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WEB問題集

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第177回:
“人体の働きと医薬品 Part30”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

膵臓に関連する消化酵素又はホルモンではないものはどれか。

  1. アミロプシン
  2. トリプシノーゲン
  3. エレプシン
  4. リパーゼ
  5. グルカゴン
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答え
3
<解説> エレプシンは腸管粘膜上の消化酵素で、半消化された蛋白質をアミノ酸まで分解する役割を担う。

血液に関する以下の記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)血液には体内で発生した温熱を体表、肺、四肢の末端等に分配し、全身の温度をある程度均等に保つ働きがある。
  • (b)血液は血漿と血球からなり、血漿にはアルブミン、グロブリン等の蛋白質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。
  • (c)白血球には損傷した血管からの血液の流出を抑える仕組みが備わっている。
  • (d)血液の粘稠性は主として血漿の水分量や脂質の量で決まる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
1
<解説> 血液の流出を抑えるのは血小板である。血液の粘稠性は主として血漿の水分量や赤血球の量で決まる。

皮膚に関する以下の記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)皮膚には、身体の維持と保護、体水分の保持、熱交換、外界情報の感知機能がある。
  • (b)表皮細胞はケラチンでできた角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
  • (c)メラニン色素は太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
  • (d)皮下組織は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性の蛋白質からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。また毛細血管や知覚神経の末端が通っている。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
3
<解説> 角質層はケラチンでできた角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
真皮は線維芽細胞とその細胞で産生された線維性の蛋白質からなる結合組織の層で皮膚の弾力と強さを与えている。また真皮には毛細血管や知覚神経の末端が通っている。

副腎髄質で分泌されるホルモンはどれか。

  1. アルドステロン
  2. テストステロン
  3. アドレナリン
  4. グルカゴン
  5. エストロゲン
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答え
3
<解説> 副腎髄質では自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。

耳に関する記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)耳は聴覚情報と、平衡感覚を感知する器官で、耳介、中耳、内耳からなる。
  • (b)中耳は鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなり、鼓室の内部では3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して内耳へ伝導する。
  • (c)内耳は平衡器官である蝸牛と聴覚器官である前庭の2つの部分からなる。
  • (d)蝸牛は渦巻き形をした器官で内部はリンパ液で満たされ、中耳の耳小骨から伝わる振動が聴細胞の小突起を揺らして神経を刺激する。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
4
<解説> 耳は外耳、中耳、内耳からなる。又、内耳は平衡器官である前庭と、聴覚器官である蝸牛の2つの部分からなる。

泌尿器に関する記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)腎臓は血液から尿を作り出す。また食品から摂取あるいは生体内で生合成されたビタミンDを活性型ビタミンDに転換する。
  • (b)腎臓の副腎髄質ではアルドステロンを分泌する。
  • (c)交感神経系が亢進すると膀胱括約筋が弛緩し排尿筋が収縮することにより尿意が生じる。
  • (d)男性では膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺がある。加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難を生じることがある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
5
<解説> アルドステロンは副腎皮質から分泌される。
副交感神経系が亢進すると膀胱括約筋が弛緩し排尿筋が収縮し尿意が生じる。

耳に関する記述のうち誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 耳は聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。
  2. 外耳は側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓室まで伝導する外耳道からなる。
  3. 耳垢腺は外耳道に存在するアポクリン腺の一種である。
  4. 内耳は聴覚器官の蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。
  5. 前庭は水平・垂直方向の加速度を感知する耳石器官と、体の回転や傾きを感知する半規官に分けられる。
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答え
2
<解説> 耳介で集められた音を鼓膜まで伝導するのが外耳道である。鼓室は中耳の一部である。

筋組織に関する以下の記述のうち正しいものはどれか。

  1. 筋組織は骨格筋と平滑筋に分類される。
  2. 関節を動かす骨格筋は関節を構成する骨に腱を介してつながっている。腱は結合組織のみでできているため、伸縮性がある。
  3. 骨格筋は収縮性が強く随意筋であり、疲労せず、長時間動作を続けることができる。
  4. 骨格筋は運動を続けると、エネルギー源として蓄えられているグリコーゲンが減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積する。
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答え
4
<解説> 筋組織は骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。腱は伸縮性があまりない。骨格筋は疲労しやすく、長時間の動作は難しい。

中枢神経系に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 脳の血管は末梢に比べて循環血液中に移行した成分が脳の組織に達しやすい。
  2. 脊髄には心臓中枢、呼吸中枢等がある。
  3. 中枢は末梢からの刺激を受け取って統合し、それらに反応して興奮を起こし、末梢へ刺激を送り出すことで、末梢での動きを発生させ、体を制御している。
  4. 脊髄は延髄の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射という。
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答え
3
<解説> 脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、血液中から脳の組織へ移行できる物質の種類は限られている。
延髄には心臓中枢や呼吸中枢等がある。また脊髄は脊椎の中にある。

自律神経系に関する以下の記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)自律神経は交感神経と副交感神経からなり、互いに拮抗して働く。
  • (b)交感神経の伝達物質はアドレナリン、副交感神経の伝達物質はノルアドレナリンである。
  • (c)汗腺を支配する交感神経末端の伝達物質はアセチルコリンである。
  • (d)末梢神経はその機能に着目して、随意運動を担う体性神経系と、知覚、呼吸や血液循環等のように生命や身体機能維持のために無意識に働いている自律神経系に分類される。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
3
<解説> 交感神経の伝達物質はアドレナリン、ノルアドレナリンであるが、副交感神経のそれはアセチルコリンである。
随意運動、知覚等を担うのは、体性神経系である。

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