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WEB問題集

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第273回:
“人体の働きと医薬品 Part46”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

口腔又は咽頭に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)舌は味覚を感知するほか、咀嚼された飲食物を攪拌して唾液と混和させる働きがある。
  • (b)歯冠の表面はエナメル質で覆われ、エナメル質の下には象牙質と呼ばれる硬い骨状の組織がある。
  • (c)唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素のペプシンが含まれる。
  • (d)唾液によって口腔内はpHがアルカリ性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
1
<解説> c.唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素のプチアリン(唾液アミラーゼともいう)が含まれる。
d.唾液によって口腔内はpHが中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。

小腸又は膵臓に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。
  2. 空腸で分泌される腸液(粘液)に、腸管粘膜上の消化酵素が加わり、消化液として働く。
  3. 膵臓は、デンプンを分解するアミラーゼ、脂質を分解するリパーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。
  4. 回腸は、胃から連なる約25cmのC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵管の開口部があり、膵液を腸管内へ送り込んでいる。
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答え
4
<解説> 4.十二指腸は、胃から連なる約25cmのC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵管の開口部があり、膵液を腸管内へ送り込んでいる。

胆嚢及び肝臓に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)肝臓は、胆嚢で産生された胆汁を濃縮して蓄える臓器である。
  • (b)胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロールを排出する役割がある。
  • (c)肝臓は、脂容性ビタミンを貯蔵することはできるが、水溶性ビタミンを貯蔵することはできない。
  • (d)アルコールは、胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
3
<解説> a.胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える臓器である。
c.肝臓は、脂容性ビタミンのほか水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。

大腸に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器である。
  • (b)大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンDを産生する。
  • (c)大腸の腸内細菌による発酵で、糞便の臭気の元となる物質やメタン、二酸化炭素が生成される。
  • (d)S状結腸に溜まった糞便が下行結腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b.大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生する。
d.S状結腸に溜まった糞便が直腸に送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。

呼吸器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)鼻汁は、鼻から吸った空気に湿り気を与えたり、粘膜を保護するため、常に少しずつ分泌されている。
  • (b)咽頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支という。
  • (c)肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
  • (d)肺自体には肺を動かす筋組織がないため、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> b.喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管という。
c.肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から二酸化炭素が肺胞気中に拡散し、代わりに酸素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。

心臓及び血管系に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 血管系は、心臓を中心とする閉鎖循環系である。
  2. 心臓の内部は上部左右の心室、下部左右の心房の4つの空洞に分かれている。
  3. 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。
  4. 心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、心臓に戻る血液を送る血管を静脈という。
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答え
2
<解説> 2.心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。

血液に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)アルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがある。
  • (b)リンパ球は、血管壁を通りぬけて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。
  • (c)赤血球に含まれているヘモグロビンは、鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところで酸素分子と結合する性質がある。
  • (d)血液は、血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を排泄器官に運ぶ。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> b.単球は、血管壁を通りぬけて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。

腎臓及び尿路に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)腎臓では、血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質の排出調整が行われており、血液の量と組成を維持している。
  • (b)副腎は、腎臓の上部に附属し、副腎皮質からはアドレナリンとノルアドレナリンが、副腎髄質からはアルドステロンが産生・分泌されている。
  • (c)腎臓には外分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
  • (d)尿が膀胱に溜まってくると尿意を生じ、膀胱括約筋が緩む時に膀胱壁の排尿筋が収縮することで尿が尿道へと押し出される。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b.副腎は、腎臓の上部に附属し、副腎皮質からはアルドステロンが、副腎髄質からはアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌されている。
c.腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。

感覚器官(目、鼻及び耳)に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 水晶体は、近くを見るときは丸く厚みが増し、遠くの物を見るときは扁平になる。
  2. 涙液は、異物や化学物質を洗い流す、角膜に酸素や栄養分を供給する、角膜や結膜で生じた老廃物を洗い流すなどの働きがあるが、感染からの防御機能はないため、角膜や結膜は感染症を起こしやすい。
  3. 副鼻腔とは、鼻腔に隣接している目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥にある空洞の総称のことである。
  4. 内耳は、聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。
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答え
2
<解説> 2.涙液は、異物や化学物質を洗い流す、角膜に酸素や栄養分を供給する、角膜や結膜で生じた老廃物を洗い流すなどの働きがあり、リゾチーム、免疫グロブリン等を含み角膜や結膜等を感染から防御している。

外皮系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)汗はエクリン腺から分泌され、体温調節のための発汗は全身の皮膚に生じるが、精神的緊張による発汗は手のひらや足底、脇の下の皮膚に限って起こる。
  • (b)角質層は、タンパク質でできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
  • (c)メラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割があり、表皮の最下層にあるメラノサイトで産生される。
  • (d)皮下脂肪層は、外気の熱や寒さから体を守り、衝撃から体を保護するほか、脂質としてエネルギー源を蓄える。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> b.角質層は、タンパク質でできた板状の角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されている。

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