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第219回:
“人体の働きと医薬品 Part37”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
薬の働く仕組みに関する記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
- 医薬品には吸収された有効成分が循環血液中に移行して全身を巡って薬効をもたらす全身作用と特定の身体部位において薬効をもたらす局所作用とがある。
- 内服薬は全て全身作用である。
- 外用薬は多くの場合、適用部位に対する局所的な効果を目的としている。
- 局所的な効果を目的とする医薬品によって全身性の副作用を生じたり、全身作用を目的とする医薬品で局所的な副作用を生じることもある。
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- 答え
- 2
薬の吸収、代謝に関する記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)吸収は主に大腸でなされる。
- (b)消化管からの吸収は消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、濃い方から薄い方へ拡散していくことによって消化管にしみ込んでいく。
- (c)医薬品の成分は血液中で血漿蛋白質と結合した複合体を形成し、複合体を形成している分子に酵素が作用することで代謝されていく。
- (d)血漿蛋白質と複合体を形成している分子は腎臓での濾過を免れて循環血液中にとどまる。
- (a,b)
- (c,d)
- (a,c)
- (b,d)
- (a,d)
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- 答え
- 4
薬の剤型の特長に関する記述のうち、誤っているものの組み合わせはどれか。
- (a)有効成分を患部局所に直接適用する剤型としては、軟膏剤、クリーム剤、液剤、貼付剤、噴霧剤等がある。
- (b)錠剤は飛び散らずに服用でき、医薬品が持つ苦味や刺激性を口中で感じることなく服用できる。
- (c)内容液剤は固形製剤よりも飲み込みやすいが、循環血液中の成分濃度は散剤、顆粒剤ほど上昇しない。
- (d)カプセル剤の原材料として広く用いられているゼラチンはアレルギー体質の人でも使用に問題はない。
- (a,b)
- (c,d)
- (a,c)
- (b,d)
- (a,d)
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- 答え
- 2
カプセル剤に用いられる原材料のゼラチンはブタなどの蛋白質であるため、アレルギーを持つ人では使用を避ける必要がある。
外皮系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)皮膚は角質、表皮、真皮、皮下組織の4層構造からなる。
- (b)角質層は細胞膜が丈夫な線維性の蛋白質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
- (c)真皮は線維芽細胞とその細胞で産生された線維性の蛋白質(コラーゲン、フィブリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で皮膚の弾力と強さを与えている。
- (d)皮下組織は脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっていて毛細血管や知覚神経の末端が通っている。
- (a,b)
- (c,d)
- (a,c)
- (b,c)
- (a,d)
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- 答え
- 4
毛細血管や知覚神経の末端が通っているのは真皮である。
次の記述は薬の副作用の症状に関するものである。その症状の副作用の名称を1つ選びなさい。
顔や上半身の紅潮、熱感、皮膚の痒み、蕁麻疹、口唇や舌・手足のしびれ感、むくみ、吐き気、顔面蒼白、手足が冷たくなる、冷や汗、息苦しさ・胸苦しさ等の症状が突如現れる。
- 偽アルドステロン症
- 無菌性髄膜炎
- アナフィラキシー
- スティーブンス・ジョンソン症候群
- うっ血性心不全
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- 答え
- 3
医薬品の副作用に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)ショックは遅延型の過敏反応である。
- (b)偽アルドステロン症は体内にナトリウムと水が貯留し、体からカリウムが失われたことに伴う症状である。
- (c)医薬品の使用が原因で血液中の赤血球が減少し病気等に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感等を生じることがある。
- (d)医薬品の使用により生じる肝機能障害は医薬品の成分又はその代謝物の肝毒性による中毒性のものと、特定の体質で現れるアレルギー性のものがある。
- (a,b)
- (c,d)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
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- 答え
- 5
薬疹に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。
- (a)あらゆる医薬品で起きる可能性がある。
- (b)皮膚以外に目の充血や唇・口腔粘膜に異常がみられることもある。
- (c)薬疹は医薬品を使用してから、1~2週間までの間に起きることが多い。
- (d)多くの場合、原因となった医薬品の使用を中止すれば、症状は次第に寛解する。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
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- 答え
- 1
医薬品の副作用に関する記述について、正しいものはどれか。
- イレウス様症状は小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向の人は発症するリスクが高いとされている。
- 間質性肺炎は気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。
- 鬱血性心不全は代謝機能の低下によって発症するリスクが高まるとされている。
- 交感神経を抑制する作用がある成分が配合された医薬品の使用で、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、排尿困難を生じることがある。
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- 答え
- 3
2.間質性肺炎は細菌感染ではない。副交感神経抑制成分によって、排尿困難が生じることがある。
4.副交感神経を抑制する作用がある成分が配合された医薬品の使用で、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、排尿困難を生じることがある。
医薬品の副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 全身性エリトマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患があるひとで、無菌性髄膜炎を発症するリスクが高いとされている。
- 間質性肺炎では肺胞と毛細血管の間でガス交換効率が低下して、血液に酸素が十分取り込めずに低酸素状態となる。
- 接触性皮膚炎の特徴は、医薬品が触れた部分にのみ生じ、正常な皮膚との境目がはっきりしていることである。
- 抗コリン成分を配合された医薬品の使用によって、眼圧上昇し白内障が悪化することがある。
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- 答え
- 4
次の記述は耳の働きに関するものである。これらの働きをする部位の名称について正しい組み合わせはどれか。
- (a)平衡器官である前庭は水平・垂直方向の加速度を感知する耳石器官と体の回転や傾きを感知する半規官に分かれる。
- (b)耳介は軟骨組織が皮膚で覆われたもので、軟骨部には耳毛が生えている。
- (c)伝わってきた音は鼓膜を振動させる。鼓室内部では微細な3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅する。
- (a)内耳, (b)外耳, (c)中耳
- (a)中耳, (b)外耳, (c)内耳
- (a)外耳, (b)中耳, (c)内耳
- (a)内耳, (b)中耳, (c)外耳
- (a)中耳, (b)内耳, (c)外耳
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- 答え
- 1
中耳は鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
内耳は感覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。