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WEB問題集

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第275回:
“主な医薬品とその作用 Part94”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

口腔咽喉薬・含嗽薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合されている。
  • (b)口腔咽喉薬、含嗽薬は、口腔内や咽頭における局所的な作用を目的とする医薬品であるが、成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて全身的な影響を生じることがある。
  • (c)芳香による清涼感を目的として、セチルピリジニウム塩化物、デカリニウム塩化物が配合されている。
  • (d)咽頭の粘膜に付着したアレルゲンによる喉の不快感等の症状を鎮めることを目的として、抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
4
<解説> c.セチルピリジニウム塩化物、デカリニウム塩化物は殺菌消毒成分。

胃の薬の配合成分とその目的とする作用に関する組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)
    【配合成分】・・・炭酸マグネシウム、ボレイ
    【目的とする作用】・・・消泡
  • (b)
    【配合成分】・・・センブリ、ケイヒ
    【目的とする作用】・・・健胃
  • (c)
    【配合成分】・・・ピレンゼピン塩酸塩
    【目的とする作用】・・・胃液分泌抑制
  • (d)
    【配合成分】・・・スクラルファート、ゲファルナート
    【目的とする作用】・・・胃粘膜保護・修復

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
3
<解説> a. 炭酸マグネシウム、ボレイは制酸を目的として使用される。

漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)桂枝加芍薬湯は、体力中等度以下で腹部膨満感のある人のしぶり腹、腹痛、下痢、便秘に適すとされる。
  • (b)麻子仁丸は、体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振等の症状の緩和に適すとされる。
  • (c)防風通聖散は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、水ぶとりに適すとされる。
  • (d)大黄牡丹皮湯は、体力に関わらず広く応用され、便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振等の症状の緩和に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では不向きとされる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
1
<解説> c. 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、水ぶとりに適すとされる。
d.大黄甘草湯は、体力に関わらず広く応用され、便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振等の症状の緩和に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では不向きとされる。

ブシ(生薬)に関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

キンポウゲ科のハナトリカブトまたはオクトリカブトの( a )を減毒加工して製したものを基原とする生薬であり、( b )の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。

  1. (a)花, (b)心筋
  2. (a)蕾, (b)平滑筋
  3. (a)塊根, (b)平滑筋
  4. (a)種子, (b)骨格筋
  5. (a)塊根, (b)心筋
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答え
5
<解説> 解説は割愛いたします。

胃腸に作用する成分を服用することにより生じる副作用や基礎疾患の悪化に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)アルジオキサは、硫酸ナトリウムを成分として含むため、服用により血液中の電解質バランスが損なわれ、心臓の負担が増加する。
  • (b)心臓病の診断を受けた人が硫酸マグネシウムを服用すると、高マグネシウム血症を生じることがある。
  • (c)合成ヒドロタルサイトの服用により、腎臓病の診断を受けた人では、マグネシウム等の無機塩類の排泄が遅れたり、体内に貯留しやすくなったりする。
  • (d)胃潰瘍の診断を受けた人が次硝酸ビスマスを服用すると、損傷した粘膜からビスマスの吸収が高まるおそれがある。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
3
<解説> a.アルジオキサは、アルミニウムを成分として含むため、透析を受けている人は避ける。
b.腎臓病の診断を受けた人が硫酸マグネシウムを服用すると、高マグネシウム血症を生じることがある。

次のa~cの記述は止瀉成分について述べたものである。該当するものの正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

  • (a)収斂作用のほか、腸内で発生した有害物質を分解する作用も持つとされる。
  • (b)腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要がある。
  • (c)殺菌作用のほか、局所麻酔作用もあるとされる。

  1. (a)アクリノール, (b)ロペラミド塩酸塩, (c)ヒマシ油
  2. (a)アクリノール, (b)ビサコジル, (c)木クレオソート
  3. (a)次没食子酸ビスマス, (b)ビサコジル, (c)ヒマシ油
  4. (a)次没食子酸ビスマス, (b)ロペラミド塩酸塩, (c)木クレオソート
  5. (a)次没食子酸ビスマス, (b)ロペラミド塩酸塩, (c)ヒマシ油
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答え
4
<解説> 解説は割愛いたします。

胃腸鎮痛鎮痙薬に関する次の記述について、a~cの(  )に入る字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

急な胃腸の痛みは、主として胃腸の過剰な動き(痙攣)によって生じる。消化管の運動は( a )系の刺激によって亢進し、また、( a )系は胃液分泌の亢進にも働く。そのため、( a )の伝達物質である( b )と受容体の反応を妨げることで、その働きを抑える成分が、胃痛、腹痛、さしこみ(疝痛、癪)を鎮めること(鎮痛鎮痙)のほか、胃酸過多や( c )に対する効果も期待して用いられる。

  1. (a)交感神経, (b)アセチルコリン, (c)便秘
  2. (a)交感神経, (b)アドレナリン, (c)胸やけ
  3. (a)副交感神経, (b)アドレナリン, (c)便秘
  4. (a)副交感神経, (b)アセチルコリン, (c)胸やけ
  5. (a)副交感神経, (b)アセチルコリン, (c)便秘
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答え
4
<解説> 解説は割愛いたします。

女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。

体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り、低血圧に適すとされるが、胃腸の弱い人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。


  1. 桂枝茯苓丸
  2. 加味逍遙散
  3. 温清飲
  4. 当帰芍薬散
  5. 桃核承気湯
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答え
4
<解説> 解説は割愛いたします。

以下の内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)として用いられる漢方処方製剤のうち、マオウを含むものを一つ選びなさい。

  1. 茵蔯蒿湯
  2. 十味敗毒湯
  3. 消風散
  4. 当帰飲子
  5. 葛根湯加川芎辛夷
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答え
5
<解説> 解説は割愛いたします。

鼻炎及び鼻炎用点鼻薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)アレルギー性鼻炎は、鼻腔内に付着したウイルスや細菌が原因となって生じる鼻粘膜の炎症で、かぜの随伴症状として現れることが多い。
  • (b)アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。
  • (c)クロモグリク酸ナトリウムが配合された点鼻薬の使用は、医療機関において減感作療法等のアレルギーの治療を受けている人では、その治療の妨げとなるおそれがある。
  • (d)一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及び蓄膿症などの慢性の副鼻腔炎である。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
3
<解説> a.急性鼻炎は、鼻腔内に付着したウイルスや細菌が原因となって生じる鼻粘膜の炎症で、かぜの随伴症状として現れることが多い。
d.一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎のみで蓄膿症などの慢性の副鼻腔炎は適応外である。

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