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第2回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part2”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
高齢者への医薬品の使用に関する記述について、間違っているものはどれか。
- 医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としている。
- 医薬品の副作用で口渇を生じた場合、誤嚥(食べ物が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなる。
- 一般用医薬品に販売等に際しては、実際に医薬品を使用する高齢者の個々の状況に即して、適切に情報提供や相談対応がなされることが重要である。
- 一般に高齢者は、生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が現れにくくなる。
- 答え
- 4
プラセボ効果(偽薬効果)に関する次の記述のうち間違っているものはどれか。
- 医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。
- 医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれている。
- プラセボ効果は、条件付けによる生体反応や時間経過による自然発生的な変 化(自然緩解など)等も関与して生じると考えられている。
- プラセボ効果は、客観的に測定可能な変化として現れることもあるので、その効果を目的として医薬品を使用するべきである。
- 答え
- 4
医薬品の副作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
世界保健機関(WHО)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、( a )のため、又は身体の機能を正常化するために、人に( b )で発現する医薬品の有害かつ( c )反応」とされている。
- (a)治療, (b)通常用いられる量, (c)意図しない
- (a)検査, (b)最大用いられる量, (c)予測できる
- (a)治療, (b)最大用いられる量, (c)意図しない
- (a)検査, (b)通常用いられる量, (c)予測できる
- (a)治療, (b)通常用いられる量, (c)予測できる
- 答え
- 1
医療機関で治療を受けている人等への医薬品の使用に関する記述の正誤について、間違っているものはどれか。
- 一般用医薬品を使用することによって症状が悪化したりすることはあるが、治療が妨げられることはない。
- 医療機関での治療は特に受けていない場合であっても、医薬品の種類や配合成分等によっては、特定の症状がある人が使用するとその症状を悪化させるおそれがある等、注意が必要なものがある。
- 医療機関・薬局で交付された薬剤を使用している人については、登録販売者において一般用医薬品との併用の可否を判断することは困難なことが多く、その薬剤を処方した医師若しくは歯科医師又は調剤を行った薬剤師に相談するよう説明する必要がある。
- 答え
- 1
医薬品等の相互作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 相互作用には、医薬品が吸収、代謝、分布又は排泄される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。
- 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。
- 一般用医薬品は、一つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいる(配合される)ことが多い。
- 外用薬や注射薬であれば、食品によって医薬品の作用に影響を受けることはあっても、代謝に影響を受けることはない。
- 答え
- 4
小児等の医薬品の使用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 小児は、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくいため、中枢神経系に影響を与える医薬品の副作用が起こりにくい。
- 医薬品が喉につかえると、大事に至らなくても咳込んで吐き出し苦しむことになり、その体験から乳幼児に医薬品の服用に対する拒否意識を生じさせることがある。
- 小児の誤飲・誤用事故を未然に防止するには、家庭内において、小児が容易に手に取れる場所や、小児の目につく場所に医薬品を置かないようにすることが重要である。
- 答え
- 1
医薬品のリスク評価に関する記述について、間違っているものはどれか。
- 医薬品は、食品と同じ安全基準が要求されている。
- 動物実験により求められる50%致死量は、薬物の毒性の指標として用いられる。
- 医薬品のリスク評価では、医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って、単回投与毒性試験や反復投与毒性試験などの毒性試験が厳格に実施されている。
- 医薬品の投与量と毒性の関係は、治療量上限を超えると、効果よりも有害反応が強く発現する「中毒量」となり、「最少致死量」を経て、「致死量」に至る。
- 答え
- 1
妊婦又は妊娠していると思われる女性への医薬品の使用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2箇所の( a )内はいずれも同じ字句が入る。
胎児は、誕生するまでの間は、母体との間に存在する胎盤を通じて栄養分を受け取っている。胎盤には、胎児の血液と母体の血液とが混ざらない仕組み( a )がある。
母体が医薬品を使用した場合に、( a )によって、どの程度医薬品の成分の胎児への移行が防御されるかは、未解明のことも多い。一般用医薬品においても、多くの場合、妊婦が使用した場合における( b )に関する評価が困難である。
さらに、ビタミンA含有製剤のように、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に( c )を起こす危険性が高まるとされているものや、便秘薬のように、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。
- (a)血液-胎盤関門, (b)有効性, (c)先天異常
- (a)血液-子宮関門, (b)有効性, (c)後天異常
- (a)血液-胎盤関門, (b)安全性, (c)後天異常
- (a)血液-胎盤関門, (b)安全性, (c)先天異常
- (a)血液-子宮関門, (b)安全性, (c)後天異常
- 答え
- 4
高齢者の医薬品の使用に関する次の記述について間違っているものはどれか。
- 高齢者であっても基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が大きいが、年齢からどの程度副作用を生じるリスクが増大しているかを判断することができる。
- 医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としている。
- 高齢者は、医薬品の副作用で口渇を生じた場合、誤嚥(食べ物等が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなる。
- 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化する場合がある。
- 答え
- 1
一般用医薬品の役割に関する次の記述で、間違っているものはどれか。
- 生活の質(QOL)の改善・向上
- 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防(科学的・合理的に効果が期待できるものに限る。)
- 健康状態の自己検査
- 重度な疾病の治療
- 答え
- 4