登録販売者.com

ログイン 無料登録

WEB問題集

WEB問題集

第225回:
“人体の働きと医薬品 Part38”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

口腔又は咽頭に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。
  • (b)歯冠の表面はエナメル質で覆われ、体でもっとも硬い部分となっており、エナメル質の下には象牙質と呼ばれる硬い骨状の組織がある。
  • (c)唾液によって口腔内はpHがアルカリ性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
  • (d)唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素のペプシンが含まれる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
答えを見る
答え
1
<解説> c.唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
d.唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素のプチアリン(唾液アミラーゼともいう)が含まれる。

胃に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)胃は上腹部にある中空の臓器で、中身が空の状態では扁平に縮んでいるが、食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の横紋筋が弛緩し、容積が拡がる。
  • (b)胃内容物の滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的短く、脂質分の多い食品の場合には比較的長い。
  • (c)胃液による消化作用から胃自体を保護するため、胃の粘膜表皮を覆う細胞から粘液が分泌されている。
  • (d)胃酸は、胃内を強酸性に保って内容物に腐敗や発酵を起こさせる役目も果たしている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
答えを見る
答え
4
<解説> a.胃は上腹部にある中空の臓器で、中身が空の状態では扁平に縮んでいるが、食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が拡がる。
d.胃酸は、胃内を強酸性に保って内容物に腐敗や発酵を起こさないようにする役目も果たしている。

小腸に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)小腸は、全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。
  • (b)腸の内壁からは腸液が分泌され、十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。
  • (c)小腸は栄養分の吸収に重要な器官である。
  • (d)十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛に覆われてビロード状になっている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
答えを見る
答え
1

膵臓に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を胃へ分泌する。
  • (b)膵液は、炭水化物、タンパク質、脂質を消化するすべての酵素の供給を担っている。
  • (c)膵液は、デンプンを分解するアミラーゼ、脂質を分解するリパーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。
  • (d)膵臓は消化管であるとともに、血糖値を調整するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
答えを見る
答え
4
<解説> a.胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を十二指腸へ分泌する。
d.膵臓は消化腺であるとともに、血糖値を調整するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。

胆嚢、肝臓に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)胆嚢は、肝臓で生産された胆汁を排出する器官である。
  • (b)胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
  • (c)腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、糞便として体外に排出される。
  • (d)胆汁には、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物や過剰のコレステロール等を排出する役割もある。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
答えを見る
答え
4
<解説> a.胆嚢は、肝臓で生産された胆汁を濃縮して蓄える器官である。
c.腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、小腸で再吸収され、肝臓に戻される。

膵臓に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)膵液は弱酸性である。
  • (b)膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を空腸へ分泌する。
  • (c)膵臓は血糖値を調整するホルモン等を血液中に分泌する内分泌でもある。
  • (d)膵臓は、グルカゴンを血液中に分泌する。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (c,d)
  4. (a,d)
答えを見る
答え
3
<解説> a.膵液は弱アルカリ性である。
b.膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を十二指腸へ分泌する。

呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)咽頭は、喉頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。
  • (b)扁桃はリンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
  • (c)鼻腔に内壁から分泌される鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機能の一つになっている。
  • (d)肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
答えを見る
答え
5
<解説> a.喉頭は、喉頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。

アルブミンに関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

アルブミンは、血液の( a )を保持する(( b )が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を( c )する。

  1. (a)毛細血管, (b)血漿成分, (c)受けにくく
  2. (a)pH, (b)血球, (c)受けやすく
  3. (a)浸透圧, (b)血漿成分, (c)受けにくく
  4. (a)浸透圧, (b)血球, (c)受けやすく
  5. (a)浸透圧, (b)ホルモン, (c)受けやすく
答えを見る
答え
3

泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
  • (b)膀胱内の尿には、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
  • (c)副腎は左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、3層構造からなる。
  • (d)副腎髄質では、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があるアルドステロンが産生・分泌される。

  1. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
答えを見る
答え
2
<解説> a.尿細管では、ブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
c.副腎は左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、2層構造からなる。
d.副腎皮質では、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があるアルドステロンが産生・分泌される。
副腎髄質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。

リンパ系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)リンパ液は、腎臓の働きによって循環している。
  • (b)リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、リンパ節で免疫反応によって排除される。
  • (c)組織液は、組織中の細胞に酸素や栄養分を供給して二酸化炭素や老廃物を回収したのち、そのほとんどは毛細血管で吸収されて血液に還元されるが、一部はリンパ管に入ってリンパ液となる。
  • (d)リンパ管には逆流防止のための弁がなく、リンパ液は双方向に流れている。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
答えを見る
答え
2
<解説> a.リンパ液の流れは、骨格筋の収縮による。
d.リンパ管には逆流防止のための弁があり、リンパ液は一定の方向に流れている。

arrow_drop_up