登録販売者.com

ログイン 無料登録

WEB問題集

WEB問題集

第308回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part52”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)人体に対して使用されない医薬品でも、使用方法によっては人の健康に影響を与えるおそれがある。
  • (b)医薬品のうち、人体に対して直接使用されない殺虫剤は、人の健康に影響を与えるものではない。
  • (c)人体に対して使用されない医薬品がある。
  • (d)医薬品については、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性の確認が行われる仕組みがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
答えを見る
答え
2
<解説> b. 誤って人体に暴露されれば健康を害するおそれがあるものもある。

医薬品のリスク評価に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との和で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
  • (b)動物実験により求められる50%致死量(LD50)は、薬物の毒性の指標として用いられる。
  • (c)少量の医薬品の投与であっても発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全が生じる場合がある。
  • (d)動物実験で医薬品の安全性が確認されると、ヒトを対象とした臨床試験が行われる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
答えを見る
答え
1
<解説> a. 医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との積で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。

医薬品及び健康食品の安全性に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)医薬品の安全性に関する非臨床試験の基準である Good Laboratory Practice(GLP)に準拠して、薬効-薬理試験や一般薬理作用試験などが実施されている。
  • (b)医薬品について、ヒトを対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準として Good Clinical Practice (GCP)が制定されている。
  • (c)健康食品について、製造販売後安全管理基準として Good Vigilance Practice(GVP)が制定されている。
  • (d)食品の安全基準は、医薬品と同等の水準が要求されている。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
答えを見る
答え
1
<解説> c. 医薬品に対して、製造販売後安全管理基準として Good Vigilance Practice(GVP)が制定されている。
d. 医薬品は食品よりもはるかに厳しい安全水準が要求されている。

食品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)特定保健用食品は、例えばキシリトールを含む食品に対して「虫歯の原因になりにくい食品です」などの表示が許可されている。
  • (b)健康補助食品の中にはカプセル、錠剤等の医薬品と類似した形状で発売されているものも多く、誤った使用法により健康被害を生じた例も報告されている。
  • (c)栄養機能食品は、各種ビタミン、ミネラルに対して「栄養機能の表示」ができる。
  • (d)機能性表示食品とは、乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の維持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載した食品である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
答えを見る
答え
2
<解説> d. この文は特別用途食品であり、機能性表示食品とは、疾病に罹患していない者の健康の維持及び増進に役立つ旨又は適する旨(疾病リスクを低減に係わるものを除く)を表示するものである。

医薬品の副作用に関する以下の記述について、誤っているものを下から一つ選びなさい。

  1. 世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
  2. 一般用医薬品は、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
  3. 医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することにより、副作用の種類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られることが重要となる。
  4. 副作用には、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものが含まれ、眠気や口渇等は含まれない。
答えを見る
答え
4
<解説> 4. 副作用には、眠気や口渇等の比較的よく見られるものから日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものまで様々である。

免疫反応及びアレルギーに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する痛み、発熱は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程である。
  • (b)アレルギー症状は、流涙や眼の痒 かゆみ等の結膜炎症状、鼻汁やくしゃみ等の鼻炎症状、血管性浮腫のようなやや広い範囲にわたる腫れ等が生じることが多い。
  • (c)アレルギーは、内服薬だけでなく外用薬でも引き起こされることがある。
  • (d)医薬品の添加物には、薬理作用がないので、それを原因としたアレルギーは起こることはない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
答えを見る
答え
2
<解説> d. 薬品の添加物も、アレルギーが起こる原因となる。

アレルギーに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)普段は医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがない人であっても、病気等に対する抵抗力が低下している状態では、医薬品がアレルゲンになることがある。
  • (b)内服薬により起こるアレルギーでは全身性の湿疹が生じることはない。
  • (c)医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その原因となった医薬品の使用を避ける必要がある。
  • (d)鶏卵や牛乳に対するアレルギーがある人でも、鶏卵や牛乳を原材料として作られている医薬品ではアレルギーを生じることはない。

  1. (a,c)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
答えを見る
答え
1
<解説> b. 内服薬でも全身性の湿疹が生じることがある。
d. 鶏卵や牛乳の成分で医薬品が製造されているものもあるのでアレルギーを生じることがある。

医薬品とアルコールの相互作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

アルコールは、主として( a )で代謝されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する者では、その代謝機能が高まっていることが多い。その結果、代謝によって産生する物質(代謝産物)に薬効がある場合には、作用が( b )、代謝産物が人体に悪影響を及ぼす医薬品の場合は副作用が( c )なる。

  1. (a)肝臓, (b)強く出過ぎたり, (c)現れやすく
  2. (a)肝臓, (b)弱くなり過ぎたり, (c)現れにくく
  3. (a)肝臓, (b)強く出過ぎたり, (c)現れにくく
  4. (a)腎臓, (b)弱くなり過ぎたり, (c)現れにくく
  5. (a)腎臓, (b)強く出過ぎたり, (c)現れやすく
答えを見る
答え
1
<解説> この相互作用はよく出題されます。その結果アセトアミノフェンなどは、通常よりも代謝されやすくなりその結果十分な薬効が得られなくなる。という事も覚えておきましょう。

他の医薬品や食品との相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、アレルギー用薬では、成分や作用が重複することがあるが、これらの薬効群に属する医薬品を併用しても副作用を招く危険性はない。
  • (b)酒類(アルコール)をよく摂取する者では、代謝機能が高まっていることが多く、アセトアミノフェンは通常より体内から速く消失することがある。
  • (c)医療機関で治療を受けている場合には、通常、その治療が優先されることが望ましいが、一般用医薬品であれば併用しても問題ないことが多いため、治療を行っている医師又は歯科医師若しくは処方された医薬品を調剤する薬剤師に一般用医薬品の併用について確認する必要がある。
  • (d)外用薬や注射薬は、内服薬と異なり食品によってその作用や代謝に影響を受けることはない。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
答えを見る
答え
1
<解説> a. かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、アレルギー用薬では、成分や作用が重複することがあるので医薬品を併用は避ける必要がある。
d. 外用薬や注射薬は、内服薬と異なり食品によってその作用や代謝に影響を受ける可能性がある。

小児の医薬品の使用に関する以下の記述について、間違っているものを下から一つ選びなさい。

  1. 医薬品の使用上の注意において、乳児、幼児、小児という場合には、おおよその目安として、乳児は1歳未満、幼児は7歳未満、小児は15歳未満の年齢区分が用いられている。
  2. 小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。
  3. 小児は血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。
  4. 小児はすぐに容態が変化するので、小児が容易に取れる場所や、小児の目に付く場所に医薬品を置く用にする。
答えを見る
答え
4
<解説> 4. 誤飲、誤用事故等を防ぐため、小児が容易に取れる場所や、小児の目に付く場所に医薬品を置かないようにする。

arrow_drop_up