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WEB問題集

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第265回:
“主な医薬品とその作用 Part90”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

カフェインに関する次のa~cの(  )に入る字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

カフェインは、脳に( a )興奮状態を引き起こす作用を示し、一時的に眠気や倦怠感を( b )効果がある。
また、安全使用の観点から留意すべき作用として、胃液の分泌を( c )させる作用や、心筋を興奮させる作用などがある。

  1. (a)軽い, (b)促す, (c)亢進
  2. (a)軽い, (b)抑える, (c)亢進
  3. (a)軽い, (b)抑える, (c)抑制
  4. (a)強い, (b)促す, (c)亢進
  5. (a)強い, (b)抑える, (c)抑制
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答え
2

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分に関する次のa~dの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

  • (a)ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
  • (b)スコポラミン臭化水素酸塩水和物(スコポラミン臭化水素酸塩)は、抗ヒスタミン成分であるメクリジン塩酸塩と比べて作用の持続時間が短い。
  • (c)乗物酔いの発現には不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、ブロムワレリル尿素のような鎮静成分が配合されている場合がある。
  • (d)アミノ案息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗り物酔いに伴う吐き気を抑える。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
2

小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)小児鎮静薬は、夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状を鎮めるほか、小児における虚弱体質、消化不良などの改善を目的とする医薬品である。
  • (b)症状の原因となる体質改善を目的としているため、比較的長期間(1か月ぐらい)使用されることがある。
  • (c)主な漢方処方製剤としては、桂枝加竜骨牡蛎湯、抑肝散、小建中湯がある。
  • (d)ジンコウは、ウシ科のサイカレイヨウ等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> d.ウシ科のサイカレイヨウ等の角を基原とする生薬はレイヨウカクで、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。

マオウに関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)心臓病、高血圧、糖尿病または甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。
  • (b)アドレナリンと似たはたらきをするエフェドリンを含み気管支拡張のほか、発汗促進、尿量増加(利尿)の作用も期待される。
  • (c)中枢神経系に対する作用が他の気管支拡張成分に比べ弱く、依存性がない。
  • (d)副作用として、排尿困難が現れることがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> c.中枢神経系に対する作用が他の気管支拡張成分に比べ強く、依存性がある。

次の表は、ある鎮咳去痰薬に含まれている成分の一覧である。

<12錠中>
L-カルボシステイン ― 750mg
ジヒドロコデインリン酸塩 ― 30mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 ― 75mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 ― 12mg

この鎮咳去痰薬を販売するにあたって確認すべき事項の説明として、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)アドレナリン作動成分であるdl-メチルエフェドリン塩酸塩が含まれているので、使用者が心臓病、高血圧、糖尿病または甲状腺機能障害の診断を受けていないか確認する。
  • (b)中枢神経系を興奮させる作用を示すL-カルボシステインが含まれており、てんかんの診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがあるため、使用者がてんかんの診断を受けていないか確認する。
  • (c)痰の切れを良くする作用を示すクロルフェニラミンマレイン酸塩が含まれているが、フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用もあるため、使用者が血液凝固異常のある人でないか確認する。
  • (d)麻薬性鎮咳成分であるジヒドロコデインリン酸塩が含まれており、薬物依存につながるおそれがあるため、長期連用や大量摂取をしていないか確認する。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
2
<解説> b.L-カルボシステインは、たんの中の粘性たんぱく質を溶解・低分子化して粘性を減少させる作用がある。てんかんはジプロフィリンである。
c.フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用もあるため、使用者が血液凝固異常のある人でないか確認するのはセミアルカリプロティナーゼ、ブロメラインである。

口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 噴射式の液剤では、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。
  2. 口腔内にひどいただれがある場合は、刺激感が現れやすいほか、成分の吸収によって全身的な影響も生じやすくなる。
  3. 含嗽薬は、水で用時希釈または溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。
  4. トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が早く体内に行き渡るよう、噛み砕いて飲み込んで使用する。
  5. 口腔咽喉薬には、殺菌消毒成分が配合されている製品はあるが、鎮咳成分が配合された製品はない。
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答え
4
<解説> 4.トローチ剤やドロップ剤は、噛み砕いて飲み込んで使用してはいけない。

ヨウ素系殺菌消毒成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)ヨウ素系殺菌消毒成分の口腔内使用が、甲状腺ホルモン産生に影響を与えることがあるので、バセドウ病や橋本病患者に対して特に注意が必要である。
  • (b)妊娠中に摂取されたヨウ素は、血液-胎盤関門を通過しないため、胎児に甲状腺機能障害を起こす恐れがある。
  • (c)ポビドンヨードが配合されたうがい薬(含嗽薬)では、使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
  • (d)ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるカルシウムの成分によって殺菌作用が増強されるため、そうした食品を摂取した直後の使用や混合は避ける。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> d.ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分によって殺菌作用が増強されるため、そうした食品を摂取した直後の使用や混合は避ける。

強心薬及び強心薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)1日用量中センソ1mgを超えて含有する医薬品は劇薬に指定されている。
  • (b)ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。
  • (c)苓桂朮甘湯は、連用する場合には、偽アルドステロン症に注意が必要である。
  • (d)強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> a.1日用量中センソ5mgを超えて含有する医薬品は劇薬に指定されている。

胃腸薬に含まれる成分のうち、胃酸を中和することを期待して配合される成分として、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)スクラルファート
  • (b)合成ヒドロタルサイド
  • (c)ボレイ
  • (d)トロキシピド

  1. (a,c)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
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答え
3
<解説> スクラルファート、トロキシピドは胃粘膜保護・修復作用

腸に関する病態及びその薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)腸の異常を生じる要因は、腸自体やその内容物によるものだけでなく、腸以外の病気等が自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合もある。
  • (b)瀉下薬には、腸管を刺激したり、糞便のかさや水分量を減らす働きがある成分が含まれている。
  • (c)整腸薬には、腸内細菌の数やバランスに影響を与えたり、腸の活動を促す成分が主として配合されている。
  • (d)整腸薬のうち、人体に対する作用が緩和なものは、医薬部外品として製造販売されている製品もあり、それらは配合できる成分や上限量が定められていない。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
3
<解説> b.瀉下薬には、腸管を刺激したり、糞便のかさや水分量を増やす働きがある成分が含まれている。
d.医薬部外品として製造販売されている製品もあり、それらは配合できる成分や上限量が定められている。

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