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WEB問題集

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第1回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part1”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の、医薬品による副作用等に係る主な訴訟に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. サリドマイド訴訟とは、催眠鎮痛剤等として、サリドマイド製剤を妊婦が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
  2. スモン訴訟とは、整腸剤としてスモン製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
  3. HIV訴訟とは、血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルスが混入した原料血しょうから製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
  4. CJD訴訟とは、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介してクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
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答え
2
<解説> 2.「スモン訴訟とは、整腸剤としてキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。」が正しい記述です。スモンという製剤はありません。スモンとは亜急性脊髄視神経症の英語の頭文字です。

次の文章は、WHO(世界保健機関)の定める医薬品の副作用に関する定義である。
(  )内に入る字句として正しいものはどれか。

「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に(  )で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」

  1. 中毒量
  2. 致死量
  3. 通常用いられる量
  4. 最小有効濃度
  5. 最高血中濃度
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答え
3
<解説> 副作用は、医薬品の有害な反応のことで、決められた量を正しく使っていても起きてしまうこともある。予想できないことも多い。

医薬品の基準に関する以下の組み合わせで、間違っているものを1つ選びなさい。

  1. GLP ― 医薬品の安全性に関する非臨床試験の基準
  2. GCP ― 人を対象にした臨床試験における医薬品の効果と安全性の国際的な評価基準
  3. GMP ― 医薬品の製造販売後安全基準
  4. GPSP ― 医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施基準
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答え
3
<解説> 医薬品の製造販売後安全基準はGMPでなくGVP

次のアレルギーに関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. アレルギーは個人の体質によるもので、近い親族にアレルギー体質の人がいても、特に注意をする必要はない。
  2. 医薬品はすべて化学物質で合成されているため、鶏卵や牛乳に対するアレルギーがあっても関係なく服用できる。
  3. アレルギーは一度起こすと免疫ができ、再び同じ物質を原因とするアレルギーを起こすことはない。
  4. 副作用とみられるアレルギー症状には、皮膚の痒み、発疹、発赤、アナフィラキシーショック、アスピリン喘息等がある。
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答え
4
<解説> 1. アレルギーには体質的・遺伝的な要素もある。
2. 医薬品の中には鶏卵・牛乳等を原材料として作られているものもある。
3. 一般に、アレルギーを一度起こすと抗体ができ、次に同じ物質が入ると激しいアレルギー反応を起こすことがある。

購入者から、医薬品を使用しても症状が改善しないと相談があった場合、登録販売者等の専門家が行うべき対応は次のうちどれか。

  1. 医薬品が体にあっていないと考えられるので、別の商品を販売した。
  2. 医薬品の服用量が少ないと考えられるので、今までの1.5倍量を服用するように指示をした。
  3. 医薬品の効果を高めるために、ビタミン剤も併用して服用するようにすすめた。
  4. 別の病気や副作用が進行している可能性もあるので、医療機関の受診をすすめた。
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答え
4
<解説> 改善しない時は病院等で適切な治療を受ける機会を失う事もあるので、早めに医療機関を受診するようにすすめる。

次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 一般用医薬品は、定められた薬用量より多く飲んだ方が早く効く。
  2. 子供の薬用量が記載されていない場合は、大人の薬用量の1/2量を服用させることになっている。
  3. 継続して一般用医薬品を服用する場合、特段の異常がなくても定期的に検診を受けるように伝えた。
  4. 一般用医薬品に、習慣性・依存性を有する成分は使用されない。
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答え
3
<解説> 1. 定められた薬用量より多く服用すると、副作用が発生する可能がある。
2. 一般用医薬品で、小児に適用があるものは、小児薬用量が記載されている。
4. 習慣性・依存性を有する成分が含まれているものもある。

次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 複数の医薬品を併用した場合、医薬品の作用が増強する場合のみ相互作用という。
  2. 医薬品と食品においても相互作用が生じることがある。
  3. 一般用医薬品は複数の成分が配合されていることが多く、ほかの医薬品と併用した場合に、同様な作用をもつ成分が重複することがある。
  4. 医療機関で治療を受けている場合には、その治療が優先されることが望ましく、一般用医薬品を併用しても問題ないかどうかについては治療を行っている医師又は、処方された医薬品を調剤する薬剤師に確認する必要がある。
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答え
1
<解説> 1. 医薬品の作用が減弱する場合も相互作用という。

次の乳児、幼児、小児の年齢区分のうち、正しい組み合わせはどれか。

  1. 乳児1歳未満、幼児7歳未満、小児15歳未満
  2. 乳児2歳未満、幼児6歳未満、小児15歳未満
  3. 乳児3歳未満、幼児7歳未満、小児10歳未満
  4. 乳児1歳未満、幼児6歳未満、小児10歳未満
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答え
1
<解説> 小児は生理機能が未発達であるので、薬の作用が強く出てしまう事があります。

医薬品の使用上の注意等において、「高齢者」とは、おおよそ何歳以上を目安としているか。

  1. 55歳
  2. 65歳
  3. 75歳
  4. 80歳
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答え
2
<解説> 高齢者は65歳以上を指します。一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすいです。

心理的作用などにより、本来その医薬品が持たない薬理作用が現れる効果を何というか。

  1. QOL
  2. セルフメディケーション
  3. プラセボ
  4. OTC
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答え
3
<解説> プラセボは「偽薬」という意味です。薬理作用がない物質を医薬品だと信じて服用した時に起る医薬品的な効果を「プラセボ効果」といいます。

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