。

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