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WEB問題集

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第285回:
“人体の働きと医薬品 Part48”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述は、消化器系に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)小腸は、全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、回腸の2部分に分かれる。
  • (b)大腸は盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器である。
  • (c)肝臓は、大きな臓器であり、横隔膜の直上に位置し、胆汁を産生する。
  • (d)消化管は、口腔から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約9mある。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
3
<解説> a. 小腸は、全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、 空腸、回腸の3部分に分かれる。
c. 肝臓は、大きな臓器であり、横隔膜の直下に位置し、胆汁を産生する。

次の記述は、胆嚢及び肝臓に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、糖質の消化を容易にし、水溶性ビタミンの吸収を助ける。
  • (b)胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロールを排出する役割がある。
  • (c)腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、小腸で再吸収されて肝臓に戻される。
  • (d)胆嚢は、胆嚢で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官である。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> a. 胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易にし、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
d. 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官である。

呼吸器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)鼻汁には、リンパ液が含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
  • (b)喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管支という。
  • (c)咽頭は、発声器としての役割もあり、呼気で咽頭上部にある声帯を振動して声が発せられる。
  • (d)鼻腔の内壁には粘液分泌物が多く分布し、鼻汁を分泌する。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)正 (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
5
<解説> a. 鼻汁には、リゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
c.喉頭は、発声器としての役割もあり、呼気で喉頭上部にある声帯を振動して声が発せられる。

心臓に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 心臓の右側部分(右心房、右心室)は、肺でガス交換が行われた血液を全身に送り出す。
  2. 心臓から拍出された血液を送る血管を静脈、心臓へ戻る血液を送る血管を動脈という。
  3. 心臓が収縮したときの血圧を最小血圧、心臓が弛緩したときの血圧を最大血圧という。
  4. 心臓は心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置する。
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答え
4
<解説> 1. 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、肺でガス交換が行われた血液を全身に送り出す。
2. 心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈という。
3. 心臓が収縮したときの血圧を最大血圧、心臓が弛緩したときの血圧を最小血圧という。

泌尿器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)泌尿器系は、血液中の老廃物を尿として体外へ排泄するための器官系である。
  • (b)アルドステロンは、副腎髄質から分泌される。
  • (c)女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。
  • (d)腎臓は、骨髄における白血球の産生を促進するホルモンを分泌する。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
4
<解説> b. アルドステロンは、副腎皮質から分泌される。
d. 腎臓は、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。

目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)結膜は、眼瞼の裏側と眼球前方の強膜(白目の部分)とを結ぶように覆って、組織を保護している。
  • (b)角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、角膜に一定の圧(眼圧)を生じさせている。
  • (c)網膜には光を受容する視細胞が密集していて、個々の視細胞は神経線維につながり、それが束なって眼球の後方で視神経となる。
  • (d)ビタミンDが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> d. ビタミンAが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。

次の記述は、皮膚に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)皮膚は、身体の維持と保護、体水分の保持、熱交換、外界情報の感知の機能を有する。
  • (b)皮膚は、表皮、真皮、皮下脂肪の3層構造からなる。
  • (c)皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものである。
  • (d)皮膚に物理的な刺激が繰り返されると真皮が肥厚して、たこやうおのめができる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b. 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなる。
d. 皮膚に物理的な刺激が繰り返されると角質層が肥厚して、たこやうおのめができる。

脳や神経系の働きに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。
  • (b)脳は脊髄と、延髄でつながっている。
  • (c)自律神経系は、脳と脊髄から構成される。
  • (d)心臓は、交感神経系への刺激により心拍数減少する。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
5
<解説> a. 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンであり、 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。
c. 中枢神経系は、脳と脊髄から構成される。
d. 心臓は、交感神経系への刺激により心拍数増加する。

薬の生体内運命に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 坐薬は局所作用を目的としたものである。
  2. 抗狭心症薬のニトログリセリン(舌下錠、スプレー)は、有効成分が口腔(こうくう)粘膜から吸収されて局所作用を現す。
  3. 消化管粘膜から吸収された薬は、肝臓を通らずに直接心臓に行き、循環血液中に入る。
  4. 循環血液中に移行した有効成分は、肝細胞の薬物代謝酵素によって代謝を受ける。
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答え
4
<解説> 1.坐薬には局所作用と全身作用を目的としたものがある。
2. 抗狭心症薬のニトログリセリン(舌下錠、スプレー)は、有効成分が口腔(こうくう)粘膜から吸収されて全身作用を現す。
3.消化管粘膜から吸収された薬は、肝臓を通り心臓に行き、循環血液中に入る。

第1欄の記述は、薬の体内での働きに関するものである。(   )の中に入れるべき字句は第2欄のどれか。

第1欄 循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランスポーターなどの(   )と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。

    第2欄

  1. タンパク質
  2. 炭水化物
  3. 脂質
  4. 糖質
  5. ビタミン類
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答え
1
<解説> 有効成分の多くは、血液中で血漿タンパク質と可逆的に結合し、複合体を形成します。

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