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WEB問題集

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第255回:
“人体の働きと医薬品 Part43”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

外皮系に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)メラニン色素は、表皮の最下層にある皮下組織で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
  • (b)角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
  • (c)汗腺には、腋窩などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の二種類がある。
  • (d)真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質からなる結合組織の層で、毛細血管や知覚神経の末端が通っている。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
5
<解説> a.メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラノサイトで産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
b.角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のケラチンでできた板状の角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
c.汗腺には、腋窩などの毛根部に分布するアポクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。

骨と筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)心筋は、不随意筋であるが筋線維には骨格筋のような横縞模様があり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。
  • (b)骨の関節面は、弾力性に富む柔らかな軟骨層(関節軟骨)に覆われ、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている。
  • (c)骨は貯蔵機能としてカルシウムやリン等の有機質を蓄える機能がある。
  • (d)平滑筋は、体性神経系に支配され、消化管壁、血管壁、膀胱等に分布し、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> c.骨は貯蔵機能としてカルシウムやリン等の無機質を蓄える機能がある。
d.平滑筋は、自律神経系に支配される。

脳や神経系に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)脳の下部には、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位(視床下部など)がある。
  • (b)脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合がある。
  • (c)汗腺を支配する交感神経線維の末端ではノルアドレナリンが神経伝達物質として放出される。
  • (d)交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
1
<解説> c.汗腺を支配する交感神経線維の末端では例外的にアセチルコリンが神経伝達物質として放出される。
d.交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。

外皮系に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)外皮用薬を入浴後に使用すると、表皮の角質層が柔らかになることから、有効成分が浸透しにくくなる。
  • (b)メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
  • (c)通常、人間の真皮には皮膚常在菌が存在しており、化膿の原因となる黄色ブドウ球菌、連鎖球菌等の増殖を防いでいる。
  • (d)皮脂の分泌が低下すると皮膚が乾燥し、皮膚炎や湿疹を起こすことがある。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
3
<解説> a.外皮用薬を入浴後に使用すると、表皮の角質層が柔らかになることから、有効成分が浸透しやすくなる。
c.通常、人間の外皮表面には皮膚常在菌が存在しており、化膿の原因となる黄色ブドウ球菌、連鎖球菌等の増殖を防いでいる。

医薬品の吸収に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込むのではなく、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散して吸収される。
  • (b)医薬品が消化管で吸収されると、最初に胃に運ばれて代謝される。
  • (c)点眼剤は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがある。
  • (d)有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品は、皮膚の状態、傷の有無やその程度によって、浸透する量に影響を受けない。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b.医薬品が消化管で吸収されると、最初に肝臓に運ばれて代謝される。
d.有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品は、皮膚の状態、傷の有無やその程度によって、浸透する量に影響を受けやすい。

坐剤、点鼻薬及び点眼薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)坐剤は肛門から医薬品を挿入することにより、直腸内で溶解させ有効成分を吸収され循環血液中に入るため、全身的な影響は生じない。
  • (b)一般用医薬品には全身作用を目的とした点鼻薬はない。
  • (c)一般用医薬品の坐剤は、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れる。
  • (d)点眼薬は、通常無菌的に製造されているので、容器の先端がまぶたやまつげに触れても雑菌は混入しない様になっている。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> a.坐剤は全身的な影響は生じることがある。
d.点眼薬は、通常無菌的に製造されているが、容器の先端がまぶたやまつげに触れると、薬液中に雑菌は混入する恐れがある。

医薬品の有効成分とその代謝、排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)血中濃度が低すぎると薬の効果が現れないが、高すぎても効果が高まるわけでなく、副作用が出やすくなる。
  • (b)最近の研究により、小腸などの消化管粘膜や腎臓にも、かなり強い代謝活性があることが明らかにされている。
  • (c)複合体を形成している有効成分の分子は、薬物代謝酵素の作用で代謝されず、またトランスポーターによって輸送されることもない。
  • (d)血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成している有効成分は、腎臓で濾過されないため、有効成分が長く循環血液中に留まることとなる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
4

泌尿器系に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)腎障害では、むくみ(浮腫)、倦怠感、尿が濁る・赤みを帯びる(血尿)等の症状が現れる。
  • (b)交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない等の排尿困難の症状を生じることがある。
  • (c)医薬品の使用が原因となって、腎障害を生じることはない。
  • (d)膀胱炎様症状では、尿の回数増加(頻尿)、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> b.副交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない等の排尿困難の症状を生じることがある。
c.医薬品の使用が原因となって、腎障害を生じることがある。

循環器系に現れる医薬品の副作用等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。
  • (b)不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。
  • (c)鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
  • (d)心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
4

皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によってさまざまである。
  • (b)接触皮膚炎は、通常は1週間程度で症状は治まるが、再びその医薬品に触れると再発する。
  • (c)薬疹は、医薬品を使用してから1~2週間までの間に起き、長期間使用してから生じることはない。
  • (d)薬疹は、皮膚以外に眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることがある。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
4
<解説> c.薬疹は、医薬品を使用してから1~2週間までの間に起き、長期間使用してから生じることもある。

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