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WEB問題集

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第218回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part37”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

高齢者の医薬品使用に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. 高齢者は生理機能の衰えの度合いには個人差が大きいが、体重からどの程度リスクが増大するか判断することができる。
  2. 高齢者は基礎疾患を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によりその改善と、症状の予防に併用することも必要である。
  3. 高齢者はのどの筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている場合があり、内服薬を使用する際にのどに詰まらせやすいので注意を要する。
  4. 高齢者は医薬品の使用経験が豊富なので、情報提供や相談対応を必要としないことが多い。
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答え
3
<解説> 高齢者の体重で、医薬品のリスクを予想することはできない。高齢者は基礎疾患を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用に関しては主治医によく相談して用いるよう説明する必要がある。

妊婦又は妊娠していると思われる女性および授乳婦の医薬品使用に関する記述について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)一般用医薬品では使用上の注意で妊婦の使用については、「控えること」とされている。
  • (b)妊婦が医薬品を使用した場合、胎盤関門によって医薬品成分の胎児への移行は防ぐことができる。
  • (c)ビタミンA含有製剤は妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
  • (d)授乳婦が医薬品を使用すると、その成分が乳汁中に移行することがある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
2
<解説> 一般用医薬品の使用上の注意では妊婦の使用については「相談すること」されているものが多い。

医薬品の品質に関する記述について正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品に配合されている成分は、光(紫外線)によって品質の劣化が起こることはない。
  • (b)医薬品に表示されている「使用期限」は、未開封の状態で保管された場合に品質が保持される期限である。
  • (c)医薬品は保管する温度に関係なく、高い水準で均一な品質が保持されるように製剤化されている。
  • (d)医薬品は適切な保管・陳列がなされたとしても、経時変化による品質の劣化は避けられない。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
4
<解説> 医薬品の配合成分は温度、湿度、紫外線によって品質の劣化がおこるので、保管には十分な注意が必要である。

一般用医薬品の販売等に従事する登録販売者から確認しておきたい基本的なポイントの正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品を使用する人が医療機関等で処方された薬を飲んでいないか。
  • (b)医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品の副作用等の経験がなかったか。
  • (c)医薬品を使用する人はいつからその症状が起きているか。
  • (d)医薬品を使用する人が、情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるか。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
1
<解説> 購入しようとする医薬品を使用することが想定される人が医療機関で治療を受けている場合には、疾患の程度やその医薬品の種類等に応じて、問題を生じるおそれがあれば使用を避けることができるよう情報提供がなされることが重要である。

医薬品の品質に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)その品質が承認された基準に達しない医薬品、その全部又は一部が変質・変敗した物質から成っている医薬品の販売は禁止されている。
  • (b)適切に保管されていなければ、開封された医薬品でも、表示されている「使用期限」までの品質は保証されている。
  • (c)医薬品は適切に保管されていれば、品質の劣化はない。
  • (d)医薬品は適切に保管・陳列しなければ、効き目が低下するばかりでなく、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
3
<解説> 医薬品が適切に保管されていても、経時変化は避けることができない。

心臓病を悪化させるおそれがある成分はどれか。

  1. マルツエキス
  2. ロートエキス
  3. カフェイン
  4. ビタミンA
  5. コデインリン酸塩
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答え
3
<解説> カフェインは中枢神経を興奮させ、強心作用を持つため心臓病の人は避ける必要がある。

一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)一般用医薬品は医療機関で治療を受けるほどではない体調の不調や、疾病の初期段階に使用されている。
  • (b)セルフメディケーションを適切に支援していくためには、購入者に対して情報提供をする際、一般用医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合もある。
  • (c)同じ一般用医薬品を一定回数使用しても症状の改善が見られないときは、医療機関を受診して医師の診療を受けることが望ましい。
  • (d)消化薬や健胃薬の中で、一般用医薬品として登録販売者が販売に携わらないでよいものはない。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
3
<解説> 平成16年に医薬品から新範囲医薬部外品に移行したものの中に健胃薬、整腸薬、消化薬、ビタミン含有保健薬、カルシウム含有保健薬などがある。これらは医薬部外品として扱われるため、薬剤師や登録販売者による情報提供は必要ない。

一般用医薬品を販売する際のコミュニケーションについて誤っているものはどれか。

  1. 購入者等が自分自身や家族の健康に対する責任感を持ち、適切な医薬品を選択して、適正に使用できるよう働きかけることが必要である。
  2. 医薬品の販売に従事する専門家は可能な限り、購入者側の個々の状況把握に努めることが必要である。
  3. 一般用医薬品の選択や使用を判断する主体は、一般の生活者である。
  4. 販売数量は一時期に使用する必要量とすることで、コミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう、配慮が必要である。
  5. 医薬品の適正な使用のための必要な情報は基本的に添付文書や製品表示に記載されているので、情報提供に時間をかけないことがよい。
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答え
5
<解説> 添付文書に記載されている事項は一般的・網羅的な内容となっているため、個々の購入者にとって、どの記載内容が当てはまり、どの注意書きに特に留意されるべきなのか等について、適切に理解することは必ずしも容易ではなく、十分に目を通さずに医薬品が使用されるおそれがある。販売に関与する専門家としては可能な限り、状況を聞き、適切なアドバイスができるよう、コミュニケーションの機会をつくる努力が必要である。

次の訴訟とその原因となったものについて、正しい組み合わせはどれか。

 訴訟名        原因となったもの
スモン訴訟    (      a        )
HIV訴訟      (      b        )
CDJ訴訟      (      c        )

  1. (a)キノホルム製剤, (b)血液凝固阻止因子製剤, (c)ヒト乾燥硬膜
  2. (a)血液凝固因子製剤, (b)ヒト乾燥硬膜, (c)キノホルム製剤
  3. (a)キノホルム製剤, (b)血液凝固因子製剤, (c)ヒト乾燥硬膜
  4. (a)プリオン, (b)ヒト乾燥硬膜, (c)血液凝固阻止因子製剤
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答え
3
<解説> 血液凝固因子製剤は血友病患者の血液凝固活性を補い、出血抑制を目的として用いられる。

妊婦及び妊娠していると思われる女性に関する記述の中で誤っているものを一つ選びなさい。

  1. ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まる。
  2. 止瀉薬は配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがある。
  3. 一般用医薬品においては多くの場合妊婦が使用した場合における安全性は確立されている。
  4. 妊娠の有無やその可能性については購入者側にとって他人に知られたくない場合があり、情報提供や相談対応を行う場合には十分に配慮する必要がある。
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答え
3
<解説> 母体が医薬品を使用した場合に胎盤関門によって、どの程度医薬品の成分が胎児に移行するかは未解明の事が少なくない。ビタミンA含有製剤のように、妊娠前後の一定期間通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている物や便秘薬のように、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。

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