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WEB問題集

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第22回:
“人体の働きと医薬品 Part4”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

消化器官の働きに関する以下の記述のうち間違っているものはどれか。

  1. 大腸では消化はほとんど行われず、水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われる。
  2. 膵臓は消化酵素を分泌せず、血糖値を調節するホルモンを血液中に分泌する内分泌腺である。
  3. 小腸は栄養分の吸収に重要な器官であるため、内壁には輪状のひだがあり、粘膜表面は絨毛に覆われて内壁の表面積を大きくする構造をもつ。
  4. 胃粘膜の表面には無数の微細な孔があり、胃腺につながって塩酸のほかペプシノーゲンを分泌している。
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答え
2
<解説> 膵臓は炭水化物、蛋白質、脂質のそれぞれを消化するすべての消化酵素(トリプシノーゲン、アミラーゼ、リパーゼ)を分泌する消化腺でもある。

呼吸器系の器官の働きに関する記述のうち間違っているものはどれか。

  1. 肺は自ら膨らんだり縮んだりして、呼吸運動が行われている。
  2. 扁桃はリンパ組織であり、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
  3. 鼻腔内壁から分泌される鼻汁には消炎酵素作用を持つリゾチームが含まれている。
  4. 肺の内部で気管支が細かく枝分かれし末端はブドウの房のような構造の肺胞となっている。
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答え
1
<解説> 肺自体は肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり、縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。

以下の血液成分についての記述で間違っているものはどれか。

  1. グロブリンは赤血球中の赤い色素で酸素分子と結合し全身の組織へ酸素を供給する。
  2. 血漿は90%以上が水分、アルブミン、グロブリン等の蛋白質のほか、微量脂質、糖質、電解質を含む。
  3. 白血球は体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御作用を持つ。
  4. 血小板は.血液を凝固させる作用があり、血管からの血液の流出を抑える。
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答え
1
<解説> 1はヘモグロビンの働きである。赤血球中のヘモグロビン量が欠乏すると血液は酸素を十分に供給できず、疲労や血色不良などの貧血症状が現れる。

以下は血液中の老廃物の流れについてである。(  )内に当てはまる正しい語句の組み合わせはどれか。

腎小体では肝臓でアミノ酸が分解されて生成する(1)など、血液中の(2)が濾過され、原尿として(3)へ入る。そのほか、血球や蛋白質以外の(4)成分も腎小体で濾過される。(3)では原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。その結果(2)が凝縮され、余分な水分、電解質とともに最終的な尿となる。

  1. (1)アンモニア, (2)老廃物, (3)腎臓, (4)血漿
  2. (1)尿素, (2)血漿部分, (3)尿細管, (4)血清
  3. (1)アンモニア, (2)血漿部分, (3)腎臓, (4)血小板
  4. (1)尿素, (2)老廃物, (3)尿細管, (4)血漿
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答え
4
<解説> 腎臓には心臓から拍出される血液の20~25%が流れている。血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持して血圧を一定範囲内に保つ上でも重要な役割を担っている。

腎臓についての記載で正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 腎臓は横隔膜の下、恥骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器である。
  2. 腎臓に入る動脈は細かく枝分かれしていて、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
  3. 腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における白血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
  4. 腎臓は血液の量と組成を維持して、血圧を一定の範囲内に保つ作用がある。
  1. (1,2)
  2. (3,4)
  3. (1,3)
  4. (2,4)
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答え
4
<解説> 1 腎臓は横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する。3 腎臓は骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。

以下の眼球についての記載で間違っているものの組み合わせはどれか。

  1. 透明な角膜や水晶体には血管が通っていないので、栄養分や酸素は供給されない。
  2. 角膜に差し込んだ光は角膜、房水、水晶体、硝子体を通過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶ。
  3. 水晶体は近くを見るときには扁平になり、遠くのものを見るときには丸く厚みが増す。
  4. 視細胞には色を識別する細胞と光に敏感に反応する細胞の2種類がある。
  1. (1,2)
  2. (1,3)
  3. (2,3)
  4. (3,4)
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答え
2
<解説> 角膜や水晶体には血管が通っておらず、房水によって栄養分や酸素が供給されている。水晶体は遠くを見るときに扁平になり、近くを見るときは厚みが増す。

耳についての記載で正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 聴覚情報のみを感知する器官で外耳、中耳、内耳からなる。
  2. 内耳は聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。
  3. 前庭は水平・垂直方向の加速度を感知する部分で、蝸牛は体の回転や傾きを感知する部分である。
  4. 中耳は外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
  1. (1,2)
  2. (2,3)
  3. (3,4)
  4. (2,4)
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答え
4
<解説> 1 耳は聴覚情報を平衡感覚を感知する器官である。3 水平・垂直方向の加速度を感知するのは前提の耳石器官で、体の回転や傾きを感知するのも前庭にある半規管である。

皮膚についての記載で間違っているものはどれか。

  1. 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織、皮下脂肪の4層構造からなる。
  2. 皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものである。
  3. 真皮は線維芽細胞とその細胞で産生された線維性の蛋白質(コラーゲン、フィブリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。
  4. 皮脂は皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。
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答え
1
<解説> 皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなる。真皮の下には皮下組織があり、脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっている。皮下脂肪層は外気の熱や寒さから体を守るとともに、衝撃から体を保護するほか、脂質としてエネルギー源を蓄える機能がある。

骨の機能についての記載で(  )内に当てはまる正しい語句はどれか。

骨は生きた組織であり、成長が停止したあとも一生を通じて(1)が行われている。骨吸収と骨形成が互いに密接な連絡を保ちながら進行し、これが繰り返されることで骨の(2)が行われる。

  1. (1)吸収と形成, (2)再生
  2. (1)破壊と吸収, (2)新陳代謝
  3. (1)修復と形成, (2)新生
  4. (1)破壊と修復, (2)新陳代謝
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答え
4
<解説> 骨は生きた組織であり、破壊(吸収)と修復(形成)が行われている。これが繰り返されることで骨の新陳代謝が行われる。

筋組織に関する記述で間違っているものはどれか。

  1. 骨格筋は自分の意識どおりに動かすことができ、長時間の動作に耐える。
  2. 随意筋は体系神経系に支配されている。
  3. 心筋と平滑筋は自律神経系に支配されている。
  4. 運動を続けることでグリコーゲンが代謝され、エネルギー源が減少し酸素や栄養分の供給不足が起こる。
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答え
1
<解説> 骨格筋は収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋であるが、疲労しやすく、長時間の動作は難しい。

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